CAAD10のフレーム組の為に色々と試行錯誤を繰り返した結果、7359gという完成車重量(ペダル込み7645g)を達成することができました。勿論、ステムやハンドルをカーボンにすればもう少し軽くするもとも可能でしたし、コンポーネントをSRAMにすればさらなる軽量化も可能でしたが、今回はいかんせん予算の壁がありました・・・
ただ、25万円という予算の中でCAAD10 3 ULTEGRA(定価¥269,000 完成車重量7.8kg)より400g以上軽量化できることが分ったことは、大きな収穫でした。軽量化の詳細については先の『ロードバイクのさらなる軽量化を目指して』にも書きましたので繰り返しませんが、限りのある予算の中で軽量化を進めるにあたり、重要なポイントはパーツの軽量化とその対費用効率を考えるということでした。
例えば、100gの軽量化で最も費用が掛からないのはサドルで、最も費用が掛かるのはステムといった具合です。ハンドルをアルミ(3T ERGONOVA PRO)からカーボン(3T ERGONOVA TEAM)に換えると重量は75gの軽量化になりますが、価格差は23,100円ですが、ステムをアルミ(3T ARX TEAM)からカーボン(3T ARX LTD)へ変えても軽くできるのは11gで、価格差は38,850円となります。価格差だけで見るとさほど大きなものには見えませんが、これを100gの軽量化として比較すると、ハンドルが33,600円なのに対し、ステムは何と207,000円のもなるのです。物事を比較する場合、その基準を統一しなければ、正確な比較はできません。単純に価格差がこの程度ならカーボンにした方がと考えてしまいがちですが、この数字を見るとステムはアルミで我慢して、ハンドルだけカーボンにしようと考えるようになるはずです。
今回のCAAD10組でまず悩んだのがこのハンドル選択でした。そもそもはERGONOVA PROを考えていたのですが、ERGONOVA PROは重量が273gと重い上に、納期がステム同様に5月ということでERGOSUM PROを選びました。こちらは即納品可能で重量も243gと30gも軽いのです。フルアルミに近い構成なので、乗り心地を求め先々はERGONOVA TEAMに交換することも視野に入れています。その時は、3T ARX PROも同時購入してをERGOSUM PROはTCR2へ移植することになると思います。TCR2に装備されているGIANT CONNECTというステムとハンドルは結構重いので、同時にTCR2も50gほど軽量化することができます。3T ARX PROの価格は6,930円ですから、7千円以下の費用でTCR2を50g軽くできる計算になります。勿論、ERGONOVA TEAMの購入費用はCAAD10分に算入するとしての話ですが・・・
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