最近・・家に対する考え方も多様化しているように思います。
とにかく安さ・早さをうりにした住宅を「ローコスト住宅」と一般的には言います。
最近「ローコスト住宅」を売りにした建築会社さんもよく目にします。
早さはともかく安いということはこの不景気な時代には大事な事だと思います。
これはあくまで僕の個人的な家に対する考えですがローコスト住宅とは寿命の長い家をローコスト住宅だと思います。
建築費の問題は、建てる時にローコストを実現するだけでなく、代々住み継がれることが大きなローコストにつながります。
大きな家は、使い回しが利くのですが、使わない部屋があると家を傷めます。
一方、小さな家にいろいろな要素を詰め込み、つくり過ぎると、住み手の
変化に対応できないことがあります。
また、完璧な壁面いっぱいの収納棚を作ってすっきり暮らしていたのが、テレビを買い替えたら納
まらずに部屋を狭くしてしまったなどという例も聞きます。
システムキッチンの冷蔵庫なども、ぴったりのサイズにはめ込んだために、買い替えもできな
いなど、その時は良くても10年後には不満の種になったりすることがよくあります。
「つくり過ぎない」ということも大切なことです。
住み手の工夫やちょっとした改造で住み続けることができ長持ちする素材を使った寿命の長い家こそ、ローコスト住宅です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます