古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十章 地震津浪乃記・その五

2012年02月01日 09時38分22秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

 

地震津浪の記第一ページ(上の写真の七行目八行目)

解読    (伊賀)の上野、奈良近辺も大荒の所々有之。京都、江戸、大阪

       格別の事無し。然連ども大阪奈どハ舩へ尓げ又ハ舩をかり

読み方  (伊賀)の上野、奈良近辺も大荒れの所々これ有り。京都、江戸、大阪

      格別の事無し。然れども大阪などは、船へ逃げ、又は船を借り

解説  本日も特に難解な漢字は有りません。 「上野」の「野」が少し読みにくい。 「然連ども」・・・「連」は変体仮名「れ」です。 「大阪奈どハ」・・・「奈」は変体仮名「な」です。 「船へ尓げ」・・・「尓」は変体仮名「に」です。