今回ご縁があって、東京都豊島区池袋のお宅の雨漏りを修理させていただいた職人社長の安藤です。
こちらのお宅のルーフバルコニーは、すでに防水屋さんが防水工事を行っています。
一年前くらいから雨漏りがしているそうですが、前回の防水屋さんはどうやら雨漏りを止めることができなかったようです。
僕が先月調査に伺った時に気がついたのは、防水屋さんが既存ドレンの処理をしないまま、ルーフバルコニーにウレタン防水を施工していたことです。
雨漏りがしていないでのであれば、既存のドレンに手を加えないでいても、大丈夫かもしれませんが、雨漏りがしている場合はドレンも手を加えた方が良いでしょう。
こちらのお宅の現場がそうだとは言いませんが、例えば、営業会社が工事を受注した場合、利益を差し引いて下請けの防水業者に投げるわけですから、当然下請けに出す工事予算が厳しくなってしまいます。
そうなると、末端で工事をする防水職人としては、ドレンまで手をつけるとただでさえ厳しい工事金額がさらに厳しくなるので、「ドレンに欠陥があるかもしれない」と、気がついていたとしても「赤字になるからできない」または、「どうせ下請けだし、元請から言われたところだけやればいい」という考えがまず出てくるでしょう。
でも、実際そんなもんです。
最終的に割に合わない思いをするのは、消費者なんです。
嫌ですね。こんなのって。
話を施工に戻します。
このように既存のドレンに故障がある場合、または可能性がある場合、どのように修理をするかが非常に重要です。
この日、ドレンの周囲のコンクリ部分をサンダーで切り、少しずつハツリながら壊していくと、コンクリが濡れていました。
さらに作業を進めていくと、水が出てきました。
何回拭いても水が出てくる状態でした。
こんな時はしばらく乾燥させるか、トーチバーナーで強制乾燥させるかして乾かします。
ここまで既存のドレンを撤去しました。見えているのは、既存ドレンよりも先に取り付いていたステンレスで作ってある排水口です。
ここに改修ドレンを取り付けます。
改修用ドレンがどのようなものであるかは、ホームページでも紹介しているので省きます。
改修用ドレンを取り付けると、それなりの工事金額にはなってしまいますが、防水業者が提示した見積り金額だけを見て、高いとか安いとかではなく、もしも高いと感じるのであれば、どのような工夫がされているのかを聞いてみてください。
いずれにしても、最終的に工事を依頼するかどうかは、消費者の皆さんの判断です。
ドレンホースを延長しています。今回の工事は、ここまでやる必要がありました。
今でも、メールや電話でリフォームなどの営業会社から「屋上防水の面積が○○あります。いくらですか?」または、「防水工事はできますか?」、「大規模改修工事のシール工事はできますか?」というような問い合わせが毎月あります。
それだけ下請けに工事を丸投げしている営業会社のが数が多いということでもあり、丸投げすることを簡単に考えている業者があまりに多いということがわかります。
このような問い合わせには、「会社の方針として、消費者の利益を第一に考える仕事をしているため、下請けとしての工事はできません。」とお断りしています。
ドレンホースを伸ばしているので、これで安心です。
こんな感じです。これでドレンから雨漏りすることはありません。
改修ドレンを取り付けた後、ありがたいことに雨が結構降ってくれました。
先週の雨は、雨漏りの検査にはちょうど良かったようです。
今回の工事で雨漏りは完全に止まったので、お客様はとても喜んでくれました。
僕がこの仕事を続けてよかったと思うのは、雨漏りが止まり、お客様に喜んでもらえたこの瞬間ですね。
僕は、この瞬間のために、この仕事をしていると言っても過言ではありません。
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それでは、また。
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