山のうわさで「宝満を天台が買い取るげな!?」
まことしやかに宝満の山登り連中の間で話題になっているとか。
本ブログでは取扱いをしあぐねていたお話です。
当初はTNCテレビ西日本のニュース放映がきっかけで、
1月10日には読売新聞が「天台宗買取保全・・・
筑前宝塔院跡?遺跡含む山林」というタイトルで記事にされました。
そうです。昨年の冬から春先に行われた宝満34次調査のあった
本谷の礎石群のある丘の話題がその場所なのです。
この礎石建物が天台宗を開いた最澄が企画した
国内6か所に配置したとされる六所宝塔のうちの
安西塔に相当する施設である可能性が指摘されていて、
天台宗がこの遺跡のある範囲を買い取る予定ということなのです。
この遺跡は本研究会も調査前の踏査や
下草刈りで参加してきた場所であり
かつて例会では当時民有地であったこの土地を
研究会の募金活動で買い上げよう、というところまで
論議が盛り上がった経緯もあります。
天台宗としても保全を前提に動かれたようで、
その点では完全に本会の目指すところと一致しており、
今後は協力体制がとれればよいのではと思われます。
それにしても人の噂は・・・
※写真は昨年春に行われた宝満34次の現地説明会の様子。