ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

三崎の荒崎

2010-08-30 22:07:56 | ペット
                         

  最近みかんは妻が寝ている胸の上で爆睡する事が多々あります。重いのですが・・・我慢するしかないですが・・・しんどそう~。

 8月ももう終わりに近づきました。北海道の海水浴場は例年15日位のお盆の日曜を最終日として営業を終了するのですが、今年は全国的な猛暑同様、北海道も暑かったので(過去形ですが、実はまだ進行形です)昨日まで(29日)営業していた海の家もあったそうです。

 北海道の海の水温は、お盆を過ぎると例年ガックリと下がり、波も高くなります。それに比べると本州(特に関東から西では)は9月中旬くらいまで泳げますよね。私も学生の頃は、三崎の荒崎と言うところへよくいきました。今はどうなっているのか、いつか又行きたいな~と思っていますが・・・中々行けないですね。

 荒崎と言うとこは水深3~5メートルで、岩場の多い浜です。飛込みをしたり、シュノーケリングで蛸や馬づらハギを捕ったりしました。ウツボや、ゴンズイと言う魚を初めて知ったり、初めて見たのもこの荒崎でした。
 私の育った田舎は山の中で、海までは2時間も3時間かかるところでした。小学5年まで泳げなかった私がほんとの意味の泳ぎを覚えたのもこの荒崎です。
 毎週末、荒崎に通っていたのですが、ある時、岸まで2・3メートルのところを泳いでいて岸に戻ろうとしましたが、一向に岸に着けません。岸に当たった波が方向を変えて、真正面から私に向かって流れてきていたのです。最初は余裕だった私も段々苦しくなってきました。友人は岸にも居ますし、すぐそばで磯遊びをしている友もいます。「おい!助けてくれ!」私の必死の叫びも友人達は冗談にしか捉えていません。当然です、岸から2・3メートルなのですから・・・。息が苦しくなってきてほとんど立ち泳ぎの状態です。これでは前への推進力が生まれません。ここは苦しくても頭を下げて(顔を水につけて)泳げば良かったんです。限界になって沈み始めました。友によると本当に漫画の様に手だけがバタバタしていたそうです。最初笑っていた友も、ようやく気づいてくれて私を助けてくれました。溺れる一歩手前位だったでしょうか。

 そんな怖い思いをしたのに、その後も毎週のように荒崎に通いました。何かその事があってから余計に海が好きになりました。海で体を丸めて力を抜くと必ず浮きます。海との一体感を感じられる瞬間です。この姿勢は赤ちゃんがお母さんの体内に居る時の姿勢と同じだそうです。

 荒崎辺りでもそろそろ糸クラゲが出始める時期です。このクラゲのに触ると、その毒素で肌がミミズバレするので、Tシャツを着て9月中旬まで泳ぎました。その頃になると海の中がクラゲの細い足(?)でレースのカーテンが掛かっているようになります。きれいですよー。

 自然との一体感。良いですね~。そう言いながらもう20年近く海に行っていません。来年は・・・・止めておきましょう、鬼に・・・・。
                      
                     最近はソファーをニケとみかんに占領されています。