古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十章 乍恐奉申上返答口上覚控え 其の四十五

2014年02月06日 05時37分28秒 | 古文書の初歩

「乍恐奉申上返答口上覚控え」第八頁、上の四~五行目

解読 當村百姓傳蔵所持之山拾五六

    年前ニ有田浦権左衛門方へ賣伐り

読み 当村百姓伝蔵所持の杉山十五六

    年前に有田浦権左衛門方へ売り、伐り(出し)

解説 「當村」・・・当村。我が村。 「傳蔵」・・・「傳」は旧字体で、「伝」と同じ。 「山」・・・「」は異体字で、「杉」と同じです。杉の木を植えた山。  「拾五六年前ニ」・・・「前」が最も難しい。 「有田浦」・・・「有田上村の南側の隣村で、海岸沿いに有ります。 「権左衛門方へ」・・・「権」が難解、「衛」の字はほとんど形になりません。 「方」には意味が有りません。「権左衛門さんへ」。 「賣伐り(出し)」・・・杉の木を売って伐採して出荷する事。


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