古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第二十章 乍恐奉申上返答口上覚ひかえ其の九

2013年12月28日 06時08分31秒 | 古文書の初歩

 

「乍恐奉申上返答口上控」第二頁、上の五~六行目

 

解読 嘗而無之勿論右谷之内ニ者当時山川

    成荒ニ御座候得共、御検地等請ケ往古者

 

読み 嘗てこれ無く、勿論右谷の内には当時山川

    成り荒れに御座候えども、御検地など請け往古は、

 

解説 「嘗而」・・・嘗て。『かつて』。 「無之」・・・これ無く。他村領から流れて来る様な谷川などは、一度も無かった。 「右谷」・・・「右」が読みにくい。前述の谷筋。 「当時」・・・「当」が「南」に見えます。 「山川成荒」・・・山川が荒れ放題に成ること。「成荒」・・・読み方が分かりません。 「御座候得共」・・・字が薄くて読み辛い。「御」と「候」が極端に小さく、「座」と「得」を大きく書いています。「得」の次は「共」=「ども」。 「御検地」・・・「検」は教えて貰わねば読めない字です。 「ホ」は「等」の崩し。 「請け」も難解。 「往古者」・・・往古は。昔は。 


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