茶陶遊人の部屋

日々の日記と、お茶と地元の歴史等を発信していきます。最近はk-popにはまっている韓国好遊人です。

「江戸吉原知識」そのニ・「玉菊灯篭」夏のイベント!

2024年12月02日 | Weblog

創作声劇「玉菊灯籠」~音で楽しむ時代劇・吉原文化~(小日向マキナ×つつじver)

吉原三大イベントの一つ「玉菊灯篭」があります。お盆の時期になると吉原では店先に灯篭が飾られます。これを「玉菊灯篭」といいます。今のように電気や街の灯りが無かった時代、灯篭がずらりと並ぶ様子はとても幻想的な美しさが吉原の街中を飾りました。「玉菊灯篭」とは玉菊と呼ばれた才色兼備の遊女に由来しております。気立てが良く、可愛いい顔たちの玉菊はお客は勿論、吉原で働く人達からも愛されておりました。残念ながら25歳という若さでこの世を去りました。やはり過酷な労働環境のなかでの仕事には大変なことであったと思います。子供の頃に身売りされこの吉原でお店で働くのは大変んなことでした。大半は宿無しの遊女として吉原外の堀端での生活でした。玉菊は店の遊女として花魁を狙える売れっ子でしたので玉菊を偲ぶ有志が、お盆に灯篭を飾り弔ったそうで、これを「玉菊灯篭」というイベントの始まりと言われております。このように遊女の悲しい物語は沢山残されております。

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【江戸吉原知識】・「春の夜桜」江戸の遊郭・吉原の三大イベントは何をするのか❓

2024年12月01日 | Weblog

【江戸吉原知識】一夜にして消える⁉︎江戸吉原の年中行事・夜桜

来年度NHK大河ドラマ「べらぼう蔦重栄華乃夢噺~」が始まりますがその主人公蔦屋重三郎が生まれ育ったのが吉原という有名な遊郭街でしたのでドラマでは花魁はじめ遊女たちの生活が見られ当時の粋な花街が描かれることでしょう。吉原には「吉原三景客」というお客も遊女も盛り上がる三大イベントがあり、流行やフアッションの発信地でもあった吉原はお客だけでなく旅行者や見物人も多く集まったそうです。まず一つ目のイベントは「春の夜桜」です。吉原のメーンストリートには春になると根がついた桜の木が植えられました。下草には鮮やかで可憐な花、ヤマブキが添えられました。雪洞(ぼんぼり)も立てられ、日が暮れると美しい夜桜が楽しめました。雪洞に照らされた満開の桜の下を美しく着飾った遊女が練り歩くその妖艶な姿はこの世とは思えぬ美しさ、吉原でなければ見られない特別な光景です。桜は花の散る頃には全て引き抜かれます。ほんのひと時根を張った桜は過酷な環境から多くが若くして命を落としたと言われる遊女の人生を重ね合わせてしまうのはとても悲しく思うのは私だけでしょうか。・・・悲しきは遊女の人生ですね。

 

 

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