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小さな漁村の小学校、1998年(平成10)年に廃校になりました。
小さな漁村の小学校、1998年(平成10)年に廃校になりました。
1878年(明治11年)に開校、120年もの歴史に幕を下ろし、その役目を終えた小さな小学校、S K君が撮影に行ってきました。
ここは三重県尾鷲市梶賀町、熊野尾鷲道路賀田icから15分ほど、近くにはJr紀勢線が走っています。
入江の奥の小高い丘の上に木造校舎が残っているそうです。漁師町、狭い道を登って行くと校門、更に急な階段を登ると校庭、朽ちてきた校舎が建っています。
黒板には、ごくろうさま、ありがとう、さようならと綴られています。感謝の心が伝わってきます。
子ども達が使った教材に、グランドピアノ、何か物悲しい姿です。過疎化が進む漁村、農村部で学校の統廃合が加速していますが、廃校の有効活用で地域の活性化を願いたいものです。
さて、田舎おやじ、平成も初めの頃、尾鷲市に2年ほど単身赴任、思わぬ所の転勤でしたが、何と父からルーツを聞かされてびっくり、祖母が尾鷲の出身、子どもの頃、梶賀町の隣町から今の地に一家で越して来て、旅館を営んでいたとか、早速、現地に出向いたものです。
賀田湾、尾鷲市の南端にあり、三方を山に囲まれ、南東には熊野灘が広がる、豊かな自然に囲まれた海岸線、釣り人達が訪れる静かな湾でした。
賀田湾に迫る山のみどりが美しい風光明媚な漁村、熊野古道を行く人々にも是非訪れていただきたい所です。