お~カナダ! たてよこナナメ歩き

主にカナダ🇨🇦西海岸の生活話と少しアメリカ🇺🇸のことと音楽について

いよいよ大詰め

2010-08-14 22:20:41 | 家の売買と引越しとリフォーム
エージェントD氏が一か月に及ぶバケーションから帰ってきて、
最後の詰めとして話し合いをしようと言ってきました。
相変わらず家族の予定が優先でスケジュールを決めようとするD氏のマイペース。。。
話し合いの前に、もう一度、最後に売主E氏の家を見に行くことを提案しました。
アポイントの時間が決まって、しばらくしてまた連絡が来て
「まだ住んでいる家族の人が、散らかっているので見せられないと言っているんだけど・・・」とD氏。
それからD氏は、売買交渉も大詰めだから何とかして、と言って説得したらしく、
また見られることになりました。
私はなぜだかすごく緊張していて、この見に行くのか行かないのかわからない揺れには参ってしまいました。

弁護士に連絡したり、銀行の担当の人に連絡して翌日のアポイントを取ったり。
そしてD氏と話し合う内容を考えたりしてみたのですが、なんだか頭の中は空白状態。
集中力もないし、ため息ばかり出ます。

①問題があるかもしれないと言って買うのをやめた家を買う。
(問題はたいしたことはないが、怖くなって買うのをやめた事実はある。)

②「大幅に値引きします」と言われたときに買わないで、ほぼ値引きがない状態で買う。
(もちろん、値引き後買って自分達で修理するはずだった箇所はある程度修理されているけれど・・・
そして、修理のためにその部分を開けて見るまでは、誰にも問題の大きさはわからなかったわけだけど。)

売値からはオファーの段階で安くなり、
さらに、前に書いたように、別の人のオファーに少し上乗せした時点でそれよりもう少しだけ安くなってます。
家の値段に比べれば、安くなった部分は少額に見えるけれど、
実際の生活感覚では10万円でも20万円でも安くなれば助かるというのが事実。
しかし、6月末までに全ての売買取引を終えてしまいたかった売主E氏の思惑はすでにはずれ、
家の修理とエージェントD氏のバケーションのおかげでさらに2か月も遅れている今、
そして、売り物件としてインターネットのサイトに載り続けているために、
今や20組以上の人たちがこの物件を見るのを待っている状態という状況なので、
よほどの理由がない限り、これ以上の値引きはないと思ったほうがいいのです。
おまけに、D氏は、私達が今住んでいるところを売るときのコミッションを安くすると申し出ているし、
そのことをすでにE氏に話している(D氏によると話す義務があるとか?)ということで、
その分も値引きと換算するから、これ以上の値段の交渉はないと思ってくれ、というようなことを言われました。

こういうことに勝ち負けはないと思いますが、
大幅値引きがあった段階で買わなかった、今なぜまたそれを買おうとするのか、
なんとなく、やっぱり負けちゃったなあという感じがします。
何に負けたのか?勝負運?それとも自分の弱気?
素敵な家だし、あの家に住めるというあのわくわくした気持ち、
初めのオファーの時は楽しみや幸せな気持ちだけで胸がいっぱいでした。
今はなんだか、不安もあり、ちょっと情けない気分が漂っています。私だけかもしれないけど・・・笑。

アポイントの時間にE氏の家に行って見たけど、やっぱり頭は冴えず、
前のように、次々と質問事項が頭に浮かんだり問題点を発見したりということがありませんでした。
修理の不足部分を確認し、将来どういうケアを売主からしてもらえるかということ、
以前壊れていなかったが今壊れているところを指摘して、引渡しまでに直してもらうことを確認した程度でした。
D氏は、
「あなた達が買うのならあなた達ののためには直しますが、
もしあなた達が買わないことになったら、ほかの人たちのためには直しません。」
と言っていたずら小僧のように笑いました。
私達にエージェントがないので、本来なら私達のために働く人はいないのですが、
D氏も認めるとおり、かなり私達のためにいろいろしてくれているとは思います。
でも、やっぱり売主のエージェントだから、心底頼って何事も信じる、という気持ちになれないのは確かです。

頭も気持ちもぼんやりしたまま、D氏とは別れ、家に帰りました。
2・3日で交渉を終わらせ、月曜日には最終契約にサインしないと、この件は終了になります。
もし最終契約にサインしたら、24時間以内に売却価格の5%を手付け金として売主に支払い、
このお金はどんなことがあっても返金されません。
いよいよここまで来ました。
今日は土曜日、銀行に行ってローンを書き換え(日付や金額が変わったため)
最終的な交渉事項をまとめて話し合うことになります。




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ペルセウス座流星群をサカナに

2010-08-13 20:53:34 | 夏のものごと・2010
昨日、寝ようとしていたら娘達がキャーキャー騒いでいるので、部屋のほうに行ってみたら、

「お母さん、今日は流星群のピークだって!!」

と言ってどの方向を見たらいいのか調べている。

私達が住んでいるところは、大都会ではないし、日本ほど光害はないものの、
住宅地の街灯や、遠くの街の光、時々通る車のライトなど、
天体観測するにはあまり好条件とはいえない・・・おまけに部屋の中。
だけど、昨日は月がなく、部屋の中からでもカシオペアのWがはっきり見えた。

じゃ、見てみようか?

やはり、空が明るくて小さな流星は見えそうもない。
じーっと目を凝らすと、流れたような錯覚も起こる。
今までの経験からは、見る範囲を何となく決めて、ぼーっと見ているのがいいと思う。

そんなアドバイスをしながら二女と見ていると、スーっとひとすじ流れた!!
顔を洗い終わった長女がやってきて、

何?何?どこ?どこ?

自分も見たいと大騒ぎ。ところがだいたい7~8分に一度くらいしか見えない。
見てる範囲が狭すぎると見えない。
だいたい、娘達は生まれてこの方(といっても十数年だけど)流星を見たことなかったって!
今度見えたら願いをかけると言ってまた大騒ぎ!

何も見えない間は、顔だけ窓の方に向けておしゃべり。
そういえば、最近は忙しかったり私が疲れが出て体調が悪かったりで、
あんまりゆっくり話をしていなかったなぁ・・・
今の話から、私の高校時代の話までいろいろしゃべって楽しかった。
そう、私は高校時代天文部の部長で・・・こんな写真をいつも撮りに行ってた。



進んだ大学がもっと大きな街だったので、天文観測はできず、やめてしまってた。
流星観測なんて、それ以来!! なんだか静かにコーフン。
静かな家の中で、流星を数えながら、娘達とゆっくり話をして・・・幸せな夜・・・。



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オファー合戦

2010-08-12 22:16:57 | 家の売買と引越しとリフォーム
前回の続きです。
前にも書きましたが、記事が新しい順に出てきてしまうのですね、ブログって。
あらすじが書けないので(笑)このカテゴリーの初めから順に読んでください・・・。

エージェントG氏はもう60歳過ぎてるんじゃないかな?
この辺では有名な老練エージェントです。
物腰柔らかで愛想もいいですが、ビジネストークは鋭いです。
この日、見に行ったときも、私たちにエージェントがないことをしっかり確認してきました。
「それはいいことです。話がしやすい!」
とG氏は言いました。
どうやら、買主にエージェントがいないというのはやはり大事なことのようです。

電話のフォローもビシバシやってきます。
「どうでしたか? 家を見てどんな感じでしたか?」
に始まり、あの辺では一軒あたりの土地区画が大きいからあれ以下には値段が下がらない、
あの辺の家は桁が一つ違うのが多い、学区が最高にいい、
あの地区のほかの家は○○万ドルで売られてるけど、この家ほどよくない・・・
わーわー売り込み話は終わりません。
「考えがまとまったらいつでも電話くださいね、
オープンハウスの日は私があそこにいますから、話はそのときでもいいですし」

そしてオープンハウスの当日。
家が公園の近くにあるので、公園に遊びに来ていた人たちも興味半分で見に来ているし、
家の中は人で一杯でした。
G氏は忙しく全員に声をかけて、見に来た人がどんな状況なのか把握に努めていました。

「オファーは来ましたか?」
と聞いてみると、すでに数件は確実にオファーがある様子。
不思議じゃないですが。

家の中をあらためて見ると、間取りの悪さ、デザインの変なところが目に付き、
それに、散らかったり汚れたりしている様子が気になります。
「家庭の事情」はE氏も同じ。
もうその家のことはどうにかする気がないのでしょう。
これだと、生活全般としてはアップグレードですが、
家の中の住環境はダウングレードになってしまいます。
そして、E氏の家を買う場合よりももっと大きな住宅ローンを抱えることになります。

E氏の家は、玄関の吹き抜けが空間の浪費だなあというのと、
キッチンが少し小さいのが残念なのと、
各寝室にフルバスルームがついているのは無駄だという気がしますが、
生活の様子は容易に想像でき、合理的に作られていると思います。
玄関を開けたとたんに
「わ~、こんな家に住めたらいいなぁ~」
と思えるようなそんな夢があるデザインです。
この、G氏が売っている家を見ると、余計にE氏の家が素敵だと思えます。
(もちろん、E氏の家の汚いところを直したら、の話ですが)

G氏がやってきて、ちょっとまわりくどくですが
「どれくらいでオファーをするつもりですか?」と聞きました。
「○○万ドル以下には下がりませんよ」とも言いました。

かつて、D氏とオファーを作成したとき、D氏が
「エージェントは売主や買主の”この金額までならOK”みたいなラインを知ってはいけないんです。これは職業倫理の問題です。私は知りたくないし、知っても相手方には教えません。エージェントの仕事は間に入って手助けするだけです」
と言っていました。
しかし、G氏ははっきりボトムラインを提示して、
「それ以下でオファーを考えているなら、やめたほうがいいです。
あなたの時間も私の時間も無駄になりますから」と言いました。

G氏の言う金額を出せないわけじゃないですが、
それ以上の額の複数のオファーの争いになることがわかったので、
私達はそのオファー合戦には参戦したくありませんでした。
なぜなら、複数の人たちでオファーを繰り返したら値段はどんどんつりあがるからです。
お金をいくらでも持っていて、その家を買った後は家を取り壊して新築しようなどという、
そんな予定を持っている人たちと争っても、いい値段になるわけがありません。

しかし、その人たちはエージェントを連れてきているのでした。
G氏は
「あなた方はエージェントがいないから、私の方で便宜を図ることができます。
だから、あの人たちより少しだけオファー金額が低くても何とかなるかもしれないんです」
というようなことを、婉曲的に言いました。
「夕方6時にほかの人たちのオファーが来ます。
それまでに、私に電話していくらでオファーするか教えてください」
と言いました。

理想のロケーションですが、理想の家ではなく、
おまけにお金持ちの人たちがオファー合戦を始めるにあたっては、
私はすっかりやる気がなくなっていたので、リタイヤ宣言。
G氏が何度も携帯に電話してきたのですが、ひとまず出ず。
そのあと、G氏に電話して、今回はオファーしません、と言いました。
その後も何度かG氏から電話がありましたが、翌日からはかかってこなくなりました。
売却先が決まった、ということです。
実際、何日かあと、その売り家の前の看板には
『SOLD』
と張り紙がしてありました。

さて、どうしましょうか。

それからも、毎日のように不動産のサイトをチェックしています。
でも、金額と地区と家の質などを考えていくと、見たいなと思うような家には出会えてません。
日々、ちょっと暇ができると、今住んでいる家のどこかをきれいにしたり、ペンキを塗ったり、
調子の悪い箇所を直したり、片付けたり、ということをしています。
E氏の家を買うことになったら、即この家を売りに出すことになるからです。
そして、日が経つごとに緊張度が高まっています。
なぜって、今日はあのエージェントD氏がクルーズ旅行から帰ってくる日なのです。
どうなるのでしょうか。

まだ少し残っている話し合いがうまく片付いたら買う

ということになりそうですが、
話し合いがうまく行くのでしょうか・・・売主買主の双方が納得いくように?

今にもD氏からの電話が鳴りそうでドキドキします。
とにかく、やっと現在までの大体の話が書けました。
これから、また何が起こるか書いていきます。(この話は続く・・・)



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理想の物件?

2010-08-12 13:57:06 | 家の売買と引越しとリフォーム
前回の続きです。

売りに出されたばかりの家を見に行く日、
約束した時間に行ってみると、エージェントG氏は先に来ていて、
売主と打ち合わせをしたり、写真を撮ったりしているところでした。
G氏「もうちょっと時間がかかるので、庭など見ていてくれませんか」
仕方なく、外から見ることにしました。でも、結構な時間が経ってもお呼びがかかりません。
そのうち、ほかの家族も来て見始めました。
えっ?うちの家族だけが見せてもらうんじゃないの?
とても意外でした。
でも、このエリアの人気度を考えると、それも仕方ないのだろうと思いました。
本当は昨日アポイントを取りたかったのですが、
掃除が間に合ってないというので、その日に延期されていたのです。

この家は、実はまだ不動産専門のサイトにも載っていません。
エージェントG氏の個人サイトには、正面の写真と価格とスペックだけが出ています。
なぜ私達が、不動産専門サイトに載ってない物件を知ったかというと、
エージェントE氏が私達の希望のエリアと価格帯を登録してくれたので、
そのカテゴリーにヒットする物件が売りに出されたとき、まだサイトにも載ってないときに、
即、自動で電子メールの情報が届くようになっているからです。
E氏が旅行でここにいないので、私達が勝手に物件を見に行っても何か言い訳はできると思い、
そのメールをもとにエージェントG氏に連絡を取ったというわけです。
同じようにこの家を知ったのか、G氏の個人サイトで知ったのか、
はたまたもともとG氏の顧客なのかわかりませんが、たくさんの人が見にきました。
二日後にはオープンハウスの予定になっています。

それにしても、見に来た人達が待っているというのに打ち合わせしないといけないというのは、
よほど売りに出してからの時間が経ってないということなんでしょう。
それからしばらくして、売主家族が出かけていって、私達は中に入ることができました。

この家は土地が普通の倍くらいあります。
学校至近、公園至近、バス停至近、電車の駅まで徒歩10分以内。
なのに、とても静かな、大きな家ばかり立ち並ぶ住宅地です。
売値は、政府の評価額に少し足しただけです。
土地が大きいせいで、評価額が高く、売値も高いのですが、
今の不動産マーケットの状況を考えるとお値打ちと言えます。
それに、売りに出たか出ないかというときに、こんなに多くの人が見に来るというのは、
将来自分達が売りに出すときにも早く売れるということじゃないでしょうか。

「家庭の事情で早く売らないといけないので、価格が低く抑えてあるんです」とG氏。
ここも家庭の事情だったんですね。
「今見ている方がたの中には、この家を取り壊して建て直すという方もあります」
はぁ。。。お金はあるところにはあるというけれど。
この家には、独立した玄関を持つ、貸しに出せる部分があります(スイート)。
ベッドルーム、リビング、キッチン、バスルームが仕切ってあって、
別の玄関から出入りし、家の主な部分とはアクセスがないのです。
こうやって賃貸収入を得ることによって、住宅ローンを早く返せるというわけです。

さて、話を聞いたあと、お待ちかね、この家のメインの玄関から入っていって見ました。
まず、玄関のデザインに大きく違和感が・・・
隅っこからクネクネと上がっていく階段はとても狭く、歩きにくく、
これで家具の搬入ができるの?という感じ・・・
リビングが小さいし、食べるところは正式なダイニングしかなく、
キッチンのデザインが変わっていて、料理するレンジがど真ん中、
その上は天窓で、それはかっこいいのですが、そのために換気扇がつけられないのです。
廊下に大きなスペースが割かれていて、ベッドルームが小さい。クローゼットも小さい。

一番う~んと思ったのは、
ベッドルーム中にかけてある服、服、服。
部屋中にあふれている物たち。
これは、自分達が住んでも収納が悪くなりそうだなあと思いました。
それから、一階部分のバスルームを、貸しスイートに組み入れて改造されてるので、
一階部分にはバスルームがありません。
一階のベッドルームに住む人は、いちいち二階に上がらなくちゃいけないのです。
場所や大きさは理想的なのですが・・・
細かいところに突っ込みいれるのは私の悪いクセなの?それとも???

ここに住んだら、いろんな条件は最高です。
交通至便のところだから、賃貸に出すのは問題ないし、
学区は最高だし、環境も最高だし・・・家の細かいことなんか、住んだら慣れるのかな?
また考えるネタができてしまいました。

G氏は私達にも売り込みかけてきたのですが、ほかのお客さんとの話でも忙しそうだったので、
「二日後のオープンハウスにまた来ます」といって帰りました。

ここから、この老練のエージェントG氏の攻撃が始まりました。(続く)



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迷い迷って

2010-08-11 20:30:07 | 家の売買と引越しとリフォーム
前回の続きです。

D氏がクルーズ旅行に出かけてしまってから、
家族の間では「E氏の家を買うだろう」というふうに気持ちが変わって行くのがわかりました。
特に、あの家を『買わない』と決めてから悲しんで泣いたり怒ったりしていた長女は、
もう買うものと決めたような話し方をするので、
「まだ5%の確率で買わないかもしれない、という状態だよ」
と、冷静になってもらうよう、何度も言わなくちゃいけないほどでした。
そんなことばかり言っていたので、たぶん、子ども達は三人とも
「前のこともあるし、ちゃんと決まってから、親が決めてから、それから考えよう」
と思ったようで、あんまり何も言わなくなりました。
ただ、
「この家を売ることになっても売らないことになっても、
家はきれいなほうがいいから、夏休み中に直したり掃除したりしようね」
と話しました。

私は、といえば、
「本当に買ってしまっていいのだろうか?」
という気持ちがどうしても消えません。
なぜこの家は私を追いかけてくるのだろう?
これは「ご縁」なのか?
それとも、避けなければいけない誘惑なのか?
いくら考えても答えは出ません。
どんどん買う方向に傾いていくダンナの考えも怖い気がします。

できることは、今の家をきれいにすること、
必要なら修理したり、新しいものに取り替えたりすること、
そして、要らないものを処分すること。

それから、D氏が帰ってきたら話をする内容をまとめること、
あらかじめD氏に電子メールで送っておくこと。
E氏の家を修理したりリフォームしたりするのにかかる費用を調べること。
などなど・・・

そして、ほかにもいい物件がないか探してみること。

そこで、以前からずっとあこがれている住宅地区で売り出されている家を見に行きました。
それも、オープンハウスではなく、
売りに出されてすぐに売主のエージェントに電話してアポイントを取って。
その地区は、とても人気があります。
だから、売り物件が出ると、たくさんの人が見に行きます。
私達も以前から何軒も見てきました。
その家は、ロケーション的、サイズ的に完璧なので、
もうアポイントの日の前から、勝手に見に行ってしまいました。
そして、ああ、ここに住んだら、ああだこうだ・・・と妄想が広がってしまいました。
歩いて公共交通機関の便を確認したり、
すぐ近くの公園を歩いたり。
そして、いよいよアポイントの日がやってきました。(続く)


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おもろくて愛すべき・・・

2010-08-06 14:50:51 | 家の売買と引越しとリフォーム
まだまだ続いています・・・昨日の続き。
(現在進行中でまだ結果が出ていない話なのです)

D氏が釣り旅行から帰って、2日ほど家にいるというそのとき、
うちに電話がかかってきました。
釣果をたずねると、うれしそうに魚の名前をいろいろ挙げて話してくれました。
そして、
「どうですか? 何か心配事、質問などありませんか?」
ありますよ、たくさん。
でも、こういう場合、記録に残す意味でも、話をはっきりさせるためにも、
必ず「レシート」が返ってくる方式で箇条書きの電子メールを送ることにしています。

「いやぁ、あの家はまだインターネットで売り家として載ったままでしょう?
問い合わせが山ほどくるんですよ、
それはあの家がいい値段で売られてるって証拠ですよね?
実は今日も4組ほど来るので物件を公開することになってるんです」

えっ?
なんか話が見えない!? まだ積極的に売ってるんだ?

「もちろん、オファーを出す人があれば受けますよ。
どこまでも売主の利益になるようにしていかなくちゃいけませんからね。
だけど、あの家を買う権利の順位一位はあなた方、ということに変わりはないですよ」

前にも書きましたが、このD氏は本当に実直な人柄で、
もしこの人が「売主側のエージェント」というのでなければ、
話を差し引かずにいろいろ信じたいところなのですが、
これはビジネストークなのか、ホントに信じていいのかよくわからないのです。

一週間前の修理のとき、見に行ったのは私だけで、ダンナは見ていないので、
せっかくD氏が来て家を開けるのなら、ちょっと見に行こうということになりました。
「お客さんには私達とE氏の家の関係を悟られないように気をつけますから・・・」
と言って。

「でも6時45分までしかいられませんよ、その時点で夕飯食べてないんですから」
と、まじめに言うD氏。
この人は本当に節約家なのです。
よく見る不動産エージェントというのは、だいたい、
いかにもという感じでヨーロッパの高級スポーツカーに乗っていたり、
人が家を見ている間にも自分の携帯電話でほかのお客さんと延々しゃべっていたり、
オープンハウスするときにはいい服を着ていたり、ということが多いのですが、
このD氏はもう見かけないようなボロくて安いアメリカ車に乗り、
いつも着ている服は同じ、とても高そうには見えず、髪形も小学生みたい、
それに、自分の携帯電話で電話を受けたためしがない。
(携帯にかかってくると、かけてきた人の番号を見て、固定電話でかけ直す。*注)
だから、夕飯時に仕事になったからと言って、気軽に外食したりはしないのでしょう。
片道45分はかかる道のりを運転して帰って、家でご飯を食べるのです。
(でも、家は高級住宅地の豪邸・・・というところがD氏の哲学のあらわれかな?)
そういえば「クルーズ中にメールをチェックできるんですか?」
と言ったとき、D氏は
「メールですか。。。船上には無料のインターネットはないはずですよねぇ・・・
(そしてここではっと我に返ったように)
あ、します、しますよ、お金払えばインターネットできるはずですから、そうそう!」
などと言ったりするのです。
D氏の人柄のせいなのか、不思議とそういうところ、
「ケチなおっさんやなぁ~」
と思ったことはなく、何事も一生懸命話すところも含め、
「おもろい、愛すべきおっさん」
という感じです。私と同い年というのもすこし影響してるかな。
(契約書を書くとき、生年月日を言ったらD氏が「同い年!」と言ったので、
「え~!!このおっさんと同い年なん!??」とショックでした。
名刺の写真はすごくまるまるとしている顔なのに、今のD氏は骨皮さん。
急激な減量をしたのかなんだか、顔がシワだらけ・・・ふけて見えるのです)

そして、夕方E氏の家に行きました
家を見に来たお客さんは帰ったあとでした。
修理をした箇所を見て回ったダンナはまた新たな問題を見つけてしまいました。
D氏は、いつもなら一生懸命反論するのにその日はあんまりしなくて、
問題点はひとまとめにして、クルーズから帰ってきてから話し合おうという反応。
6時45分に帰って晩ご飯、とか言ってたのに、
ダンナと一緒にいろいろ見て回っているうち、結局7時半になってしまってました。

「あなた達の雇った検査士、いい仕事しましたよねえ。
あんなにたくさん問題を発見して・・・。
だけど、私は別に気分悪くしてませんよ、大丈夫、I'm a happy man.」
そう、この人、どんなときも気持ちいいほどマイペース。
それも、そのマイペースが人をイライラさせない不思議な雰囲気。

「そうそう、買主にエージェントがいないという確認文書にサインしてください。
事務所のほうでうるさいんですよ。」
え? それ、前オファーしたときサインしましたけど?
「なんかもう一回いるみたいですよ、わかんないんですけど」
と言って、
「あ、私のバインダーどこに置いたかな? 車かな?」
車にとりに行ったけど発見できず、また家の中に入って探して見つからず・・・
というのを何度か繰り返した後、やっと家の中のどこかで見つけてきました。
ダンナが心得たもので、
「じゃ、これサインしてスキャンして電子メールで送ってあげましょう」
D氏「ホントですか? じゃ、お願いします」うれしそう。
「さぁ~、晩ご飯だ、晩ご飯だ~♪」とスキップしかねない足取りで車のほうへ。

「楽しいクルーズをね!」と声をかけると、
うれしそうに振り向きました。
「ありがとう、私が帰ってきたらいろいろ話し合いしましょう!」
と言って、去っていきました。

さて、この後、私達は宿題をしていくことになるのですが・・・(続く)


*注 こちらの携帯電話は、基本的に、かけてもかかってきてもお金がかかります。
   固定電話は、基本料金を払っていれば、同じエリア内はかけ放題です。
   私の家の固定電話は北米全域も無料でかけ放題になっています。




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すごろくみたいな話

2010-08-05 20:55:25 | 家の売買と引越しとリフォーム
昨日の続きです・・・

エージェントD氏は、どこまでも「あなた方の助けになりたいだけ」と言いました。
仮契約には好きに解約できる条項がついて、
私達には何の義務もリスクもないということなので、
ここは、幻の対抗オファーに(日本円の感覚で)8万円ほど上乗せして、
E氏の家を購入するという前向きな話の保留にすることにしました。

しかし、それからすぐD氏の家に行くのは支障があったので、
交渉して、仮契約書をFAXしてもらうことになりました。
D氏いわく
「うちのスキャナー、ダウンしてるんですよ、
サインした後、スキャンして電子メールで添付文書にして送ってくれますか?
それで大丈夫です」
(ホントならD氏のお仕事でしょ? 事務所に届けないといけないんですね。
翌朝出発の釣り旅行の準備が忙しくてスキャンしてる時間が惜しかったのかも???)

前回オファーしたときに成立した仮契約の、
数字や日付などを棒線で取り消して、
新たな数字や日付、仮契約の解約条件などを書き加えたものが、
すぐにFAXで送られてきました。
これをまた全部注意深く読んで、直した全ての箇所にサイン。
E氏はもうサインしていました。

「じゃあ、一週間後に釣り旅行から戻ったら連絡します。
その二日後にはまたクルーズ旅行に出るんですけどね。」
声が明るいD氏でした。

このゲームからはリタイヤしていたはずなのに、何の因果か、
すごろくみたいに、またぐぐ~っと途中地点に戻ってしまいました。
いつどこでどんな「上がり」になるのでしょうか・・・?

それからというもの、
『おそらく買うかもしれない、でも、買わないかもしれない』
という状態になりました。
D氏の夏休みが終わる、約一ヶ月後までにいろいろ宿題をして、
答えを出さなければならないのです。

その間に、もっとよい物件があれば、
そちらを買って引越しすることもできます。
そういう方向からも動かなければなりません。
いずれにせよ、今住んでいるところを売るときのために、
片付けたり、きれいにしたり、補修したりするのも必要です。
一番大事なのは、一度買うのをやめた家を買うという決断が下せるのかどうか。
D氏の修理で納得できるのか。
もともとE氏が提案した大量値引きはもう期待できません。
それでもいいのか。

そうしているうちに、あっという間に一週間が経ち、
D氏が釣り旅行から帰ってきて電話をかけてきました。(・・・続く)




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思わぬ展開

2010-08-04 16:41:25 | 家の売買と引越しとリフォーム
昨日の続きです。

エージェントD氏が、売主E氏の家を修理するのに立ち会ったその日、
しばらく立ち話して別れたのですが、その日の夜9時ごろD氏から電話。

「実は、先日オファーをくれたけど買値が安くて断った人からさっき電話があって、
(日本円の感覚で)もう50万円ほど足すから売ってくれと言ってきた。
でも、もしその金額に少しでも足してくれたら、あなた方に売るけれどどうか?」

と言うのです。それに、

「私は明日の早朝家を出て釣り旅行に行くから、
もしこの話に乗るなら、一時間以内に私の家に来て文書にサインしてほしい」

って・・・

もうここまで来ると何がなんだか訳がわかりません。

D氏は突然電話をかけてきて、私達にとっては本当に存在するかどうかさえわからない人のオファー話を持ち出して、そして、まだ契約書にサインして正式に決めた金額でもない、言い値の金額にもうちょっと上乗せして仮の売買契約を作れと言っているのです。
そして、その幻かもしれない買主は、まだ家の検査をしていないのです。
家の検査をしていないということは、検査の結果によってはまだ売主と減額交渉するかも知れないという段階です。その言い値は、検査結果に問題がないという前提条件で決める値段なのです。D氏は私達に、そんな言い値にプラスアルファしろと言っているのです。
その言い値は、私達が仮契約したときに決めた額より(日本円の感覚で)20万円ほど低くなっていましたが、それを考えても、これはなんとも腑に落ちない値段決定のプロセスなのです。

「あなた方はもう家の検査も終わり、銀行関係保険関係何もかもクリアしているので、今さら仮契約に解約のための条件をつけるのはむずかしいので、例えば『リフォームにお金がかかりすぎる場合はキャンセルできる』という条項をつけておきますから、もし気が変わって買わないことに決めても,あなた方に何もリスクも義務も発生しません。もし今こうやって文書を作っておけば、あの家を買える人の優先順位は
(1位)あなた方、
そして仮にあなた方が買わないと決めた場合は、
(2位)今日電話をくれて金額を上乗せすると言って来た人(幻)、
その人が買わない場合はまた
(3位)次にオファーした人、ということになるんです」

はぁ。。。

D氏は一生懸命説明してくれるのですが、一時間以内にD氏の家に行くのなら、もうそろそろ出発しなければいけない時間なのです。

訳がわからない、という反応をしている私にD氏は言いました。

「私はあなた方のお手伝いをしているんです、あの家は今のマーケットを考えると大変いいお値段になっています。(それはわかります、もし問題がなければ・・・ですが)
もし、あの家を直してリフォームして売れば儲けが出るでしょう。私ならそうします。でも、私とE氏は友達なので、そういうフェアじゃないことはできません。」

うがった、というか、ほかの方向から考えてみれば、D氏が熱心に私達にあの家を買うように勧めるのは、それだけじゃないかもしれません。
もしかしたら、新しく出現した”買主候補”が自分達のエージェントを連れてきている可能性もあるなぁと思いました。前にも書きましたが、買主側にエージェントが入ると、売主が支払うコミッションの半分をそのエージェントに持っていかれてしまうのです。
私達にはエージェントがいないので、もし私達がその物件を買ったら、E氏が支払うコミッション全額がD氏に行くのです。
でも、このエージェントの件を質問するのはやめました。
D氏の言っていることは半分以上信用できるかもしれません。

さあ、どうする?
なんだか思わぬ方向に話が展開しているのですが・・・(続く)



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掘り返された

2010-08-03 13:07:06 | 家の売買と引越しとリフォーム
家を買う話の続きを書きます。

(ブログって、新しい順に記事が出てくるので、続く話を書くには向いてないですね。
古い記事が先に出るように設定できるのかな?
さかのぼってこのカテゴリーの初めから古い記事の順に読んでください・・・)

前回、買いたい家を見つけ、オファーも通り、いろんな条件をクリアしたあと、
最後の最後に涙をのんで購入を断った経緯を書きました。
私達が見に行った前後にもたくさんの人たちが見に行った物件なので、
きっとすぐに誰かの手に入るのだろうな・・・と思いました。

前も書きましたが、バンクーバー地区は空前の不動産高騰中。
断った家と同じ位のランクの家を探すと、
日本円の感覚で1500万円くらい余計に払わないと買えません。
気分が凹んでいて元気が出ない上に、そういう事情でがっかりさせられてしまい、
結論としては、当分は今住んでいる家をリフォームして、部屋の持ち主を入れ替えて、
リフレッシュして住もうよ、と言ってその家のことは忘れようとしました。
今までにしたことのないことも始めました。
ブログも一生懸命書きました。笑

断ってから半月ほど経ったある日、
D氏から電話がかかってきました。
「これからE氏の家の、問題の箇所を修理するから見に来る?」と。
私達の購入契約はすでに終了、修理を見に行くいわれは何もないのですが、
検査の人に指摘された問題はたいしたことない、というD氏の持論を
私の目の前で証明したいのかな?と思いました。
その家はうちから近いことだし、後学のために見に行くことにしました。

事情を少し聞いてみると、
あれからオファーした人はあったけれど、流れたそうです。
なぜなら、私達が検査をした結果見つかった欠点は、
オファーの前に買い手の人に公開しなければならないからです。
皆考えることは同じ、問題があるとわかっている家は買いたくないのです。
ほかは、私達のオファー価格より安かったので受けなかったとのこと。

で、売主としては、
問題になっている箇所を修理しないと売るのが難しいという状況になったわけです。
そこでD氏が修理を監督することになったということでした。

修理の現場はホコリがもうもう立ち込めて、
そこにしばらくいて見ているのもつらい感じでした。
D氏は私を見ると、
「ほら見てください、私の言ったとおり、たいした問題じゃないでしょう?」
と言って、取り除いた部分、新しく取り付けた部分を見せてくれました。

材料は全部D氏が買ってきて、依頼したのは作業だけ。
日本円の感覚で30万円ほどでできたそうです。
D氏はどちらかというと新築を主に扱うので、
仕事柄建築や修理の人はたくさん知っているし、市場価格もよくわかっているから、
材料を自分で仕入れて、リーズナブルな工賃を交渉すれば、
ずいぶん修理代も浮くことでしょう。
(D氏の日当ももちろん請求するそうですが・・・)
私達のような素人が、材料と工賃を支払って修理を依頼したら、
倍くらい請求されるのかもしれません。

その修理で完全に問題が解決したかと言えば、
それはまた別に考えなければならないのですが、
E氏側としては、修理した以上、また元のように売りに出せると言うのです。
D氏いわく
「私はこれから1か月ほど夏休みに入るから、それまでは誰にも見せないし、
誰もオファーできないことになります。
問題も解決したことだし、1か月ゆっくり考えてみませんか?」
D氏は、私達が高いお金を出して家の検査をして、
その結果E氏が問題の箇所を修理できたということが申し訳ないと思っているらしく、
何度もそんなことを言っていました。

あきらめきれない想いを、やっとのことであきらめたというのに、
D氏はまたそれを掘り返そうとしているのでした。
まだ修理が続いていたので、しばらくおしゃべりをして、それから帰りました。
そしてその夜・・・・(続く)


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大当たり!

2010-08-02 20:39:20 | 夏のものごと・2010
今日、先週買った宝くじをチェックしてもらったら、
なんと
20ドル
当たっていました!!
投資額6ドル。
めったに買わないのですが、なんだか当たりそうな気がして買ったんです。

な~んだ、たいしたことない・・・・って?

いえいえ、今まで2ドル以上当たったことないので、ビックリ。
うれしくてニヤけてしまいました。

当たったお金から6ドル出して、もう一度買いました!
お楽しみ♪

そうそう、車の凹んだところですが、
坂本龍一のチケット代を払いに友達の所へ行ったら、
友達のご主人が直してくださいました。
少し色が変わっているので、よく見ればわかるけれど、
もう凹んでいないので、気分は全然違います!
よかったよかった。ホントによかったです。




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