<こどもキャンプ最終日>
キャンプ最終日は、
午前中に昔遊び体験。昼食後、屋内にてクラフト体験(木製の鳴子を作成)というプログラムだった。
「昔遊び体験」では、地元の物知りおじいさん(小林さん)が子ども達に様々なパターンの鬼ごっこ、竹とんぼ、新聞で紙鉄砲、など昔懐かしい遊びを紹介し、スタッフ・子ども達全員が楽しむことができた。みんな小林さんの話を食い入るように聞いている。普段の生活で使っている新聞紙や竹串を使って遊ぶことで、子ども達は身近にあるものを利用して「遊ぶものを自分で作り出す楽しさ」を感じたのかもしれない。
午後のクラフト体験では、キャンプの思い出に木製の鳴子を作り、こども達はそれぞれ思い思いに絵や言葉を鳴子に書いていた。私の座っていた子は、薪割りをしている絵やスノーモービルを描いていて、一生懸命ペンを走らせている彼を見てなんだか嬉しくなった。このキャンプが終わって時間がたっても、鳴子を見たときにキャンプで楽しかったことを思い出してくれたらいいな。
その後、閉会式をして子ども達と最後のお別れをした。藤原さん(まめちゃん)と伊藤君(がっくん)は駅まで見送ることになった。私と大関さん(ゼッキー)は閉会式をしたこの場所でお別れ。ワゴンに乗りこむ子ども達を見送った。
静まり返ったクラフト体験の会場に戻ると、無事に終えたことの安堵感と疲労感で、ホッと溜息がでた。
貸切のスキー場でソリ滑りをしたり、鶏舎で卵取りをしたり、初めての寝袋で寝たり、初めての経験ばかりでイベント目白押しの充実したキャンプだったと思う。
<研修・こどもキャンプを終えて>
今回の研修プログラムを通して、
農村の仕事を知識と共に現場で知ることができ、また、子ども達への接し方の難しさと楽しさを体感することができた。キャンプの合間に子ども達とカケッコをした時、私は手を抜いてゆっくり走りわざと負けた。すると子どもが「たかゆう、子どもだからってわざと負けたしょ~!」と不満気な顔で一言。
・・・衝撃だった(笑)
子どもは大人をよく見ている!勝てばいいというものではなく、自分が全力で、本気で走らなければ見抜かれてしまう、と痛感した。
その後の二回目のカケッコでは、一切手を抜かず本気で走ることにした。本気で走って、負けたこども達は素直に楽しんでいた。「子どもならたぶんこうだろう」という子どもに対する考えと、実際に接する子どもの感じ方のズレが新鮮だった。
この九日間の研修で、たくさんの「人」との出会いがあった。
実際に田舎で暮らしている人たちとの出会い、「こどもキャンプリーダー」「田舎暮らし」というキーワードで集まった仲間(研修生)との出会い、この企画をコーディネイトしてくれた、個性的なねおすスタッフ(時にとばじー、よっしー)との出会い。
いろんな人とのかかわりの中で、研修前までは考え付かなかった「農」に対するイメージや生きかた・働き方の多様性を改めて知ることができたと思う。
本当に充実した九日間だった。ありがとうございました。
高野悠己(たかゆう)
キャンプ最終日は、
午前中に昔遊び体験。昼食後、屋内にてクラフト体験(木製の鳴子を作成)というプログラムだった。
「昔遊び体験」では、地元の物知りおじいさん(小林さん)が子ども達に様々なパターンの鬼ごっこ、竹とんぼ、新聞で紙鉄砲、など昔懐かしい遊びを紹介し、スタッフ・子ども達全員が楽しむことができた。みんな小林さんの話を食い入るように聞いている。普段の生活で使っている新聞紙や竹串を使って遊ぶことで、子ども達は身近にあるものを利用して「遊ぶものを自分で作り出す楽しさ」を感じたのかもしれない。
午後のクラフト体験では、キャンプの思い出に木製の鳴子を作り、こども達はそれぞれ思い思いに絵や言葉を鳴子に書いていた。私の座っていた子は、薪割りをしている絵やスノーモービルを描いていて、一生懸命ペンを走らせている彼を見てなんだか嬉しくなった。このキャンプが終わって時間がたっても、鳴子を見たときにキャンプで楽しかったことを思い出してくれたらいいな。
その後、閉会式をして子ども達と最後のお別れをした。藤原さん(まめちゃん)と伊藤君(がっくん)は駅まで見送ることになった。私と大関さん(ゼッキー)は閉会式をしたこの場所でお別れ。ワゴンに乗りこむ子ども達を見送った。
静まり返ったクラフト体験の会場に戻ると、無事に終えたことの安堵感と疲労感で、ホッと溜息がでた。
貸切のスキー場でソリ滑りをしたり、鶏舎で卵取りをしたり、初めての寝袋で寝たり、初めての経験ばかりでイベント目白押しの充実したキャンプだったと思う。
<研修・こどもキャンプを終えて>
今回の研修プログラムを通して、
農村の仕事を知識と共に現場で知ることができ、また、子ども達への接し方の難しさと楽しさを体感することができた。キャンプの合間に子ども達とカケッコをした時、私は手を抜いてゆっくり走りわざと負けた。すると子どもが「たかゆう、子どもだからってわざと負けたしょ~!」と不満気な顔で一言。
・・・衝撃だった(笑)
子どもは大人をよく見ている!勝てばいいというものではなく、自分が全力で、本気で走らなければ見抜かれてしまう、と痛感した。
その後の二回目のカケッコでは、一切手を抜かず本気で走ることにした。本気で走って、負けたこども達は素直に楽しんでいた。「子どもならたぶんこうだろう」という子どもに対する考えと、実際に接する子どもの感じ方のズレが新鮮だった。
この九日間の研修で、たくさんの「人」との出会いがあった。
実際に田舎で暮らしている人たちとの出会い、「こどもキャンプリーダー」「田舎暮らし」というキーワードで集まった仲間(研修生)との出会い、この企画をコーディネイトしてくれた、個性的なねおすスタッフ(時にとばじー、よっしー)との出会い。
いろんな人とのかかわりの中で、研修前までは考え付かなかった「農」に対するイメージや生きかた・働き方の多様性を改めて知ることができたと思う。
本当に充実した九日間だった。ありがとうございました。
高野悠己(たかゆう)