必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
今回ご紹介する現場は、埼玉県春日部市の駅の近くにある2階建ての商業ビルです。
現場の正面の外壁にひび割れがありました。
建物の外壁に入ったひび割れをそのまま放置してしまうと、雨漏りの原因になってしまうかもしれません。
ひび割れの原因として、もちろん地震の影響もありますが、交通量が多い幹線道路沿いの建物や線路近くにある建物は振動が建物に伝わるので、外壁に負担がかかります。
特に開口部付近ににひび割れが入ることがあります。
開口部とは、建物の出入り口や建具などです。
一度ひび割れが入った箇所は、建物が揺れた時に負担がかかる場所なので、ひび割れをただ単に埋めるだけの簡単な処理では、また同じ箇所にひび割れが入ってしまいます。
「ひび割れ」は、地震などの揺れでここに負担がかかっているんだ、と教えてくれていると解釈しなければなりません。
ひび割れたところが、再び地震が来た時、大型トラックが頻繁に通っても耐えられるようになんらかの工夫をしなければ、また同じところが割れてしまうことになります。
今回の現場のひび割れは、建具の角の上に一直線に入っていました。
ちょっと見えにくいかもしれませんが、指差しをしているところには一直線にひび割れがあります。
今後同じ場所が動いても良いようにするには、ダイヤモンドカッターを使用してひび割れたところにカッターを入れて、伸縮目地を作成しなければなりません。
今回の現場には足場があるので、カッターを入れて伸縮目地を作成することが可能ですが、梯子作業の場合はちょっときついかもしれません。
ダイヤモンドカッターで切込みを入れています。
ダイヤモンドカッターで切込みを入れると、ものすごい粉塵の量なので、養生をしました。
これでだいぶ違います。
というのも、ビニール養生の上には粉塵が思ったよりも溜まっていたからです。
まずは、ヘルメット着用。
工事をする時は必ずヘルメットを着用します。今でも足場の上でヘルメットを着用せずに、塗装をしている業者を見かけることがありますが、とんでもないことです。
粉塵用のメガネをかけて、粉塵用のマスク、それとマスクを2枚、その隣がダイヤモンドカッター、軍手です。
伸縮目地作成のためのカッター入れが終わると、必殺雨漏り修理人の安藤さんの保護メガネは真っ白、マスクは3重にしましたが、それでも多少吸ってしまいました。
シーリングガンで材料を充てんします。
もちろんテーピングをしてからプライマー塗布をしています。
プライマーを塗らないとシーリング材が接着しないので、シーリングをしても意味がありません。
仕上バッカーで仕上げてテープの除去。
テープを除去すると、こんな感じです。
今回はこの上に水性弾性セラミシリコン塗装をするので、テーピングをしても直線は塗装で隠れてしまいますが、それでもテーピングをするのはプロの仕事だからです。
ひび割れた箇所は、このように伸縮目地を作成してからシーリング材を充てんして、地震などの揺れがあっても影響を受けにくいようにしておくことが必要です。
外壁のひび割れ処理は、ダイヤモンドカッターを使用して伸縮目地を作成してから、シーリングをすること、これは外壁工事の基本です。
これも必殺雨漏り修理人の仕事です。
外壁塗装の下になる箇所は塗装工事が完了すると見えなくなりますが、この見えないところをどう処理をするかによって、思ったよりもダメになるのが早かったり、地震が来てもなんの影響も受けていなかったり、結果に差が出てくるものです。
安い塗装工事のチラシを見かけますが、この金額を塗装工事、外壁工事、防水工事の見積もりの判断基準にすると、後で泣くことになりますよ。
塗装をしたばかりなのに雨漏りが止まらない、業者は修理をしてくれない、という問い合わせも今までに数多く頂いています。
塗装の下になる箇所の処理の仕方の良し悪しで、数年後にその差がはっきりと出てしまうので、気をつけたいところです
必殺雨漏り修理人は、いつも工事は本気で真剣。
それでは、また。
◎コロナ禍での雨漏り調査,見積もりについて:
「新しい生活様式」、ソーシャルディスタンス、マスク着用、手洗い、手指消毒は今や当たり前のことなっています。
新型コロナウイルスが猛威を振るうこのご時世、必殺雨漏り修理人は除菌アルコールタイプのウエットテッシュを常に持ち歩き、マスクを着用して雨漏り調査をしています。
(戸田市商工会議所から頂いたコロナ対策実施中のステッカー/当工事店は本気でコロナ対策実施中です。)
毎日、マスクの着用、うがい、手洗いの徹底、アルコールジェルで手指消毒、作業服はアルコール配合のファブリーズでシュッシュッしています。今、やるべきことは当然やっています。
私が雨漏り調査に伺う時は安全ですので、ご安心ください。
*現場によっては、家の中に一歩も入らずに雨漏り調査ができます。
必要になるのは、雨漏りしている箇所の写真4~5枚と建築図面(平面図、立面図)のコピーです。
写真は部屋出入り口から1枚、近寄って1枚、さらに左右で2枚、近づいて1枚、指をさしていただけると更にわかりやすい写真になります。
建築図面が見つからなかったら、手書きの図面でも構いません。
寸法を記入していただけると助かります。
*日本ではソーシャルディスタンスが2mと言われています。守りましょう2mの距離。
雨漏り調査時は、三密(密閉、密集、密接)を避け、最小限の接触になるように工夫をしますので、部屋の窓は開けて換気をお願いします。
雨漏りの情報は、「必殺雨漏り修理人」でもご覧いただけます。
東京/埼玉 必殺雨漏り修理人
職人社長の安藤