ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

チタケの報道を見て

2010-08-09 16:44:18 | きのこ・山菜
                        

 今日は本とは芥川龍之介について書こうと思っていたのですが、ネットのニュースの見出しに「チタケとりで3人死亡」と出ていたので、思わず記事を見てしまいました。
 チタケ・稚竹(?)かな~、だとすると北海道で春に良く採れる根曲がり竹、の事かな~と思ったんですが、どうも時期的におかしい。で、ネットで調べたら、チチタケの事なんですね。といってもきのこに興味の無い人には何のことか分りませんよね。今日は我慢してください。
 チチタケはベニタケ科の食用きのこです。仲間としてはハツタケと言うのがあって、私的には北海道ではこちらの方が人気も知名度もあるように思います。(あくまで、私的、です。)
 記事の出所は栃木なんですが、私のキノ子の本でも、やはり栃木(中でも宇都宮辺り)で絶大の人気だと有ります。近くの前橋や足利辺りでは、先日私のブログに載せたウラベニホテイシメジがやはり異常な人気だそうです。
 北海道で人気といえばやはり、ラクヨウ(ハナイグチ)です。後はボリボリ(ナラタケ)というところでしょうか、勿論舞茸やマツタケは人気が有りますが、身近なキノコではないですからね。
 チチタケはラクヨウを探しに松林に入ると、アッチャコッチャにゴロゴロあって、長靴(キノコ探しは長靴です!)で蹴飛ばされ、踏み潰される運命なんですけど・・・、ところ変われば・・、ですよね。でも栃木では崖みたいなとこにチチタケは生えるのですかね。死んだ人たちは崖を滑落してのようなんです。分りません。北海道では平坦地でしか見たことが無いですから。
 
 崖から滑落といえば、夕張メロンの夕張の近くに平取町という町がありまして、細かい場所は言えないのですが、10年ほど前の8月25日に、舞茸を探しに行ったお婆さんが崖から滑落して死にました。それで、お婆さんの捜索隊の一人だった駐在さんが、お婆さんを負ぶって引き上げてきたのですが、その途中に20キロにもなる舞茸があったのです。その舞茸はお婆さんの霊前に供えられたそうです。この駐在さんが私の仲良しでして、詳しい場所を聞いて行った事があります。道なき道を妻とチョコとで登っていったのですが、熊がいつ出てくるか分らない上に、チョコの尻尾にマダ二の大群に食いつかれて、断念しました。地元の人も中々行く気になれないそうですが、8月25日になると、あ~舞茸があるだろうな~と心騒ぐのです。キノコは(山菜全般かもしれません)出る時期とかはそんなに変わりません。椎茸の春子なら5月20日前後、秋子なら9月24日ごろ(札幌近郊です)
ですから、前の年いつ出た、となると、その時期には見に行かねばなりません。
 この平取は山菜の宝庫として有名でして、最近はマツタケのメッカとしても有名です(私は採ったことがありません。毎年頂いてはいるんですけど・・・)。春は行者にんにくでも多くの人が訪れます。ですがこの辺りから日高にかけては砂礫が多いので、行者にんにく取りでは何人か犠牲になります。行者にんにくは・・・やはり崖に生えているんですよ。でも美味しいものを食べるためには、多少の冒険も必要なのかもしれません。又この冒険が楽しかったりして、です。
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