「雨漏り修理、防水工事」職人魂の防水屋、職人社長安藤のblog

雨漏り診断士、1級防水技能士、2級建築施工管理技士の有資格者である職人社長安藤の「雨漏り修理・防水工事」に関するblog

埼玉県越谷市の雨漏り修理~千葉県野田市の必殺雨漏り修理人の日記~お客様よりいただいた工事の御礼メール

2023-03-22 18:44:49 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

千葉県野田市の必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

私は職人を長く続けていますが、この仕事をやり続けていて本当に良かった、と思うことがあります。それは、雨漏り修理・防水工事が終わって、しばらくしてからお客様からいただくメールです。

工事が終わって数ヶ月してから、雨漏りが止まったとか、工事をしてよかったとか、このようなメールをいただくと、仕事のし過ぎで疲れ切っていても、元気が出ますね。

 

私は結構単純なのかもしれませんが、お客様からのこのようなメールで簡単に元気になれるんです。

最近も嬉しいことがありました。令和1年にバルコニーの雨漏り対策工事(ドレン改修+雨漏り危険箇所シーリング)を施工させていただいた埼玉県越谷市お客様からメールをいただきました。

「以後雨漏りはなく3年以上経過しましたが、一度点検いただき、ウレタン防水工事を検討したいと思います。」というメールでした。

 

リピーターのお客様からのご依頼は結構多いのですが、やっぱり嬉しいですね。

工事が完了後、台風が続けて来たようです。御礼のメールは10月16日にいただいていました。

ありがたいですね。点検に伺わせていただくことになりました。埼玉県戸田市から千葉県野田市へ移転してから、越谷市は近くなりました。最近遠いところでは、東京都浅草、埼玉県新座市、志木市がありましたから、越谷市はものすごく近く感じますね。

 

この時の雨漏り対策工事の写真がありましたので、私と一緒に見ていきましょう。

まず、施工する箇所の清掃をしていますね。この時の雨漏り対策工事では、防水平場と防水立上りの接合する部分、入隅をシーリングするので、清掃をしてきれいにしています。

写真を見ると、排水口の中に清掃用のワイヤーが写真に写っているので、どうやら、コイツを突っ込んで、排水口の中の清掃までやっているようです。そこまでやったんですね。写真は真実を語っています。

いつも調査で使用しているペンライトで排水口の中の確認をしています。

改修用鉛ドレンを取り付けるためにサンダーでFRP防水をカットしています。カットしてFRP防水を撤去すると多少ケレンをして下地調整が必要です。排水口の周囲の切り取る部分は大きすぎず、小さすぎずです。3年前はFRP防水の上に新規防水の施工をしないで、雨漏りを止めるやり方です。

改修用ドレン取付とシーリングで雨漏りを止めるので、やり残しがないように慎重に確認をしながら、施工を進めていきます。施工、確認、施工、確認の繰り返しです。

テーピングをして、シーリングプライマーをしっかり塗布して接着を良くします。

戸袋の下は見えないし、やりにくいので、ペンライトで照らしながら、プライマー塗布、シーリング。何度も確認をしながらしっかりと施工します。

テープを除去するとこんな感じになります。やはりテーピングをやって、線をしっかりと出す、これで美しい仕上げになります。

既存のFRP防水は硬い防水層なので、地震などの動きで、ヒビが入ったり、不具合が起こることがあります。この時はポイントを押さえた雨漏り対策工事のみで、工事金額を抑えています。

過剰な工事で工事金額を高くしないこと、これがお客様にとって一番良いことだと思っています。私も工事を離れれば、消費者なので、工事は安いほうが良いですよね。見積りは、いつも工事プランいくつか提出しています。

はい、こんな感じで仕上がりました。次回、この上にウレタン防水をするまで、この状態で大丈夫です。。。。。あれから、もう3年経ちました。。。。その次回、というやつが来たようです。

真面目に工事をしていれば、3年後もお客様から声をかけていただける、ということです。

 

それでは、また。

 

雨漏りを斬る!

必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤

(2023.3.21)

 

 


埼玉県さいたま市の雨漏り調査~千葉県野田市の必殺雨漏り修理人の雨漏り調査記録

2023-03-15 20:12:00 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

千葉県野田市の必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

今回、必殺雨漏り修理人の雨漏り調査記録の中からご紹介するのは、埼玉県さいたま市の雨漏りの現場です。

現場はサイディング外壁の3階建てで、もともと車庫だった1階を増築した、ということでした。雨漏りがしている所は増築部分です。増築部分からの雨漏りは多いような気がします。それはなぜでしょう。

 

増築すると雨漏りしやすいのは、請け負った工務店やリフォーム業者が構造をよく考えて適切な防水処理をしていないからなんだろうな、と思います。

増築。。。

今までなかったところに壁を作る、道路側へ向かって新しい1階部分が出っ張って床面積が増加する。今までなかった部屋ができるのだから、当然新しい屋根、新しい壁ができる。古い壁と新しい屋根が接合する。古い壁と新しい壁が接合する。この接合する部分に問題が発生しやすのです。

古い材料と新しい材料が取り合う部分の防水処理は大丈夫ですか?

 

雨漏りするということは、防水紙をうまく使っていないのかもしれません。防水をすべきところをやっていないのかもしれません。シーリング材1本使えば、雨漏りしなかったかもしれません。。。。。ですね。

雨漏りするかしないかは、ちょっとやばいかも、と思った時にすぐやるか、後回しにしてそのまま忘れてしまうか、自分の仕事じゃない、別の業者がやるだろう、とか、実はそんなことも原因になっているのかもしれませんね。

 

増築工事をする側が防水処理が必要な工事箇所に気がつくか、気がつかないか、本当に運命の分かれ道です。。。

雨漏り調査中、原因がわかりにくい雨漏りの場合、いろんなところを切り取って、確認をしながら調査を進めたりもします。

そんな時に必要な道具がペンライトと鏡です。錆びているところはないか、おかしな隙間はないか、よく見ながら調査を進めていきます。

雨漏りを止めるためには、目視調査ではどうしようもない時もあります。そんな時はサンダーで外壁を切断して、確認することもありますが、切り取る部分は最小限にしています。

この部分は調査が終わると、元に戻さなくてはなりません。切り取った所の修復をしっかりやって処理をしておきます。ここが原因で余計な雨漏り、なんてことは、職人としてダサすぎますから。

こんな感じで切り込みを入れれば、サイディング外壁はこのとおりです。

中には断熱材が入っていました。これも取らないと、見たいところが見えません。

断熱材を除去すると、見たい所がやっと見えてきました。そうです。ここが見たかったんです。

それでも、まだ見えにくい。構造上見えない、見えにくい所もやっぱり出てくるものです。

内側へ回って、内側の壁を剥がして見ることにしました。内壁が取れないので、この状態のまま中に入ります。外から切り取った部分が見えます。これで、見たい所が見えてきました。

開けたらもとに戻さなくてはならないので、確認をしながら、雨漏り修理(シーリング)をします。

注意深く確認、シーリング、確認、シーリングの連続で雨漏り危険箇所をなくしていきます。ただ、構造上シーリング材が入っていかないし、とてもやりにくいかった。

とにかく今できることを、精一杯やるだけです。仕事は常に全力を尽くすのみです。内壁が取れないし、取れてしまったら、復旧できないかもしれないような、悪条件のくっそ狭い中、必殺雨漏り修理人は、本気で真剣に雨漏り調査しながら、雨漏り修理をやり続けています。

 

雨漏り調査に伺った初日はペンライト、鏡を使用して目視調査行いますが、雨漏り修理の時もペンライト、鏡を使いながら、雨漏りを追跡、原因の確認、雨漏り修理、この繰り返しです。

この繰り返しによって、より確実な施工をすることが可能になるのです。

 

私は職人、昭和の時代より現場で学び、鍛えられ、経験を積んだ防水屋『必殺雨漏り修理人』。

雨漏りでお困りの時、必殺雨漏り修理人を思い出していただけると、幸いです。

 

それでは、また。

ごきげんよう。

 

 

雨漏りを斬る!

必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤

(2023.03.14)

 

 


埼玉県白岡市の雨漏り調査~千葉県野田市の必殺雨漏り修理人の雨漏り調査記録

2023-03-08 20:51:59 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

昭和の時代、私は「職人」として鍛えられ、平成の時代、法人化、その後は「経営者」として鍛えられ、令和の時代、やっぱり現場が好きで職人として現場施工を中心にスケジュールを組んでいる千葉県野田市の必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

 

それでは、必殺雨漏り修理人の雨漏り調査記録の中から、今回ご紹介するのは埼玉県白岡市の雨漏り調査の現場です。距離的には、千葉県野田市から片道20kmくらいなので、最近調査に伺った東京都台東区浅草の現場よりもかなり近い気がします。

こちらの現場はALC外壁の3階建て、築35年位、1階が店舗、2階、3階が住居になっています。いつものように雨漏りしている室内から調査を始めさせていただました。

和室の壁に数か所の雨染みがありました。この日撮影した調査写真は結構多いので、全ての部屋の雨漏りの説明ではなく、その中の2部屋の雨漏り箇所についてご紹介いたします。

この部屋の天井は、雨漏りに結構やられていました。天井の中にある断熱材が見えています。

この写真は別の部屋ですが、天井部分は断熱材がはっきり見えます。それとはALC外壁も見えてます。内壁まで雨漏りにやられてしまったのでしょう。

今回は下から上へ、1階から階段、2階、階段、3階、階段、屋上、この順序で拝見させていただきました。

写真は屋上です。

屋上に上がると、保護コンクリが打設してありますが、黒い棒のようなものが飛び出していたり、波打っていました。

この縦横の黒いヤツ、これは伸縮目地です。

伸縮目地とは、コンクリートのひび割れや亀裂を防止、または最小限にすることを目的に施工されています。伸縮目地の材料として使用されているエラスタイトは残念なことに紫外線に強くない、というデメリットがあります。

写真を見てください。波を打ったり、反り上がったり、浮き上がったりしているのは、紫外線にやられてしまったためです。残念ですが、紫外線は強敵なんです。

 

昭和の時代の伸縮目地についてちょっと語っちゃいます。

当時は、保護コンクリに伸縮目地をつくる時は、左官屋さんが目地棒を入れて仕上げていました。目地棒は伸縮目地ではありません。念のため。

コンクリが固まったら、目地棒が除去されます。目地棒を除去すると、目地棒が入っていた所は、縦横、何もない目地のままの状態になります。

 

次の施工はシーリング職人による伸縮目地シーリングです。巾は25mm位だったと思います。もちろんもう少し広かったり、多少狭かったり、していましたね。

何もないこの目地にシーリングを施工、これが伸縮目地でした。

なぜそんなことが言えるのか、というと、当時私は実際にシーリング職人として伸縮目地シーリングをしていたからです。

 

さて、話を戻しましょう。

保護コンクリの下には防水層がありますが、保護コンクリがあるので、防水層の状態の確認ができません。ただ、3階の部屋の雨漏りは排水口側の天井なので、排水口側の平場と立上りの辺りに欠陥があるのかもしれません。

それと排水口廻りの防水材にも欠陥があるのかもしれません。お客様の話では、屋上のゴムシート防水が雨漏りしたので、保護コンクリを打設したとのことでした。

保護コンクリ打設は、建物を建ててまもなくのことらしいので、ゴムシート防水の施工に問題があったのかもしれません。

今では、雨が降れば、翌日まで天井から雨がポタポタ落ちてくるそうです。

 

今、現場の保護コンクリの下は、雨が降るとプール状態になっていると思いますので、今回の雨漏りを止めるには、ウレタン防水通気緩衝工法が適していると思います。

通気緩衝工法とは、通気シートを貼り付けて、ウレタン防水、通気シートを通過した湿気を小さな煙突(脱気筒)から抜く工法です。この工法だと、膨れにくい防水層を形成することが可能です。

今回の現場でウレタン防水密着工法を施工すると、100%膨れると思います。やってはいけない工法です。逃げられない湿気が防水層を持ち上げて膨れてしまうので、補修が大変です。

写真は屋上へ出るドアです。水切下をいつものように鏡を使用して確認すると、低い立上りと水切りとの間にシーリングは施工してありませんでした。

ただそこには大きな隙間があるだけでした。残念な雨水の進入口になっていました。

その他にALC版のひび割れです。ひび割れは見逃してはいけない雨漏り危険箇所です。

 

雨漏り調査で私が重要だと思うことは、まずヒヤリングです。現場の雨漏りを一番良く知っているのは、エンドユーザー様です。私の場合は雨漏り調査に伺う前の段階で、できるだけ細かく情報を得るようにしています。ただ雨漏り調査の時には変な先入観を持たないように気をつけています。

先入観を持たずに雨漏り調査をすることで、よりはっきりと雨漏りが見えてくるからです。それと調査の時は、写真をたくさん撮ること。事務所へ帰ってから何度も見るためです。だから写真は多いほうがいい。

次に鏡と小型の懐中電灯ですね。現場では必ず使っています。

雨漏りを止めるには、しっかりとした雨漏り調査が必要です。お問合せでいただいた住所を入力して、インターネットで現場の地図を見て、建物の大きさ、形状などを確認します。

 

時には航空写真で建物を何度も見ることもあります。もちろんプリントアウトして、現地調査の時に持参して、照らし合わせて確認をすることもあります。

「雨漏り調査」、私の場合、それは現場へ調査へ伺う前から既に始まっています。

雨漏り調査も本気で真剣!工事の時ももちろん本気で真剣、全力を尽くしています。

 

お困りの時は、お問合せください。

 

それでは、また。

 

雨漏りを斬る!

必殺雨漏り修理人 (2023.03.08)


千葉県野田市の必殺雨漏り修理人、屋上防水の確認&排水口の清掃メンテンス~東京台東区浅草のマンション

2023-03-03 20:00:52 | 雨漏り調査・診断・修理・防水工事

千葉県野田市を起点に雨漏り修理・防水工事のエリア(千葉、埼玉、茨城、たまに東京)を古いスバルの軽バンで走りまくっている職人魂の防水屋、必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤です。

前回の東京台東区浅草の雨漏り調査が終わった後に行った現場が、今回ご紹介するの6階建てのマンションです。

 

6階建てのマンションの屋根へ持参した小さな梯子を使って、ハッチを開けて屋根へ出ると、見晴らしが良すぎるくらい良く、気がつくとこの屋根から見えた背の高いマンションが1つ消えていました。

なにげに屋根から下を見ると、あの感覚が......

屋根の上から下を見ると、腰から下に走るあのゾワゾワする感覚は、一体何なんでしょうか。屋根の笠木に両手でつかまって、下を見下ろした時のたまに地上に吸い込まれそうになるあの感覚、......正直、普通に怖いです。

 

マンションの屋根はゴムシート防水で施工してありますが、これは当工事店の施工ではありません。

それでも、当工事店が屋根のメンテナンスをするのは、このマンションのオーナー様が東京ではなく、大阪にいらっしゃるからなんです。

忙しい中、大阪から東京まで屋根防水の確認やドレンの清掃をするためにわざわざ来ることができないので、当工事店にご依頼をされたわけです。

排水口の清掃とカバーの奥の状態の確認をします。

まず、排水口のカバーを取らなくてはならないので、ドライバーでネジを取るわけですが、たまにネジの締め付けが強すぎて回らない時やネジが錆びていてドライバーが全く回らない時があります。

そんな時は、潤滑剤を吹き付けてしばらく待ってからドライバーを回すと、仕事がしやすいです。無理に回すとネジの頭がバカになって取れなくなるので、気をつけなければなりません。

排水口のカバーはゴミが入らないようにするためのものなので、清掃が必要です。

排水口周囲に溜まった土、髪、ゴミ等、刷毛を使ってきれいに落とします。2年位前のコロナ禍に1度来て排水口の清掃メンテナンスをしていますが、思ったよりもゴミは溜まるもんですね。

清掃、大事なことです。

排水口へ雨水が流れてきます。6階建てのマンションの屋根の上でも、土が溜まります。防水材は雨水から建物を守りますが、いつもきれいな状態にしてあげないと、雨水が溜まってしまいます。

ゴミが詰まれば、雨水も溜まるし、排水口の流れに影響を与えてしまいます。台風、強風、豪雨の時、タオルが飛んで来て、排水口を塞いでしまった現場が以前ありました。

もし、タオルが飛んでくる前に既に土でが溜まって詰まっていたとしたら、飛んできたタオルで排水口を塞いでしまう可能性が高くなります。屋根に使用されている防水材は、ただでさえ紫外線の影響を受けてお疲れさんです。少しでも良い状態を維持するには、やはり清掃が必要なんです。

排水口の周囲の土を落とすだけの簡単な作業で、雨漏りの危険が少なくなるのであれば、やってみる価値はある、というものです。

排水口の清掃中に防水材の亀裂を発見することもあります。そんな時はすぐにホームセンターへ行ってシーリング材を買って帰って、自分で施工する事もできます。自分でできることをやるだけで、業者に数万円支払うこともなくなるかもしれません。

清掃が終わって、最後に潤滑剤のスプレーをシュッ、としておけば、更にいいですね。

排水口の清掃は簡単な作業ですが、土が溜まっていても気が付かなかったり、多少溜まっていても、また今度でいいか、とか、軽視しがちかもしれません。

 

ユーザーの皆さん、オーナーの皆さん、屋根防水の新築時の良い状態を維持するために、排水口の清掃、一度やってみてください。その時に、排水口周囲の防水層に違和感を感じた時は、専門業者に相談することもできます。

雨漏り、防水工事でお困りの時、必殺雨漏り修理人を思い出していただけると、幸いです。

 

それでは、また。

 

必殺雨漏り修理人/職人社長の安藤

(2023.03.03)