True posted date & time:2021/09/24 13:41>
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死と隣合わせの場合の薬物療法
コロナ、ターミナルケア、透析回避の為の保存期腎不全対策
Drug treatment in case being on the verge of death.
COVID-19, terminal care, measures of end-stage renal failure in preserve term to avoid hemodialysis.
癌の末期患者等、死と隣り合わせの終末期に於いて、QOL(生活の質)を高める為、鎮痛剤として麻薬を用いている。
僕は9年前、この世が終わるのではないかと言われていた年に、「もしもノート」という、公式的ではないものの、遺言書を兼ねたものを作成した。
その中で、告知や延命処置について書いたページには、こう記した。もし自身が末期症状でのターミナルケアに際した場合に、薬を使用する事によって疼痛を緩和し、QOLの維持・向上を図る事を良しとした。またその場合、結果的に生命を縮める事に繋がっても、それは仕方がないと書いた。
僕はクリスチャンである。よって、聖書の指針を、自分の考えの根拠としている。病気等によって試練や苦難を受けようとも、それぞれに神様の意図、意味が存在する事を理解する。
キリスト者であるが故に、自分の生命は創造主の持ち物で、創造主がその始まりも終わりも決める事を理解している。よって、殺人や自殺、自殺幇助に値する尊厳死や安楽死は間違いである事を承知している。意識が消失して回復する見込みが全く無くなるまでは、安楽死は間違いであり、行ってはならないと考えている。
新型コロナ・ウィルス感染症に対し、予防薬としてのワクチンや、感染した後の治療薬が用いられている。
僕は、そのどちらも必要としない。僕はワクチンを打っておらず、マスクの着用もしていない。しかし、もし、感染した後に重篤化してしまった場合には、イベルメクチン等の比較的、副作用の少ない薬での治療を望むかもしれない。
コロナに感染しても、無症候性であったり軽症であれば、薬の使用は必要無い。化学的に合成した薬は、基本的に毒である。
また、予防の為のワクチンは、無駄で切りが無いばかりか多くの毒の添加物を身体の中に入れるので、元々健康であるにも関わらず、却って身体を悪化させてしまう。正に、医療介入によって病気になる「医原病」であったり、医療介入によって死に至る「医原死」だ。
よって、ワクチンを打たずとも、もしも感染して、且つ、重症化した場合にも、イベルメクチンやアビガン(ファビピラビル)、抗体カクテル、そして漢方薬で治せる。
また、日頃から食事等の生活習慣の改善で、創造主から生来、与えられている天然免疫の力を維持する事が出来、感染しても薬を必要としない。その事は、感染者が多いにも関わらず、且つ、ワクチンを打っていないにも関わらず、死亡者がほぼゼロの未成年者や20代の若者が証明しているではないか。
そうして、薬物療法は出来るだけ避けたいものだが、人の終末期、死と隣り合わせの状況では、薬の使用が致し方ないとも言える。
それは、僕が少しだけ仕事としてかじった経験が有る、透析療法に入る手前の保存期に於いて、末期腎不全患者の方々にも当てはまる。
毎年37,000人程の腎不全患者が透析に回される日本の現状(2011年当時)に対し、その約1/3以上(約35%)の13,000人を自身の治療・維持療法によって透析を回避させる事が出来ると訴える、茨城県取手市に在りCKD(慢性腎臓病)を専門とする椎貝クリニックの院長、椎貝達夫氏は、腎臓病専門医として透析導入前の「保存期腎不全対策(ニュー取手方式)」を実践する。
その慢性腎不全に対する保存療法は、食事療法、血圧調整、薬物療法を核にする。まずは患者に自分自身の事を把握し理解してもらう為の教育をして、その上で生活習慣の改善と食事療法を行う。それで不足し腎機能が低下する場合に、薬物療法を行う。
しかし、そんな保存期腎不全対策は、他の診療に比べて手間暇が掛かる上、そのくせ、割に合わない収益となる事から、多くの開業医等は、まともに保存期腎不全対策をせず、さっさと患者を透析に回してしまうそうだ。
以下、椎貝クリニックのホームページ、「医師の紹介・椎貝クリニック院長 椎貝達夫」より
『1970年から腎臓病を進行させない「保存療法」を50年にわたり続けています。
CKD(慢性腎臓病)の進行原因(6つ)の丹念な治療を行います。
深刻な表情で見える患者さんを暖かく迎え、安心させ、初診で20~30分、再診で最低でも10分は診療に時間をかけています。
CKDは難しい病気ですが、自分がいまなにをしたらいいかを伝えます。
日本腎臓学会で毎年発表しています。
新しいアイデアをもり込み、2013年では「瞑想」、2020年からは「尿蛋白ゼロ療法」を行っています。
その結果「透析に入らないで済みそう」な人が年々増加しています。』
(以上、椎貝クリニックのホームページ、「医師の紹介・椎貝クリニック院長 椎貝達夫」より)
厚生労働省は、薬漬け医療を防止する事を目的に、一度に7つ以上の薬を処方する場合、正規の薬価から10%少なく請求する事を医療機関に義務付けている。しかし、CKDに対する保存期の薬物療法に於いては、毎回、一度に7種類以上の薬を処方する事が多い。椎貝氏は、「良心的な治療をするとペナルティが科せられる現行の制度には問題が有る」と述べる。(「腎臓病の話」(椎貝達夫氏著、2007/10/19、岩波書店)より)
「腎臓病の話」(椎貝達夫氏著、2007/10/19、岩波書店)
出典:楽天
またはamazon
僕はこの、椎貝医師が書いた本「腎臓病の話」を、大阪のO医療系専門学校の臨床工学学科・夜間部に通学していた時(2005/4~2009/3)に手にとって読んだのだが、「保存期腎不全対策」に気付きながらも当時は鈍感だったせいか、今と比べれば遥かにレベルが低かったせいか、余り考える事が無かったのだろうか。
しかし、臨床工学技士として、その保存期腎不全対策に関わる事も無く、透析に回されて来た後の患者に接するだけであるので、どう仕様も無い。また、普段の業務も基本的には医師のオーダーで動くのみ、それどころか看護師の手足となって(とは言い過ぎだろうか?)働くのみなので、医師に多少の提案は出来るであろうが、基本的に国家資格上の節度が要求される中でのルーティンでしかない。
「腎臓の透析は、私が止めてみせる!」(椎貝達夫氏著、2019/10/10、たちばな出版)
出典:amazon
出典:文藝春秋2011年12月号(2011/11/10発行)
薬を使用せずに済む事に越した事は無いが、生活習慣の改善や食事療法を通しても機能を維持出来ない場合、やむを得ないのだろう。もし、それを拒否した場合、苦痛を強いられる透析に回されてしまう。
一旦、透析に入れられてしまえば、一生、抜け出す事が出来なくなる。死ぬまで4時間程/回を週3回、透析を続けていかなければならなくなってしまう。
裏を返せば、透析施設は、決して治らない患者が死ぬまで通院する事から、固定客を抱えるが如くで、収入が安定している。他の病棟が赤字でも、透析病棟だけが黒字というのも聞いた事が有る。
よって、施設によれば、まるで品物を扱うが如くに毎日のルーティンを流れ作業の如く、只々効率的に速く熟せれば良いと考えている所も在る様で、そういう施設は製造業、特にライン作業で従業員がロボット化している様な状況と似ている。
尤も、全てがそんな状態で行っている訳ではないだろう。純粋な気持ちで行うスタッフも多い事だろう。
聞く所によれば、看護師に比べ、臨床工学技士(ME、CE)、殊に男性のそれは、する事が雑であるらしい。それ故、患者にとって、看護師や女性のスタッフに対応してもらった方が良いのだろう。そういう事もあってか、CEを置かず、看護師のみの施設も多い。
本ブログ
2013/04/17付「安易な透析導入の間違い(1)・・・一生離脱出来ない患者の心身の負担、医療費高騰、導入延期・回避の為の保存療法の重要性」
安易な透析導入の間違い(1)・・・一生離脱出来ない患者の心身の負担、医療費高騰、導入延期・回避の為の保存療法の重要性 - 狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考
総タイトル:【安易な透析導入の間違い・・・一生離脱出来ない患者の心身の負担、医療費高騰、導入延期・回避の為の保存療法の重要性】現在、成人病の...
安易な透析導入の間違い(1)・・・一生離脱出来ない患者の心身の負担、医療費高騰、導入延期・回避の為の保存療法の重要性 - 狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考
末期の慢性腎不全患者にとって、前記の保存療法を抜きにした場合、透析か腎移植しか、身体の生命を繋ぐ事が出来ないのが現状だ。今後に、その他の希望が有るとすれば、遺伝子治療や再生医療が進歩する事だが、今現在は全く、その目処は立っていない。
腎移植に関しては、支那(中国)での不法な臓器売買と結び付いている事もあろう。その臓器売買には、支那で迫害を受けている、ウイグルやチベットが被害に遭っているとも言われている。
2021/03/08付・大紀元Epoch Times日本『<独自>「捨てるほどある臓器」日本から中国へ渡航移植手術をあっせんするNPO団体 案内を再開』
2021/07/07付・大紀元Epoch Times日本『中共による臓器強制摘出は「公然の秘密」 元警官が明かす一連のプロセス』
2021/07/28付・大紀元Epoch Times日本『「中国臓器狩りの調査を求める」117人の超党派地方議員が衆議院議長に陳情書』
一人の支那出身の女性バイオリニストが居る。2004年に腎不全と宣告され、その後、8%の腎機能で保存期をキープしながら、自身で考えた食事療法を行うのみで、15年間、透析を拒み続けた。
しかしとうとう、2019年12月に透析に入り、約半年間、計88回の透析を行った後、支那で腎移植を行ったという。
2020/08/01付・Liu Wei 劉薇 Official Website~Diary「腎移植記録」
腎臓病なんでもサイト「劉 薇(リュウ ウェイ)さん(りゅう うぇい:1963年生まれ)」
出典:Liu Wei 劉薇 Official Website~CD・Book
またはamazon
左:「人工透析なしで10年! でも元気な私の食生活 腎臓を養う雑穀レシピ」(劉薇(リュウ・ウェイ)氏著、2014/11/18、講談社)
右:「腎不全発症から10年―なぜ私は人工透析を拒否してきたか 自分らしく生きるためにやってきたこと」(劉薇(リュウ・ウェイ)氏著、2015/4/25、きずな出版)
僕は、4年前、就職の為の面接時に、こんな事を述べた事が有る。
「この建設機械(重機)を作る事によって、パレスチナ人の家を破壊する事に加担したくない」
そうして、そこの会社(鉄工所)に入る事を、自ら断った。面接の為に出向くまで、その会社の内容を把握してなかった。
確かに、相手の面接官が述べた通り、偽イスラエルが占領地に於いて酷い使い方をしているだけで、他はその重機が社会に貢献しているのだろう。
しかし、ヨルダン川西岸地区での、偽イスラエル占領軍がパレスチナ人の家を建設機械で破壊する様子は、占領状況を最も象徴的に表しているとも言え、その時の僕にとっては、とても受け入れる事が出来ないものであった。
僕は、自分の食い扶持を得る事が幾ら差し迫っているからと言っても、道徳的に適わない事とか、他人を犠牲にする事はしない。丁度、その次に面接に行って入った所は、或る人と僕を入れ替えようとしている事を察知したので、直ぐに自ら辞めた。
食い扶持ぐらいは、どうにでもなる。今では、鉄工所の仕事をするのも特に意味を感じておらず、別にやりがいも感じていないし、只々、飯の種、生活費を得る為だけで行っているだけだ。もしお金をいっぱい所有しているのであれば、外に出ず、ずっと、ものを書いていたいぐらいだ。
透析に従事している医療者も、本当に純粋な気持ちで行っているのであれば良いと思えるが、もしも患者を金のなる木等と思って、日々、只々、仕事を効率的に捌ければ良いという様な不順な気持ちで行っているのならば、それこそ本当に偽善行為と言える。
僕は今後、もう、その仕事に就く事は無いし、また有り得ない。ここで、今更、理由等、いちいち言わない。
僕は僕で、唯一の神様から与えられた宿命、使命に従い、この世での役割を、淡々と、粛々と、行っていくだけだ。
本ブログ
2013/04/18付『「安易な透析導入の間違い・4」、昨日と本日の記事の続き・・・「偽善」では無く、「純粋」には罪は無い』
2018/02/27付『「ボタン一つ」の「生命倫理」、核戦争、仕事、技士さん、そして透析医療と導入前「保存期腎不全対策」に見る病院の「利益相反」行為』