NPO法人 大雪山自然学校

所在地:〒071-1404 北海道上川郡東川町西4号北46番地 TEL/FAX:0166-82-6500

春のごあいさつ

2005-04-30 16:55:06 | スタッフ日記
2005年4月30日(土)

 大雪山自然学校は、キトウシ森林公園内に事務所があります。「玄関開けたら1分で森」の恵まれた場所なのです。今日は午後から、森へフィールド調査に出ました。エゾエンゴサクにカタクリ、ナニワズといった春の花々が、かわいらしく森に彩りを添えています。樹木も蕾を膨らまし、葉を広げる準備をしていました。秋に葉が落ちてから、春に新しい葉をつけるまでの森では、樹木の樹皮や枝振りに目がいきやすくなります。ごつごつしているようだけどやわらかいミズナラの樹皮、ホオの大雑把な枝振り・・・などなど樹木の特徴がよーくわかる時期です。そんなこんなで、森を歩いていると、曇り空の隙間から陽が差してきました。そして、前方になにやら動くものが!シマリスにばったり出会いました。北海道に来て1ヶ月、今日始めて出会ったシマリスは「キトウシへようこそ」と言ってくれてるな。ふむふむ。と勝手に解釈しながら森を後にしました。 (ふくよりじゅんこ)


シカゾウ大人気!!

2005-04-24 20:42:50 | スタッフ日記
4月24日(日)

 大雪・カムイミンタラ展に出展しました。大雪山の自然とその周辺の北海道遺産を紹介するパネル展です。私たち自然学校も、大雪山の周辺で活動するNPOとして活動紹介や自然物などを展示してきました。エゾシカの頭骨「シカゾウ」が子どもたちに大人気。持ってごらんと声をかけると、最初はこわごわ持っていましたが、実際に持ってみると「わぁ~重いんだぁ」と嬉しそうでした。
 展示を見てくれた方には、東川町のお豆腐を使ったおから茶も出しました。なかなか複雑な味なのですが、「体によさそう」「うん。まずくはないね」「普通にのめるよ」などと好評(?)でした。

キトウシ山に春が来ました

2005-04-18 23:34:52 | スタッフ日記
4月18日(月)

今日は事務所で、今週末からの大雪・カムイミンタラ展に出展する展示の準備をしていました。昼食後、事務所の裏を散歩していると、フクジュソウが開花していました。今日は曇っているせいか、満開とまではいかなかったのですが、あちらこちらに小さなつぼみがありました。晴れた日には、黄色の小さなお花畑が見れるでしょう。ふと、町のほうへ目を向けると、田んぼにトラクターが入り、田植えの準備をしています。30cmくらいに成長し、花を咲かせようとしているフキノトウの姿も。 
 春が きましたね。

みなさんの春も教えてください。

東川町大雪山愛護少年団 野鳥観察会

2005-04-17 14:02:17 | スタッフ日記
4月17日(日) 雪

 東川中学校の学生さん(愛護少年団の団員)と旭岳温泉のクロカンコースを歩いてきました。ちょうど今頃の季節は、小鳥たちは「恋」の時期に入っています。冬に鳴いているようなちょっと地味な「地鳴き」ではなく、恋のアピールをする「さえずり」が森のあちらこちらから聞こえます。この日の天候はあいにくの吹雪でしたが、みんな元気いっぱいに雪を楽しんでました。
 まずは、旭岳ビジターセンターで野鳥についてのレクチャーを聞き、それから出発。オリエンテーションのようにマップとコンパスを頼りに「わさび沼」を目指しました。みんな最初は遭難するんじゃないかと、心配そうな顔してましたが、いざ行ってみると迷うグループもなく、全員が無事到着。途中で、何種類かの鳥の鳴き声も聞こえました。中には、カモらしき鳥を見たグループも・・。
 しかし、ちょうどこの日旭岳でスキーヤーの遭難がありました。幸いにも、スキーヤーは翌日に無事救出されたようですが、何気なく入っていけてしまう山も天候が変われば、命にかかるようなリスクが潜んでいるということ。常に忘れずにいきたいですね。日常では感じられない「生」に対するある種の真剣さを山は教えてくれるような気がします。