妻と二人用事をしていて、ニケとみかんから目を離していたら・・・、みかんがテーブルに乗っています。妻が「みかん！！」とどなると、ゲッ！とばかりにテーブルから飛び降りました。テーブルの上には・・・何か５センチほどのひも状のものが２本。ハテ？なんじゃらホイ。よく見ると、食いちぎられた輪ゴムでした。みかんの口元にも１㎝ほどの輪ゴムの切れ端がついています。見ると床にも１㎝弱の切れ端や５mm位の残骸が落ちています。
食べかけの菓子袋を閉じるのに使っていた輪ゴムでした。２本だったそうで、残骸だけでは足りません、ということは・・・みかんのお腹の中に入っている？ 昨日病院で注意を受けた中の一つに、「紐や赤い羽根などを飲み込んで、腸を切開して取り出すこともあるから注意してください」 今まで紐で遊んでも、輪ゴムがあっても、食べたり飲み込んだりする気配すらなかったので・・・油断していました。
そういえば病院の待合室に、保健所の啓発文が貼ってありました。犬の排泄物を持ち帰りましょう。という事と犬の散歩にはリードをしましょう。みたいな事でした。普段から犬の飼い方を気にしている人にとっては当たり前すぎる内容なのですが、ふと思ったのは、「これじゃ分らんだろーなー」ということです。
何故、排泄物を持ち帰らなければならないのか。何故、リードをしなければならないのか。何故の部分に対する記述が全く無いのです。何故の部分は突き詰めると、他の人に迷惑をかけるからです。
この何故、の部分を想像できない人が今は多いのではないでしょうか。
私が菓子問屋の営業マンだった時、ある得意先で、万引きをした男の子を捕まえました。小学３・４年生でしょうか。年寄りの経営者によるとよく来る子供だそうです。しばらくするとお母さんが来ました。いきなり子供の頬を引っ叩きました。そして次に発した言葉に唖然としました。「怒ってやってください。」「おじさんに怒られるんだからダメなんだよ」
怒るのは親の仕事ですし、おじさんに怒られなければ(つまり見つからなければ)万引きをしてもいいのか？
万引きが何故、何故悪いのかをお母さんも分っていないのではないでしょうか。出前先の交番でも同じような話はよく聞きました。「おまわりさん怒ってやってください」「おまわりさんに怒られるんだよ」そして、ほとんど共通して子供を叩くそうです。思わずおまわりさんも、「まあ～まあ～」となだめる事から始めるそうです。何故、の部分が理解できれば次には少し違うと思うのですがね～。
話が横にそれましたが、その後みかんは元気に走り回って、さらに食欲旺盛で・・・大丈夫でしょうか？明日まで様子を見ることにしました。これがチョコだと・・・きっと妻は「病院、病院」と騒いだんでしょうが。
今はニケとみかんは爆睡中です。妻はまだ暑いにもかかわらず、ジーパンをはき始めました。妻の膝の上が大好きなニケとみかんの爪で傷だらけになり、我慢の限界を超えたようです。寝ていれば・・・天使なんだけどね～。
