「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

必殺雨漏り修理人の仕事~埼玉県春日部市の商業ビル、外壁のひび割れ補修~伸縮目地作成+シーリング

2020-12-27 18:28:29 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

今回ご紹介する現場は、埼玉県春日部市の駅の近くにある2階建ての商業ビルです。

現場の正面の外壁にひび割れがありました。

建物の外壁に入ったひび割れをそのまま放置してしまうと、雨漏りの原因になってしまうかもしれません。

ひび割れの原因として、もちろん地震の影響もありますが、交通量が多い幹線道路沿いの建物や線路近くにある建物は振動が建物に伝わるので、外壁に負担がかかります。

 

特に開口部付近ににひび割れが入ることがあります。

開口部とは、建物の出入り口や建具などです。

 

一度ひび割れが入った箇所は、建物が揺れた時に負担がかかる場所なので、ひび割れをただ単に埋めるだけの簡単な処理では、また同じ箇所にひび割れが入ってしまいます。

 

「ひび割れ」は、地震などの揺れでここに負担がかかっているんだ、と教えてくれていると解釈しなければなりません。

ひび割れたところが、再び地震が来た時、大型トラックが頻繁に通っても耐えられるようになんらかの工夫をしなければ、また同じところが割れてしまうことになります。

今回の現場のひび割れは、建具の角の上に一直線に入っていました。

 

ちょっと見えにくいかもしれませんが、指差しをしているところには一直線にひび割れがあります。

今後同じ場所が動いても良いようにするには、ダイヤモンドカッターを使用してひび割れたところにカッターを入れて、伸縮目地を作成しなければなりません。

今回の現場には足場があるので、カッターを入れて伸縮目地を作成することが可能ですが、梯子作業の場合はちょっときついかもしれません。

ダイヤモンドカッターで切込みを入れています。

 

ダイヤモンドカッターで切込みを入れると、ものすごい粉塵の量なので、養生をしました。

これでだいぶ違います。

というのも、ビニール養生の上には粉塵が思ったよりも溜まっていたからです。

 

まずは、ヘルメット着用。

工事をする時は必ずヘルメットを着用します。今でも足場の上でヘルメットを着用せずに、塗装をしている業者を見かけることがありますが、とんでもないことです。

粉塵用のメガネをかけて、粉塵用のマスク、それとマスクを2枚、その隣がダイヤモンドカッター、軍手です。

伸縮目地作成のためのカッター入れが終わると、必殺雨漏り修理人の安藤さんの保護メガネは真っ白、マスクは3重にしましたが、それでも多少吸ってしまいました。

シーリングガンで材料を充てんします。

もちろんテーピングをしてからプライマー塗布をしています。

プライマーを塗らないとシーリング材が接着しないので、シーリングをしても意味がありません。

仕上バッカーで仕上げてテープの除去。

テープを除去すると、こんな感じです。

今回はこの上に水性弾性セラミシリコン塗装をするので、テーピングをしても直線は塗装で隠れてしまいますが、それでもテーピングをするのはプロの仕事だからです。

ひび割れた箇所は、このように伸縮目地を作成してからシーリング材を充てんして、地震などの揺れがあっても影響を受けにくいようにしておくことが必要です。

外壁のひび割れ処理は、ダイヤモンドカッターを使用して伸縮目地を作成してから、シーリングをすること、これは外壁工事の基本です。

 

これも必殺雨漏り修理人の仕事です。

外壁塗装の下になる箇所は塗装工事が完了すると見えなくなりますが、この見えないところをどう処理をするかによって、思ったよりもダメになるのが早かったり、地震が来てもなんの影響も受けていなかったり、結果に差が出てくるものです。

 

安い塗装工事のチラシを見かけますが、この金額を塗装工事、外壁工事、防水工事の見積もりの判断基準にすると、後で泣くことになりますよ。

塗装をしたばかりなのに雨漏りが止まらない、業者は修理をしてくれない、という問い合わせも今までに数多く頂いています。

塗装の下になる箇所の処理の仕方の良し悪しで、数年後にその差がはっきりと出てしまうので、気をつけたいところです

 

 

必殺雨漏り修理人は、いつも工事は本気で真剣。

それでは、また。

 

◎コロナ禍での雨漏り調査,見積もりについて:

「新しい生活様式」、ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。

新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。

(戸田市商工会議所から頂いたコロナ対策実施中のステッカー/当工事店は本気でコロナ対策実施中です。)

 

毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。

私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。

*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。

必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。

写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。

建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。

寸法を記入していただけると助かります。

 

*日本ではソーシャルディスタンスが2mと言われています。守りましょう2mの距離。

雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、部屋の窓は開けて換気をお願いします。

 

 

雨漏りの情報は、「必殺雨漏り修理人」でもご覧いただけます。

 

東京/埼玉 必殺雨漏り修理人

職人社長の安藤

 

 

 

 

 

 

 

 

 


必殺雨漏り修理人の仕事~春日部市ALC外壁のアクリルシーリング~昭和の思い出編

2020-12-13 19:13:22 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

埼玉県さいたま市/戸田市を中心に20km圏内で雨漏り調査、修理、防水工事をさせていただいております。

必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

埼玉県春日部市で現在施工中のALC外壁のシーリング工事、塗装工事の現場をご紹介いたします。

今回は諸事情により、ALC外壁の目地に使用するのはアクリルシーリング材です。

アクリルシーリング材、久しぶりに材料する材料です。

昭和の時代、RC外壁の新築ビル、マンションのシーリングが多かったのですが、ALC外壁のビル、マンション、個人邸などの新築工事も結構多かったので、アクリルシーリング材もよく使用していました。

当時、建築業界は重層下請けが当たり前で、私は末端のシーリング職人として、現場から現場へ飛び回っていた頃の話です。

 

その頃、ALC外壁の版間目地シーリングに使用されていたのがアクリルシーリング材でした。

アクリルシーリング材は一斗缶入りで、これを持って足場から足場へ上がっていくんです。

 

丸太を使用した足場が当たり前だった頃、一斗缶を持って1階から2階へ、2階から3階、3階から4階、5階へ上がっていくんです。でも、それが当たり前でした。

平成、令和の足場は上がりやすい、移動しやすい、材料、道具を置いても落ちることないがない、足場としてはとても良い足場です。

一斗缶の中のこの白いのがアクリルシーリング材です。

シーリングガンをこのように一斗缶の中に突っ込んで、材料を吸い上げるんです。

 

昔は丸太足場の上に一斗缶を置いて、これをやっていたなんで、今思うと凄いことです。

丸太足場は丸太の太さが均一ではありません。

細い丸太と太い丸太を番線で結束しているので、高さも一定ではありません。

いつも不安定、一斗缶を足場の上に置くと、どんなに気をつけて置いても材料が傾いていました。

そんな中でも、仕事をしていたんです。

それと、今では落下防止、飛散防止のための養生シートを張っているのが当たり前ですが、当時はそんなものなかったんです。

一斗缶を持って足場を移動する時は、左手で材料を持って、右手で頭上の丸太足場をつかんで、前へ進んだものです。

危険な思いは何度もしました。

今思うと、あの頃の建築現場全般の安全衛生に対する意識はなんだったのでしょうか、本当にすごい時代だったんだな、と思います。

でも、それが当たり前だったので、末端のシーリング職人は文句も言わず、毎日現場をこなしていました。

当時、アクリルシーリングを使用した事があるほとんどのシーリング職人が経験したと思うことが、降雨の影響でアクリルシーリング材が溶けて流れてしまった、という経験です。

 

これはキツイですね。

あの危険な丸太足場の上で、仕事をした上に材料が降雨で流れてしまった、なんて。

後日、再施工ですよ、再施工。

昭和の時代はALC外壁の版間シーリングの仕事が結構多かったので、ALC版間シーリングを専門でやっていたシーリング職人もいました。

私は違いましたけどね。

 

私はRC外壁の打継、タイル目地、ALC外壁も建具廻り、パネル目地、ガラス廻り、などのシーリングを施工していたので、たまにALC版間のシーリングもしていた程度でしたが、そんな私も雨の影響でアクリルシーリング材が溶けて流れてしまった、という苦い経験をしています。

昭和の時代は天気予報はテレビかラジオだけ、天気予報はハズレが多い、しかも大雑把な天気予報だったから、現場施工の予定が混み合っている時にアクリルシーリング材を使用する工事は、賭けだった。

そんなことを思い出します。

アクリルシーリング材を使用した後の片付けの時は、シーリングガン、ヘラなどを水を使用して洗浄をします。

ウレタン、ポリサルファイド、変成シリコン、シリコンなどを使用した時は、シンナーを使用して洗浄するので、頭がクラクラすることもありましたが、アクリルシーリング材は水で洗浄できるところが良いですね。

今回、久しぶりにアクリルシーリング材を使用しました。

シーリング工事が終われば、次は塗装工事ですが、12月は気温が低いので、アクリルシーリング材が硬化するまで数日かかります、

アクリルシーリング材が硬化するまで、とにかく雨が降らないことを祈るだけです。

 

工事はいつも本気で真剣、全力を尽くしています。

 

それでは、また。

必殺雨漏り修理人、職人社長の安藤

 

 

◎コロナ禍での雨漏り調査,見積もりについて:

「新しい生活様式」、ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。

新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。

(戸田市商工会議所から頂いたコロナ対策実施中のステッカー/当工事店は本気でコロナ対策実施中です。)

 

毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。

私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。

*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。

必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。

写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。

建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。

寸法を記入していただけると助かります。

 

*日本ではソーシャルディスタンスが2mと言われています。守りましょう2mの距離。

雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、部屋の窓は開けて換気をお願いします。

 

 

雨漏りの情報は、「必殺雨漏り修理人」でもご覧いただけます。

 

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