写真は糟屋郡須恵町から東を見た山並み。
右端のピークが宝満山、次の尖がった部分が仏頂山(元宝満)。
左側に落差のある頂は頭巾山。
中ほどの白いレーダードームのあるところが三郡山。
左端が砥石山です。
福岡と筑豊の間の南北に連なる山塊。
宝満、三郡、砥石、若杉。
この頂部を繋いだラインが「三郡縦走路」。
「サングンジュウソウにいくっちゃん」
「ほー。大人いなったバイねー」
福岡周辺ではひと昔前までは、
大人になる通過儀礼のように呼ばれていた
親しみのある登山ルート「三郡縦走」。
かの郷土漫画の金字塔『博多っ子純情』(長谷川法世作)
でも6巻「東風吹かば」の中で
高校受験間際の主人公六平が
願をかけて三郡の雪中行軍をする
ストーリが展開しています。
太宰府天満宮の若手神官さん達も
夜間行軍の研修があっていたとか・・・
宝満山から山続きの「三郡縦走路」は
鍛錬の場として博多周辺では広く認知されてきましたが、
その下敷きには大宰府と宗像とを繋ぐ
重要な歴史回廊としての性格があってのことでした。
(後に詳しく述べます)
今日は宝満山から三郡山までのルートを、
宇美町の昭和の森を基点として
難所ヶ滝という冬場の氷結で有名な滝を通り、
縦走路、頭巾山から三郡山頂までの道すがらを
画像でご紹介しましょう。
基本的にこのエリアは県立の太宰府自然公園に指定された保護区域です。(13:57)
難所ヶ滝までの山道は椿花の絨毯になっていました。 (14:20)
難所ヶ滝と薮椿(14:49)
難所ヶ滝脇の巨木の薮椿(14:51)
新緑の三郡縦走路(15:08)
縦走路から振り返って見える宝満までの山並み (15:10)
咲き誇り縦走路を覆う山つつじ (15:20)
頭巾山城の空堀を抜ける縦走路 (15:35)
三郡山頂 (15:51)
三郡ツキ谷の椿と山道(昭和の森への道)(16:08)
昭和の森キャンプ場駐車場(17:04)
つづく・・・