な~んにもない

もう、わけわからんわ。

矛盾

2017-11-30 22:37:32 | 日記


「何から何まで真っ暗闇よ

筋の通らぬ事ばかり

右を向いても左を見ても

馬鹿と阿呆の絡み合い

何処に男の夢がある」



ご存知、鶴田浩二の名曲『傷だらけの人生』の一節。

この歌が世に出たのは1970年と言うから、昭和45年。

それから約半世紀。

変わってないのか、一回りしたのか。

セリフ回しを除けば、ピタリと収まってしまう。



政界も角界も経済界も、

お偉方を筆頭にこぞって

関わりある身の回りの範囲しか見ないし、

イメージすらしない。




歌は次の歌詞で結ばれる。

「まっぴら御免と大手を振って

歩きたいけど歩けない

嫌だ嫌ですお天道様よ

日陰育ちの泣き所

明るすぎます俺らには」

真っ暗闇やったんと、ちゃうんかい!
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祈り

2017-11-27 18:25:18 | 日記

不安という現象は

日々の心がけや生きる意味などという論理とは

歯車がかみ合わなくなる。



意識回復への可能性が低いと診断されると

そこには、ぬかるみ的な世界しか見いだせない。

ゼロではない部分に焦点を合わせようとしても、

残りの可能性を受け止めるしかない、と呟く私がいる。




各専門医の方から、原因や今後の見通しや体の機能的現状など、それぞれの説明を聞けば聞くほど、

厚生省作成ロードマップに沿って、ベルトコンベア式に運ばれていってしまうイメージに支配される。

誰の声も届かない世界へトボトボと連れて行かれている雰囲気もする。




事実、呼吸はしているのだけれど、口や腕に多くの管が通されているだけで反応がない。

複数のモニターが何を示していて総合的に何をどのように心配するべきなのかすらわからない。

処置説明を聞いても、他の選択肢をググってみても判断はできる筈もなく、

それが正しく実行されているのかもわからない。



人ががひとであり続けることとはどういうことなのか。

その手ほどきを受けているのだろうか。

確からしいことは・・・

いのちとは炎である。そう言われれば、今はうなづけることだけだ。


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缶コーヒー

2017-11-25 06:52:10 | 日記

朝、少し暖まろうと缶コーヒーを購入。

硬貨を投入し、ボタンを押して出てきたのは冷たかった。

押したボタンを確認したが、「あたたかい」と連続記載されたエリア。




仕方なく、しばらく歩いて別の自動販売機へと移動した。

どれにしようかと眺めると、今度はお買い得賞品の文字に目が止まった。

しかし、価格の記載がない。

さっきの事もあるしなぁと考えてみた。

試しに百円玉一枚を投入。すると、そこだけランプが灯った。



缶コーヒーを口元で傾け、視線の先には桃色に染められた山並み。

「あ~、また損したなぁ。」

なかなか変わらない流れに、ほろ苦笑い味が加わった。


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我が労働

2017-11-23 07:46:27 | 日記

量や質を忘れて仕事があるということに

感謝し労働に勤しむ勤労感謝の日。




数週間先や場合によっては次週が見えない点では、日雇い労働の様ではある。

しかし、最低限二食にはありつけるし、
5~6時間の睡眠と行動の自由もある点では奴隷の様ではない。



崖っぷちをふらつきながら結果に怯えて過ごす日々は、

身体に言い訳はなく、見えないところで疾患は進んでいるようだ。




不安自体は少しも病気ではないが、
不安を恐れるという状態は病的である
と、三島由紀夫は教えてくれる。

私が垣間見る体調不安も、老化への憂いの類い。

そう考えて、身体や心は腐っても
精神の根っこは守ろうと
今日も竹槍に磨きをかけて
お日様に手を合わせ笑っている。

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三文

2017-11-16 08:26:09 | 日記

早朝、しばらく歩いていると

寒気と呼ぶにはまだ早い空気にもすぐに慣れ

橙色の朝日を浴びる頃には

「朝はいいなぁ」ってのが、浮かび流れた。




腰痛は改善しないし、胃腸の調子もよくないが

三文判の太鼓判に気を良くして

柔らかな橙色の気持ち一色に染め上がった。



仕事もラッキーに救われてはいるが

大波小波に翻弄されっぱなし。

それでも、職場へ向かう足取りは軽くなった。



カラスの声とも、信号機から流れる無機質なメロディーとも

今朝は肩を組めそうな気がした。
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