今朝(15日)、セネガルのダカールにあるらしい難民キャンプに避難している(と言っている)23歳の女性から、長文メールを受け取りました。・・・が、これは後の検索で、どうやら詐欺師らしいことが判明したので(というか、はじめから怪しかったけど)、今は深入りせずに放置してます。
そんなわけで、今日は皆さんがこういう手口の被害に遭わないように情報提供して、注意を促すことにしました。かなり長いですが、どういうものか分かると思うのでやりとりを載せていきます。相手の同情を誘う内容のメールですが、その実、怪しさプンプンです。
僕は、危険水域ギリギリまで入ってしまいましたが(大した英語力もないのに)、皆さんは決してしないで下さいね。僕も、もうこういう怖いことはしたくない^^;
もし似た手口のメールが来たら即刻、無視を決め込みましょう。また、行政関係の方がこれを読まれていたら、更なる注意を呼びかけていただきたいと思います。
さて、はじまりはJango(音楽サイト)を通じてきた一通のメールでした。
(他に同手口のメールを交わした方も、こうしたコミュニティサイトが発端であったことが多いようです。特に出会い系が狙われやすいそうです。なお、Jangoは単に悪用されたに過ぎません。)
まずは、僕のところに来た一通目のキャプチャです。
(以下、すべて画像です。僕のサイトに使っているメアドによる交信)
んー、なになに、「僕と連絡を取るように魂が告げた」だって?
わざわざ翻訳サイトまで使って、「重要(important)」で「緊急(urgent)」な問題(issue)を抱えていることを伝えようとしています。それなのに、なに?
後半の「私の甘い画像(my sweet picture)」ってのは。もう、ここからして訝しい。
なぜJango内のメールシステムを使わないのか(hotmailを指定してくるのか)、また、彼女(!?)のJangoのページもこの前日くらいに作成されたばかりで、ほとんど手がつけられておらず、テキトーな写真すらUPされてない。
で、まあ、この時は怪しいとは思いつつ、一応、何が問題なのか訊ねてみることに。
Jango内のプロフィールに関係することなのかもしれないと思ったし。
以下は、その時に僕が書いた返信です。
僕の英語が下手なのは、この際、問題にしないで下さい。恥を忍んで出していますので
送ってから気が付いたけど、「hello」が「hellow」になってた。自分で苦笑い。
「重要」って? 「緊急」って何? と、すごく端的なメールですが^^;
ちなみに、JangoやMixiでは、僕は「ON/OFF」という名前を使ってます。
で、これを書いた後に来たのが、次のメール。
これがまあ、長いったらなんの。しかも内容がびっくり仰天っていうか、「Huh??」っていうか。
まあ、読める人は読んでください。すごいですから。
概略としては、「政情絡みの深い事情があって両親は殺されました。今は私一人、セネガルはタガールにある難民キャンプにいてます。しかも、義母に虐待されています。もし私をここから助け出してくれたら、亡き父(その国のお偉いさんの専任アドバイザーだったらしい)が遺してくれた遺産(750万ドル→日本円にすると7億を超える)の30%を差し上げます。」というような、まるでマニア向けのPCゲームにでも出てきそうな内容・・・。
もう、この時点で怪しさ満点。
読みながら、「はあ?」って連呼してる自分がいました。
ちなみに、先の彼女(今思うと性別年齢不明だけど)からのメールで「sweet picture」とあったでしょう? それが、これです。
それで、これに対して返信した僕のメールが次です。
最初に、「日本人ってのは、島国に住んでるから、大抵の人は英語苦手なんですよ。僕も、その一人なんですけどね。今だって翻訳サイトを使いながら書いてますし。」という風にゴタクを並べてます。ま、“込み入った深いお話までは、とてもじゃないけど付き合いきれませんよー”、ということを暗に言いたかったり。
後半は、揺さぶりというか、相手が何者なんだと確かめようとする内容です。
実はこの時、すでにサイト検索で似たような文章が投稿(部分的にコピペ)されている掲示板を見つけていたので、それを相手にぶつけてみたわけです。反応を見ようと思って。
あと、写真の人物が本人かどうか確認する術はないのですが、相手の良心に訴える感じで、「あなたが人をからかうような方ではないと信じたいんですが」と含みを持たせたつもりです。
(結果的にダメでしたが。気持ちを察してもらうという日本人的な感覚は、英語圏の人からすると単なる曖昧さにとられやすい、という何かで読んだ言葉を今ふと思い出した。または僕の英語力の問題!?)
画像内のリンク先です。
http://www.delphifaq.com/faq/russian_marriage_scams/f1220.shtml?p=23
hotmailからの長文メールを読んだ後、すぐにググリ(google検索し)ました。
メールに出てくる人物だとか、このメールの送り主の名前だとかで。そうしたら、微妙に名前は違うけれど、ほぼ同一内容の文章が出てきたというわけです。
その後、日本のサイトでも「セネガル(タガール)の難民キャンプの女性」といったフレーズで検索すると、ここ数年で結構多くの人が類似した内容のメールを受け取っていることが分かりました。
上記リンクサイトの中に、こういう投稿がなされています。
2009-12-13, 11:39:26 (updated: 2009-12-13, 11:42:00) | ||
| ||
I am abuzarleo I got 5 emails of different girls from refugee camp in Senegal Dakar same to same as above.And I am still fighting with them that why are doing so.How many frauds will you bad girls will do?Now stop it and close this fraud. |
まあ、そのまんまです。
この中に出てくる、「fraud」というのが「詐欺行為(をする人)」という意味です。
で、僕のメールの後半で「今のところ、僕はあなたの話を真に受けることはできません」と書いたので、それから夜まではメールは来ませんでした。(単にあっちが寝てたか、別のこと――もしかしたら、他の人を釣ろうとしていたのかもしれない。)
その後、夕方になって、ちょっと(かなり?)危険な橋渡りでしたが、以下のメールを送りました。追伸です。
前半は、「もし本当に亡命したくて、そのための支援者を探しているのなら、なるべく協力してあげたいです」と同情を示したような内容です。
一方、後半は、「しかし、あなたの話が単なる冗談で、それを謝るのなら、僕は咎めませんし、どこにも開示しません。真相が何なのか知りたい。」という内容なので、言ってしまえば両極端です。(ところが、そんなことにはお構いなしにゴリ押ししてきたので、今ここに開示してるわけですが)
それで、驚いたのは、これに対するレスポンスの速さ。
・・・前にもまして長文のメール。
僕が追伸を送って、まだ1時間半しか経っていない。とても書く時間があったとは思えない。たぶん、あらかじめ雛形として定型文を用意してあったんじゃないか、と疑う。
僕の質問に答える気があるのかないのか。追伸の前半部だけ都合よく受け取って、ここぞとばかりに送ってきた印象。
概略を書くのも面倒なほど、一方的な内容です。文の調子にも変化があり、相手をヨイショしては、お願いですから早く行動してくださいみたいな雰囲気が出てる。
重要な点を挙げると、「自分が直接銀行に申請してもダメだが、僕がforeign partnerとして代理人になれば金を受け取れる」らしいこと。そのためにも、一度電話して欲しいということ。そして、銀行のほうにもメールを入れて欲しいと。
度々強調される「today」という言葉に、かなりゲンナリ。。。
(Godというセンテンスも頻繁に使ってる。“神への冒涜”も甚だしい。浅ましさが猛烈に見て取れる。)
悔しいことに(今は幸いというべきか)、僕はペラペラ話せるほどには上達してないので、現実的に無理です。それに英語での電話は、表情が分からないぶん余計に難しい。ジェスチャーや筆談ができるわけじゃないし。そもそも、先のメールで「翻訳サイトに頼ってる」と念押ししたでしょうに。
もちろん電話なんてしないし(できないし)、イギリスの銀行にもメールはしません(嫌)。これ以上、深入りすると危険なので放置です。
どうも他のサイトやブログを見ると、相手の弁護士やら何やらまでもが結託しているという話。貧しさというのは(それだけが原因ではないにせよ)、そこまで人としての尊厳を奪うものなのか、と改めて思い知らされた一日でした。
「貧困が犯罪を生む」と昔TVで言っていたのを耳にした時、その言葉が胸に突き刺さったかのように感じたのを、今でもはっきり覚えています。
根源的には「金(経済)」というシステムがあるから貧富が生まれるのか、心の状態の違いによって社会的な差が出るのか。ともかく、経済は現代社会の主要な柱であり、また同時に主要な問題点の1つでもあるのだと思います。
『聖なる予言 実践ガイド』(ジェームズ・レッドフィールド+キャロル・アドリエンヌ=共著、山川紘也・亜希子=訳、角川書店)の中で、「最終的には、通貨としてのお金は不必要になる」(P.342)という一説があります。個人的にも、そういう社会になったら人々はもっと有意義に人生を使えるようになるだろうかとか、そのためにはどういった考え方や構想が必要なんだろうかと、時折考えたりします。
詐欺メールのことに話を戻します。
全般的に振り返ると、こちらの疑問や都合には構わず、相手が勝手にベラベラと身の上話をして、最後にはhelp me!!という格好になっています。
大体、本当にそんな金額の資産が預けられているとしても、7億(30%にしても2億)を超える大金を他国の一般市民の口座に移送するなんて大それたこと、すんなり受け入れられるわけもありません。(個人としても、おそらく銀行側としても)
ところで、写真の人物、人が変わってるような。いまいち見分けがつかないので、わからないけど。
悲運の事情を抱えたセネガルの若い女性というのも、あくまで設定(エサ)としてあるだけで、本当は全く異なっている可能性もありそうです。
あるいは、過去にこうした詐欺で成功して、多額の金を騙し取った人を周りに見てきたことで、自分もそうなろうと思ってやっているのかもしれません。だとしたら哀れですが、・・・だからといって同情はできません。そうした人は自分の人生を誤った方向に導いているだけでなく、他者の良心をも逆手に取って欺いてしまっているのだから。(まあ、引っ掛かるほうも欲深さが原因ならば、半分は当人のせいなのかもしれませんが、それでも、ね。)
人間の欲や心理に付け入ろうとする文通詐欺。
ここに、その全貌(の一端かもしれない)を示したので、もし似たようメールが来たらすぐに判別できますよね。くれぐれも気をつけいただきたいと思います。
My DARLING
How are you today?.I believe that you are doing well, I am more than happy with your interest to help me to transfer my 7.5 million American dollars deposited in an European bank by my late father of which am the next of kin. In short this place is more of a prison and my hope is for you to assist me transfer this money to your position so that i can come over to start a new life with you. My dear i fasted and prayed to God when i got your contact and it was reveled to be that you are the right person that will assist me in this transfer.
I send and receive e-mails in the office of Rev. Paul Lemon office .He is the pastor here in the refugee camp in Dakar Senegal. He has been so kind to me since i became close to him during one of his visitation to the clinic in the camp when i was sick. I will like you to call me at his office with this number (+221-777-467-101) so that i can tell you more about myself. When you call tell Rev father that you want to talk with me and he will send for me at the females hostel.you know why i trust you before i made this contact with you i ask God to provide to me a man that will lead me to the right Chanel some one that will not betray me but can you belief since ever i meet you my mind tell me that you have been giving to me by God listen i will make every thing to make you happy However,i will like you to contact the European bank where the money was deposited by my late father for confirmation and possibilities of transferring to your account in your country. The contact information of the bank is as follows.
THE ROYAL BANK OF SCOTLAND INTERNATIONAL
The name of the transfer officer is : Sir. Stephen Hester
Email address :rbsinterservices@aol.co.uk
OR :swift.telex_transfer@live.co.uk
PHONE :0044-703-182364
OR :0044-703182271
I will like you to contact this bank immediately on how to transfer the 7.5 million dollars deposited by my late father Dr Sery Bahi of which am the next of kin. I have mapped out 15% of the total sum for your assistance and 5% for expenses .Moreover, i will need your assistance to manage the money on my behalf since am too young to handle such money. God bless you and take good care of yourself for me and also have a nice day as i wait to hear from you.
PLEASE COPY THE NOTE BELOW AND FWD IT TO THE BANK
Dear Sir Stephen Hester,
It is a great pleasure to write you Sir in regards to the information pass across to me by one miss Favour whose father’s name is late Dr Sery Bahi and that the father has an account no RBS-026004093 in your Bank.Miss Favour in several occasion has communicated with me over E-Mail to assist her receive a funds valued at $7.5 million dollars which her late father deposited with your Bank.I do here by demand that according to advise of miss Favour that this bank should grant our request by transferring the said funds into my account in my country,I will appreciate if my request is urgently granted.
Thanks.
相手の欲を引っ掛けるためか、金額設定は馬鹿げてますよね。中には9億円なんて書かれてるのを受け取った人もいるみたいですし。
指定の所に電話なりメールさせた後、上手いこと相手の個人情報を聞き出したり、書面にサインさせたりして、そこで何だかんだと費用を生じさせて相手から奪い取る、みたいなことらしいんですけど・・・
どんな神経してるんだ、彼女ら(彼ら?)は、って思っちゃいます。
今は決め込んでますが、なんにしても、気分のいいものではないですよね。
日本人にも結構送られてきているみたいですが、実際に金銭トラブルに巻き込まれた人がいるかどうかが問題ですね。
参考になりそうなサイトのリンクを貼っておきます。(適切じゃないのがあったらごめんなさい)
次のサイトは、アメリカの国民サービスのページです。ここにセネガル、ダカールでの犯罪報告が出てます。Bisiness scamsの項目が僕らが受けた文通詐欺に該当しそうです。
http://dakar.usembassy.gov/service/emergency-services/victims-of-crime-in-senegal.html
重要そうなのでコピペします。
「Business Scams
These scams pose a danger of both financial loss and physical harm. Typically, business scam operations begin with an unsolicited communication (usually by email) from an unknown individual who describes a situation that promises quick financial gain, often by the transfer of a large sum of money or valuables out of West Africa. The perpetrators of these scams often claim to be victims of various western African conflicts (notably refugees from Sierra Leone) or relatives of present or former political leaders. In some cases, a series of “advance fees” must be paid in order to conclude the transaction, such as fees to open a bank account, or to pay certain taxes. In fact, the final payoff does not exist since the purpose of the scam is simply to collect the advance fees. Another common variation consists of a request for the U.S. citizen's bank account information, purportedly to transfer money into the account. Once the perpetrator obtains this information, he transfers all money out of the victim's account. Other variations include apparently legitimate business deals requiring advance payments on contracts and offers to sell gold at a very low price. In the last case, the seller may present real gold to be verified then substitute fake gold and disappear with the payment.
The best way to avoid becoming a victim of advance-fee fraud or business scam is to use common sense: If an offer seems too good to be true, it is probably a scam. Carefully research any unsolicited business proposal originating in Senegal before you commit funds, provide goods or services, or undertake travel. For additional information, the Department of State's brochure, Advance Fee Business Scams is available via the Bureau of Consular Affairs home page at http://travel.state.gov.」
以下のブログで紹介されているサイトに、明確に詐欺だと記されています。
http://okaki.seesaa.net/article/42720803.html
↓
http://419.bittenus.com/index.htm
http://www.419baiter.com/
上記サイトでsenegalと検索してみると、似た事例が色々出てきます。
受け取った方の例↓
http://www.419scam.org/419-penpal.htm
http://www.consumerfraudreporting.org/bizscamW_Jessy.php
http://www.delphifaq.com/faq/russian_marriage_scams/f4949.shtml
http://clscambuster.blogspot.com/2009/08/meet-faith-amuru-or-is-it-faith-daniels.html
http://blog.goo.ne.jp/wan_and_goo987123/e/e990400608ff5509239d0dcfc693c686(日本)
http://hi.baidu.com/kingguochina/blog/item/1f983cd8d7a867d1b6fd48a8.html(中国)
http://www.zjfzyw.com/html/quyushichang/zoujinfeizhou/20090118/260710.html(中国)
↑これ見ると、どういう情報を要求してくるのかわかります。以下、コピペ。
「Hello dear,
Thanks for your mail,mind you that i am also very happy to have you in my life and please you will first contact the bank because this money is all my father left for me and that why i want this money to be transfer to you,so that you will from the money and send some money for me to get my traveling documents such as; passport,visa and ticket to your country and don't forget to send me your contact details like,
1. Your Full Names:..
2. Your Address:.
3. Your Age:..
4. Your Marital Status:...
5. Your Occupation:...
6. Your Direct Phone Number:...
7.. Your Resident City:
8. Your Resident State:..
9. Your Country:...
(以下略)」
あとは、セネガル(ダカール)の詐欺を共謀しているという弁護士リストのサイトとか。
http://www.hg.org/law-firms/Fraud/Senegal.html
詐欺師が使う文書例↓
http://antifraudintl.org/showthread.php?p=97124
他にもこういうのを見つけました。ホテルの予約詐欺。なんだかなー。
http://www.cyberoam.com/pressrelease_hscam.html
調べれば他にも沢山出てきますがキリがないので、この辺で^^;
なお、セネガルだけではないみたいなので(ナイジェリアやケニアなど)、少なくとも西アフリカ辺り全般と認識しておいた方がいいですね。
「冬の散歩道」より「平和と貧困と幸福と ~セネガル・ダカールにて~」
http://onomasahiro.net/travel/539
相手の弁護士とコントクトを取る寸前だったとは…冷や汗ものですね。
こちらの個人情報を伝えていないのであれば、多分大丈夫だと思いますが、念のため、送受信に使っていたメアドのスパムには気をつけたほうがいいかもしれません。(あるいは、できたら今使っているのは消して、新しく作り直すとか)
僕自身は、あれ以来、催促されるようなメールは来てませんが、一応、気をつけてます。
おそらく「アメリカ国民サービス」の情報のようなことが実際に起きているんだと思います。手口としては他にもあるのかもしれませんが、ともかく、僕の見つけた情報が役立ったみたいで良かったです。
(つなみに、その相手は語学学習サイトを既に退会しているようです)
すると翌日のうちに返事がきて、相手の簡単な自己紹介と写真が記されていました。すると、ルワンダ出身ですが自宅を襲撃(紛争)されて祖父と母が殺害されたので現在はセネガル(ダカール)に避難してるとか書かれていました(生き残ったのは本人のみ)。あと写真も添付されてました。23才未婚となっていました。
いきなり初回のメールで写真を添付してきたのと上記のような身辺事情が書かれていた辺りで、これは詐欺だろうなと思いました。
それからネット検索してみたところ、こちらでそっくりの手口が公開されているのを見て、やはり間違いないと確信しました。
やりとりを続けていたら、お金の話を持ち出してくるのでしょうね。
この手のメールは無視するに限りますね。有益情報ありがとうございます。
皆さんとほとんど同じ内容(写真付き)のものでした。
以下、昨日来たメールのコピペです。絶対に話をうのみにしないで下さいね。
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Dear. Good Friend,
I am Mr. Fumaror Conde the General Audit Manager, Accounts Department in our bank. I have the opportunity of transferring the sum of (18.350 million USD). This fund originally belonged to one of our bank Customer who died in the year 2002. My request for foreigner to stand as next of kin in this business is because the fact that the customer is a foreigner. Based on the fact that this is a deal, I propose that 50% of this fund is for you, and 50% is for me. I will give more detail of the transfer process as soon as you show your interest in this transaction.
Please note that there will be no problem as my bank has made all effort through to reach for any of his relation but all was fruitless. My position as the chief auditor in this bank guarantees the successful execution of this (deal) transaction. This money will be shared on agreed percentage which must be written in the agreement of personal trusteeship, once the fund is transferred to your account in your country or anywhere else. If not interested please destroy the mail because of the confidentiality attached to it.
I promise that this transaction will be done under a legitimate arrangement that will protect both of us from any breach of the law. If you are interested and wish to assist me please feel free to contact immediately and send the following
1) Your full name...
2) Sex...
3) Age...
4) Country...
5) Passport or photo...
6) Occupation...
7) Personal Mobile number...
8) Personal fax number...
9) Home & office address....
Thanks,
Mr. Fumaror Conde.
Tel: 00226 78569233.
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