「中世山の寺研究の最前線」と題して大阪歴史博物館で
科研「山の寺」プロジェクトの総括発表がおこなわれました。
冒頭、会の主催者である大阪市立大学文学部の仁木 宏氏は
3年の共同研究の成果で各地の山の寺の様相が画一的でなく
非常に多様なあり方がその特徴であったことが認識され
あえて今集会では総括討論を入れなかったとコメントした。
主催
「日本中世における「山の寺」(山岳宗教都市)の基礎的研究」研究会
共催
大阪歴史博物館
日時
平成23年12月17日(土)・18日(日)
会場
大阪歴史博物館 4階 講堂
内容(17日)
11:00~11:30
(特集展示「摂河泉の古瓦」展示解説)
12:30~12:40
あいさつ
12:40~13:20
考古学からみた「山の寺」
小野正敏氏(人間文化研究機構)
13:20~14:00
講演山寺の平面構造(縄張り)について
藤岡英礼氏((財)栗東市体育協会)
14:00~14:30
講演東北の山の寺
山口博之氏(山形県立博物館)
14:40~15:10
講演関東地方の「山の寺」について -主に武蔵の事例を中心に-
浅野晴樹氏(埼玉県立歴史と民俗の博物館)
15:10~15:40
講演甲信越の山の寺 -研究の現状と課題-
櫛原功一氏(帝京大学山梨文化財研究所)
15:40~16:10
講演三河・遠江境の山寺について -古代から中世山寺の展開-
後藤建一氏(湖西市教育委員会)
16:10~16:40
講演「山の寺」と城郭
中西裕樹氏(高槻市立しろあと歴史館)
内容(18日)
9:40~10:20
講演建築から見た山寺
山岸常人氏(京都大学)
10:20~11:00
講演中世山林寺院の成立と展開
上川通夫氏(愛知県立大学)
11:00~11:30
講演山の寺と文化財の保存・活用
坂井秀弥氏(奈良大学)
11:30~12:00
講演北陸の山の寺 -白山信仰関連寺院を中心にして-
宝珍伸一郎氏(勝山市教育委員会)
12:00~12:50 休憩
12:50~13:20
講演和泉地域の「山の寺」
大澤研一(大阪歴史博物館)
13:20~13:50
講演絵図からみる紀伊の山の寺
高木徳郎氏(早稲田大学)
13:50~14:20
講演四国の山の寺 -阿波国高越寺を中心に-
長谷川賢二氏(徳島県立博物館)
14:20~14:50
講演博多の中国商人と北部九州の山岳寺院
桃崎祐輔氏(福岡大学)
14:50~15:00 休憩
15:00~15:40
講演中世延暦寺末寺の「山の寺」
下坂守氏(奈良大学)
15:40~16:20
講演新しい「山の寺」研究の方法と成果
仁木宏氏(大阪市立大学)
16:20~16:40
コメント
山村亜希氏(愛知県立大学)
※上記の各タイトルは、当日変更される可能性があります。