久しぶりに眠れない夜がやってきた。
すべてが馬鹿馬鹿しく虚しい。
これまで何度も味わってきた、そんな当たり前な人生の一面。
深刻と言うよりは、
この面から眺める癖がキツイのか
本当は好きなのか
この種のやりきれなさは涙と似ていて、
オーバーヒートした時の冷却装置なのかもしれない、
とも思う。
先が見通せないんなら、見えて来るまで待てばいいのだろうけれど、
不安に急き立てられて暗い方へと思考が傾いて行く。
ネガティブな発想はリスク回避に役立つ事もあるだろうけれど、
こればかりでは、そこに生きる喜びはない。
人の思惑に振り回された挙げ句、
自分自身の思惑外れに失望落胆する。
積み上げてきた人知れぬ努力に飽き飽きする。
裏切るつもりはないんやろうけど、頭から泥水が浴びせられる。
美学というもんが私にもあるとするなら、
直ぐに抜け出そうとか逃げたりせずに、
今こそジックリと身を置いたまま静かに駄目なままの私を
見つめ返さなければいけない
のになぁ。