昨日、今日と二日間、旭岳において冬山の安全セミナー「初級編」が開催されました。
平日での開催にもかかわらず、二日間で18名の参加がありました。
先週行われた「入門編」の先に見据えた内容で行われた「初級編」。
午前中は冬山での安全な活動について屋内で学び、午後は雪上で雪崩事故を想定し、「ビーコン」を使った捜索方法のトレーニングを行いました。
ビーコンは雪崩事故の捜索には欠かせない道具です。
使わないで済むなら、もちろんそれが一番。
しかし、事故があった際、持っているだけでは「いまひとつ」。使い方を知ることはやはりとても大切です。
今回は道具や捜索方法に精通した講師をお招きし、機種によって異なるビーコンの使用方法や特徴を学びました。
実際に道具を使ってみる。使い方を知る。というのはやはりとても大事なことですね。
参加者からは…
「ビーコンの種類によってこれだけ違いがあるとは思わなかった。」
「やってみないと分からないことが多かった。なかなか練習できる機会はないので、良かった。」
などのお声をいただきました。
冬山で遊ぶこと。その楽しみを存分に味わっている人は、その分安全への意識も強く持ち、起こるかもしれない危険にしっかりと対策をしています。
勉強するには難しいこともありますが、遊びの延長の感覚で学んだり、仲間と一緒に考えたりすることができれば…。
知識を得ることも楽しみになるかもしれませんね。
冬はまだまだこれから。
お互いに楽しく冬を過ごしましょう。