知っている方は、知っていると思うのですが、
食事の時のお膳の上の、ご飯と汁物の位置についてです。
ご存知の方は、ご飯が左で、汁物が右側というのが、普通だと思うと信じたいのですが、
それを知らない方もいらっしゃるようです。
このご飯と汁物の位置が、逆になると、
「死者へのお供え」「仏様へのお供え」の意味になります。
それも、知らない方も多々、いらっしゃると思います。
しかし、知っている人も、大勢いらっしゃると思うのですが、
もし、自分が、それを、人からそのようにお膳を出されたら?
気分的には、知っている人は良くないですよね。
この後の話は、本当の話なのですが、
友人に、悪性の病気を抱えている方がいました。
その人が、外食した時に、ご飯と汁物の位置が逆に置かれていて、
「死者へのお供え」の位置で、その方の目の前に置かれたのです。
その方は、日々、自分の体について、不安を抱え、
一見、元気に見えますが、人知れず悩んでいたんだと思います。
その食卓を見たとたん、涙があふれてきてしまったそうです。
外食の席だというのに、泣きだしてしまったのです。
「あ、自分は、死人に見えるんだろう?死ぬかもしれないんだろうか?。」と。
この人のその時の気持ちは、元気な方には、バカバカしいとか、
お膳の位置なんて気にして、アホらしいとか、
他の人が、全員、こういう習わしを知っていると思う方が、
人生経験がなくて、無知だとか、思う人もいると思います。
でも、ままっちは、その方の気持ちがとてもよくわかりました。
ままっちも、「転移しているかもしれない。」と言われて手術をしたことがあるからです。
しかし、ままっちの場合、転移もしていなくて手術も無事に終わりました。
その転移しているかも…の一言で、人生観がまったく変わります。
その状況で、もしも、このご飯と汁物が逆に置かれたお膳を出されたら、
かなりのショックを受けたと思います。
なので、これは、怖い経験をした方じゃないと、感じないものなのかしら?
とも思いました。
このご飯と汁物の位置に関しては、知らない方も多いみたいですけれど、
キチンとした席では、当たり前のことだと思いますし、
まして、体の悪い方には出してはいけない配膳だと思います。
まあ、そんなこたぁ、あたしには、関係ないよ、って方がほとんどですけどね。
お付き合いありがとうございます。
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