本日の長崎県議会本会議で、安保法案の慎重な審議を求める意見書の採択が行われました。この法案は、改革21や日本共産党など14人8会派の議員から提案されたものです。
この法案に反対の討論は、自民党・活性の会の溝口芙美雄県議と公明党の宮本法光県議が行いました。反対の討論の中で、とくに問題だったのは宮本議員です。宮本議員は、提案に反対というより、公明党が長崎で核兵器廃絶や様々な平和活動をしてきたことを縷々、時間をオーバーして述べました。議長からも時間オーバーを指摘されたにも関わらず全く関係ないことを述べ続けました。
賛成討論は、改革21の山田朋子議員、改革21・五島の山田博司議員、日本共産党の堀江ひとみ議員が行いました。山田博司議員は「同じ被爆県である広島では、自民党の県議も安保法案反対の呼びかけ人になっている。長崎と大きな違いだ!」と述べました。
採決の結果は残念ながら否決されましたが、野党会派が結束して取り組んだ意義は大きいと思います。建交労の仲間も10人が傍聴に参加しました。
長崎、福岡から総勢42名が元気に行動
オーナーの椎山賢治氏による、組合つぶしを目的とした、おおとり運送の廃業・解雇とたたかうおおとり運送分会は、9月6日、椎山氏の本拠地・松浦市鷹島町で鷹島総行動Ⅴに取り組みました。この日は、早朝から大雨でしたが、鷹島総行動の時間帯は、雨もやみ、天気も味方してくれました。
今回は、福岡トラック部会からも支援に入っていただき、総勢42名で、早期解決を求めて島内で宣伝行動をしました。
島民のみなさんが激励「おおとり運送分会に勝ってほしい」
行動は前半、車両パレード班とビラ配り班に分かれて行動、車両班は宣伝カーを先頭に7台の車両で市民に訴えました。ビラ配り班は、島内の主要な集落で行動、途中島民のみなさんと話し機会が多くありましたが、話した全ての島民の皆さんから「おおとり運送分会に勝ってほしい」と激励を受けました。
椎山氏は昨年の市議選で34%の得票減、市民から既に「ノー」の審判を下されている
総行動の後半は、全員での島内練り歩きと、椎山宅前での抗議集会を行いました。抗議集会では、県労連や支援共闘会議、国民救援会のみなさんがリレートーク。おおとり運送分会からは、水田副分会長が、椎山氏の言葉を信じて従業員が一丸となって売り上げを伸ばしたこと、しかし椎山氏は裏切って会社をつぶし、従業員の生活を破壊したこと、それ以降今でも生活が再建できずにいること、解決まで行動すること、など話しました。
早期解決を求める要請書を提出 椎山氏に責任者としての判断を求める
最後に、中里県本部執行委員長を先頭に代表団が、早期解決を求める要請書を持って、椎山宅に向かいました。椎山宅には、妻の芳恵氏が在宅していましたが、「何ですか、私は分かりません、帰ってください!」と、大変「丁重に」対応されましたので、こちらも「丁重に」、読めば誰でも理解できる要請書を手渡してきました。早期解決に向けて、責任者の椎山賢治氏の決断を求めてきました。
証人尋問後の日程にもよりますが、次回の総行動は12月の予定です。
建交労九州支部長崎分会は、戦争法案である安保法制案を廃案にするために、全力をあげて取り組んでいます。
8.30全国一斉行動には、長崎市、佐世保市、島原市、諌早市、平戸市、五島市の行動に29人の仲間が参加しました。
毎週金曜日に行われている長崎市での昼休みデモに県下各地の班が交代で参加しています。9月4日のデモには、長崎班と西彼北班から13人が参加しました。
各班は、班会議で戦争法案の中身の学習と反対のアピール行動を行っています。戦争と失業と貧乏に反対する被爆地建交労の闘いは続きます。