千葉県野田市の職人魂の防水屋、必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。
「職人魂の防水屋、必殺雨漏り修理人の仕事~埼玉県新座市の雨漏り修理 1」の続きです。改修用ドレンを取付けてから想定外のことが起きました。
外部水道からホースを屋根まで伸ばして放水してみると、外部の雨樋の取り付け部分、軒天井下のサッシの隙間から水が漏れ始め、次に室内側のサッシと木枠の隙間から水が漏れてきました。
写真は既存の雨樋です。改修用ドレンのジャバラホースは、既存の塩ビパイプのエルボ(塩ビパイプの継手で、曲がっているヤツ)まで行っているはずです。私は何度も計測をし、確認の上に確認を重ね、改修用ドレンを取付けているので、ジャバラホースの端末がある塩ビパイプのエルボの辺りに何かが起こっていると判断しました。
こうなると、既存の雨樋を切断するして、何が起こっているのか確かめるしかありません。既に雨樋の部材の準備はできています。切断することで、既存の雨樋は使用できなくなりますが、切断して確かめます。
上の写真の曲がっている部分をまず切断をして確認をします。この部分には、特注の長いジャバラホースが来ているはずなので、ジャバラホースを傷つけないように慎重にゆっくり切断をします。
切り込みが入りました。ゆっくり切断します。まずは、雨樋を取り外して確認をします。
雨樋を撤去しました。結構長めに既存の雨樋のエルボまでジャバラホースが来ていました。改修用ドレン取付時にはジャバラホースの長さを測って取付けているので、ここで間違えるはずはない、と思っていました。取付けに関しては問題ありませんでした。
撤去した雨樋の中を見ると、.....土です。土が結構溜まっていました。
塩ビパイプのエルボの所にも土です。土が溜まっていました。屋根の排水口に水を流した時、水の量が少ないように感じたので、なにかがあるとは思っていましたが、やっぱりです。
塩ビパイプの中には、土が詰まっていて排水が悪くなっていたのです。雨水の全てではなく少しは流れ出ますが、塩ビパイプの中に土が詰まっていたので、オーバーフローをして軒天井の中に溢れ出していた、というわけです。
今回の現場の雨漏りの主要原因は3つありました。
1.側溝部分の排水口取付け部にあった隙間からの雨水の侵入 2.建物内にある排水口下の塩ビパイプの取り付け部分の隙間からの雨水の侵入 3.塩ビパイプのエルボ付近に溜まった土によるオーバーフロー、の3項目
その他に4.トタン屋根は釘で固定していたため、釘周囲の隙間。
5.新築時の屋根業者の棟板金部分の取付け方が左右違っていたので、片側のみ台風、強風時に雨が入りやすくなっていることがわかりました。
6.トタン屋根の下のアスファルトの防水紙はボロボロになっていて、既に防水紙が全くない箇所があるため、台風、強風時の雨が侵入した際は、無防備な状態になっていること。
以上、合計雨漏りに関係する箇所が、6項目もありました。
雨漏りには複数箇所の雨水の侵入口から1箇所の出口へ雨水が集まり室内へ排出される、ということが多々ありますので、雨漏りの原因を一つ一つ処理していくことで、雨漏りを止めることができます。
新しい雨樋部材を取付けてから、確認のため水を流しましたが、今度は水が漏れ出すことはありませんでした。
これで、今回の雨漏り修理は完了です。雨漏りは精神的苦痛です。雨漏りが止まらなければ、長期間かなりのストレスを感じると思います。
職人魂の防水屋、必殺雨漏り修理人は、雨漏りを止めるために全力を尽くします。
この現場をやり終えた後、近くのコンビニで自分にご褒美という意味で、ホットコーヒーを飲んでいます。
仕事をやり遂げた後の達成感、これです。この達成感、満足感の中で飲むコンビニの1杯のホットコーヒー、やっぱり最高です。
雨漏りでお困りの時は、必殺雨漏り修理人を思い出していただけると幸いです。
それでは、また。
雨漏りを斬る!
必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤
(2023.05.15)