建交労長崎県本部

全日本建設交運一般労働組合(略称:建交労)長崎県本部のブログです。
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紙切れ一枚で廃業?経営者には責任がある おおとり運送分会の第2回口頭弁論

2014年06月19日 10時31分31秒 | ハンドルを守れ
組合つぶしの会社廃業・解雇とたたかっている、おおとり運送分会の解雇撤回訴訟は、6月16日2回目の口頭弁論が開催されました。
今回の裁判にも、県労連(全労災、県一般、年金者組合)や救援会、新婦人、させぼ健康友の会、建交労県本部の組合員が多数支援にかけつけてくださり、傍聴席を満席にすることができました。

成長した子どもに
クレーン作業する姿見せたかった

今回は、分会から福田さん、弁護団から山本弁護士が意見陳述しました。
福田さんは、おおとり運送でクレーンの免許も取得し、天職と思い誇りを持って仕事をしてきたことや、椎山賢治会長がおおとり運送の経営者になって以降、ほとんど会社を訪れず経営者としての体をなしていなかったことなどを述べ、「成長した自分の子どもにクレーン作業をする姿を見せたかった」「一方的に従業員の話も聞かず、団体交渉にも出なかった椎山会長に、裁判をしてでも、経営者としての責任を果たしてもらいたい」と結びました。

おおとり運送に経営危機、
解雇回避努力はなかった

 山本弁護士は、廃業前年、おおとり運送は売り上げを15%近く伸ばし、廃業を考える状況になかったこと、役員報酬は寧ろ増額もしており、おおとり運送のクレーン売却益を自らや関係者の債権回収に回し鷹島建設への貸付に使っていることを指摘。
最後に、おおとり運送の経営危機や解雇回避努力はなかったと述べ、会社に5点について説明を求めました。

次回は10月20日
裁判外の運動を強化することを確認

次回の口頭弁論は10月20日(月)、進行協議を8月3日(月)にすることとなりました。
報告集会では、意見陳述を終えた福田さんから、支援者のみなさんに感謝の気持ちが述べられ、「裁判をたたかう13人は、絶対に負けない気持ちでやっている。みなさんにも最後まで付き合っていただきたい」と今後の支援を訴えました。
弁護団からは、早く進行するよう相手に求釈明を求めた、毎回意見陳述させるよう力を入れる、と報告がありました。
次回期日まで時間が開いたことから、裁判外の運動を強化することを確認し、早期解決を求める署名や再度の鷹島総行動など、今後具体的な提案を支部から行うこととなりました。