トランプ氏へ、イスラエル首都承認に対する世界の抗議撤回要求声明の数々(17):パレスチナ人クリスチャンはアラブ人ムスリムと兄弟、ホワイトクリスチャンのNOケア、隣人を愛すもユダヤ人の傲岸不遜行為を嫌う
出典:INDEPENDENT「Al Quds Day: Protesters burn flags and chant 'death to Israel' at annual rallies held across Iran」
出典(経由):「World Literature Today」https://www.worldliteraturetoday.org/
トランプ大統領、あなたはエルサレムを発火点とする第三次世界大戦を引き起こすつもりであるのか?。
今月12月6日に、アメリカ・トランプ政権がエルサレムをイスラエルの首都と正式に承認してから2週間程が経ち、その間にその決定に対して世界中で非常に数多くの反対・抗議声明と撤回要求声明が打ち出された。その多大な声明の数々を、No.(1)から数十回に分けて掲載する事にする。本シリーズが、アメリカ・トランプ政権への声明文、署名運動の様なものとなって活かされる事を願う。尚、引用元の文献名は、本シリーズのNo.(2)に掲載している(記事1本当たりの文字数に制限が有る事もあり)。
トランプ大統領は、エルサレムについての根本が解っていない。公約を守る為と言いながら深く考えずに軽はずみな事をする事によって、ムスリム(イスラム教徒)の方々をはじめとした世界中の多くの方々を「挑発」しただけに過ぎず、和平どころか怒りの火を点けて争い、そしてその先の戦争を起こさせるものである。トランプ氏は政治家としては素人で、人間としては当然ではある事ではあるが完璧では無い。しかし、上に立つ者、特に超大国のトップともなれば、良い側近・スタッフで協力する等してその完璧に近付けなければならない。そして就任後1年がもうすぐ経とうとしている現在までを観察して来た所、今までの既成の体制のアウトサイダーとして努力して来られている事は伺えたが、本心を出せない難しさと共に、その荒の多い状態、穴の多い状態、その短所、欠点、弱み、虚に付け込まれている様である。トランプ氏の抜け目の部分を穴埋めしているのが、ユダヤ、ネオコン、イルミナティ、フリーメーソンの人達である。この度のエルサレムをイスラエルの首都とする承認は、それらの意向そのものの様である。イルミナティ・フリーメーソンのトップであった、あのアルバート・パイクが、「イタリア統一の三傑」と言われイタリア建国の父とも言われるジュゼッペ・マッツィーニに宛てた手紙の中で、世界大戦を3回計画している事を明かし、第一次・第二次は計画通りに行われ、未だ行われていない第三次世界大戦の計画は、シオニストとアラブとの間に引き起こす内容となっているのである。故に今回の件は、トランプ氏がそのイルミナティ・エージェントに利用されている事が解る。そしてそのイルミナティは、その先の「世界統一政府エルサレム」を建てる計画を持っているのである。
しかし何よりも、パレスチナ人の権利を守らなければならない。そして、エルサレムは特別な場所、他の場所とは異なる「聖なる所」であり、そのアイデンティティを守らなければならない。その為にも、パレスチナ国の建国後にエルサレムをその首都とするのが良いものと思われる。現在のイスラエルは創造主である神との契約の下に建国されたのでは無い。また、イスラエルの支配階級、上層部、入植者として居座っている者達の殆どが、アブラハム―イサク―ヤコブ以下の血統との繋がりが全くない「フェイク・ユダヤ人」達(偽ユダヤ人達)であるので、それらの人達は創造主の「契約の民」ではないので、尚更、現イスラエル国の建国理由、シオニズムが成り立たない事となる。その「フェイク・ユダヤ人」達は、ただユダヤ教に改宗した「宗教的ユダヤ人」達という「偽者」達、白人でウクライナ・ロシア系の「アシュケナジー・ユダヤ人」、「カザール人」達故に、現イスラエル国は、「フェイク・イスラエル」(偽イスラエル)である。そして、逆に、パレスチナ人達の中には、アブラハム―イサク―ヤコブ以下の血統と繋がりを持つ本当のユダヤ人達が多く存在しているのである。故にその本当のユダヤ人であるパレスチナ人こそが、そのパレスチナの地を所有する権利を創造主との契約の下に所有しているのである。
尚、因みに、一次資料とされ得る「古代ヘブライ語聖書原文」によると、アラビア半島の西南に在る「アシール」にエルサレムを定める事となり、世界中に散らされている血統的な繋がりの有る本当の古代ユダヤ人が帰還する「約束の地」は、現在のサウジアラビア西南でイエメン国境近くという事になり、パレスチナ地域ではない事となる。そして、シオニスト・現イスラエル国の論拠は、前述の様に血統的ではない等で主張する理屈が成り立たないだけでは無く、完全に論拠崩壊する事にもなる。
更に、その単にユダヤ教に改宗しただけの「フェイク・ユダヤ人」達に現在まで散々いじめられ、虐待され、人権蹂躙されて来たパレスチナ人達のその矛盾や理不尽さの中で、パレスチナ人達のアイデンティティ、誇り、基本的人権、神への信仰心、家族・同朋を守り、占領される以前のレベルぐらいまでに回復して頂く必要が有る。それ故、この問題で一番大切な事は、パレスチナ人に同情する心、共感する心、純粋にかわいそうと思う心である。シオニスト達、イスラエルを支持する人達、軍需産業に勤める人達、自分達だけが幸せになれればそれで良いのか?。自分の生活・給料の為に、自分の家族を養う為には、弱者を犠牲にしても平気なのか?。自分が助かればそれで良いのか?。自分の「欲望」を目的として、その分パレスチナ人を犠牲にするのか?。イスラエルやアメリカの「欲望」は、創造主である神の「御心」・「御意志」・「御計画」とは「正反対」である。
不法に占領中のイスラエルに、エルサレムを首都とする権限は無い。戦争に勝利した者が正しい訳では無い。現イスラエルはパレスチナの地を、創造主の御意志・御計画とは全く関係無く、自分たち人間の都合・欲望で、恣意的に侵略して奪ったに過ぎない。
今月24日夜から翌25日にかけて、パレスチナ自治政府のヨルダン川西岸地区、イエス・キリストの生誕地ベツレヘムの世界遺産に登録されている降誕教会(聖誕教会)で、クリスマス・ミサが行なわれた。グレゴリオ暦を採用するカトリックやプロテスタントは25日をクリスマスとするが、従来のユリウス暦を採用している正教会の中には、1月7日がクリスマスとなっている。しかし本当は、そのどちらもイエス・キリストの誕生日では無い。今年は、その降誕祭の20日程前に、アメリカのトランプ大統領がイスラエルの首都としてエルサレムを承認する決定を行った事が原因となって、世界各地で抗議デモが起こされていると共に、ベツレヘムをはじめとしたパレスチナの各地でも抗議デモと共にインティファーダが起こされ、それによってイスラエルの軍や警察との競り合いが起きている為、毎年この時期は地元の方々だけでは無く外国からの観光客も参加して賑わうにも関わらず、客足は遠退いて、例年に比べて大分少なかった様である。
トランプ大統領の周囲のユダヤ系のスタッフ達や、イルミナティ・フリーメーソン系の者達、アメリカ国内のシオニズム団体やユダヤ団体、ユダヤ教団体は、イエス・キリストの事が嫌いなので、わざとこの時期にその様な発表をして、クリスマスの雰囲気を壊した可能性は高い。アメリカでは最近、「ポリティカル・コレクトネス」によって、クリスマスを祝う事がユダヤへの差別に当たる等とこじつけられて、表向きキリスト教の国とされるにも関わらず、クリスマスやイエス・キリスト、B.C.(Before Christ)、A.D. (Anno Domini:主(イエス・キリスト)の年に)等と公の場で言う事が出来なくなって来ているのである。ドイツをはじめとしたヨーロッパと違い、アメリカにはホロコーストを否定する事を禁じる法律が存在しないので、ナチスによるホロコーストは実は無かったと共に、アウシュウィッツのガス室も実は存在しなかった等と言えるはずなのだが、前述の諸団体から圧力が掛けられる事により言論が封鎖されており、それに加えてのポリティカル・コレクトネスである。民主主義の国と言われるアメリカも、異(こと)ユダヤに関してはヨーロッパと同様に「タブー」である。その様に言論の部分を見ても、アメリカは実はユダヤによって共産主義化されているのである。
その「言論弾圧」は、ユダヤが支配するアメリカ以上に、イスラエル国内では非常に酷い状態であるという。トランプ氏が「イスラエルは民主主義国として世界有数の国」等と持ち上げたが、全くの嘘、出鱈目であり、正反対である。イスラエル国内、特にパレスチナ人達に対しては、共産主義的な対応をしている。町には監視塔が建てられ、軍や警察が至る所に配置されている。脅しや警告が有り、密告等によって直ぐに軍や警察が飛んで来る。そしてデモ等によって子供達も含めて拘束される事と同様に、裁判なしで不当に刑務所に拘留されてしまう。イスラエル国内でのパレスチナ人達に、民主主義や言論の自由、各種運動の自由が無い。
パレスチナのベツレヘムに住んでおられる或るパレスチナ人のクリスチャンの方は、ユダヤ人達の事は嫌いではないと述べておられる。クリスチャンとしての考え方としての、隣人を愛するという事であろう。しかし、そのユダヤ人達が日々行っている事、パレスチナ人達に対して行っている事が嫌いであると述べておられる。政府や軍の兵士、警察、入植者、右翼、ユダヤ教狂信者等からの、差別、ヘイトスピーチ(憎悪発言)、嫌がらせ、暴力等を日常的に受け続け、監視されてプライバシーの侵害も受ける等と、人間として生まれながらに当然として持っているはずの基本的人権が侵され、人間としての尊厳が踏みにじられている現状を訴えておられる。パレスチナ人達に人権が付与されないのはイスラエル政府とその政府の作った法律・規則が原因であり、パレスチナの世間一般的に自由が無いと述べられる。そして、基本的にイスラエルの承認を得ない限りは、呼吸をする事さえも許されないと述べられる。その様に訴えられる目には、涙が浮かべられていた。また、エルサレムをどの様にすれば良いかとの問いには、支那(中国)がもし望むならば、支那が所有するとすると、パレスチナとイスラエルとの間に中庸として済むだろうと述べておられる。
また同じベツレヘムに住む別のクリスチャンの方は、欧米のクリスチャン達、つまり白人のクリスチャン達の多くは、イスラエル国内やイスラエルが占領するパレスチナ自治政府の領域での実態について、全く把握しておらず、理解しておらず、無知の状態で、その上で安易に現イスラエルを支持している事を嘆いておられる。そして、その白人達を中心とした世界中のクリスチャン達は、パレスチナ人達に対しては無関心であり、他人事と軽んじ、気遣いが無く、注意を払わず、世話や援助をしようとしていない事を挙げられ、それに対して周囲に住んでいるアラブ人の方々は、日々、パレスチナ人達を差別する事も無く、世話や援助を惜しみなくしてくれていると述べられる。そして、パレスチナ人達とアラブ人達は、互いに違いを理解し合う兄弟であると述べられ、白人・欧米のクリスチャン達は決して兄弟では無いと述べられる。またイスラエルはパレスチナ側への水の供給を制限しており、一月に一日分の必要量程しか与えられていないと訴える。この事をはじめとして、世界中、特に欧米の白人のクリスチャン達は、全く無知、無関心、他人事で、救助・支援しようともしていないと訴えておられる。
エルサレムから南の方向に向かうベツレヘムとの間に、イスラエル政府が作った分離壁が存在する。クリスチャンにとって聖なる地である両方の地を行き来しようと思えば、イスラエルの検問所で承認を得た上で、そこを通過しなければならない。これも、イスラエルによるパレスチナの分断政策の一つである。イエス・キリストを憎むイスラエルは、その両方の聖なる地を分断したのである。そして、先日のトランプ氏の首都承認決定によって更に、エルサレムとベツレヘムの分断が強められたのである。トランプ氏は今や、ユダヤとカルト組織のイルミナティ・フリーメーソンの操り人形となっているのである。
ユダヤとカルト組織のイルミナティ・フリーメーソンは、共にイエス・キリストを嫌っており、且つ憎んでいる。カルト組織のイルミナティ・フリーメーソンは、自分達エリートが最高の者達であると思いこんでおり、無神論者達で非常に傲慢であり、且つバフォメット(サタン、悪魔)を崇拝している。一方、ユダヤが何故イエス・キリストを憎んでいるかというと、この本記事にほんの一部ではあるが、聖書から引用して掲載しているマタイの福音書にも書かれている様に、イエス・キリストが在世時に、当時のユダヤの最高法院(サンヘドリン)、祭司、長老、律法学者、パリサイ人等の指導者達を糾弾し、またイエス様が預言した通りに、A.D.30年の十字架の磔刑後、A.D.70年にローマ軍によってエルサレムの神殿が崩壊させられ、残る南ユダの二支族も世界に散らされたからである。また、その当時の指導者達に煽られた民衆達は「十字架につけろ」と叫び続けてイエス様を十字架に掛け、そして、「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい」と答えてその責任を取る事を誓った通りに、その後に世界中に散らされて、後々・代々の子孫が苦難を強いられる事となったからである。当時のユダヤの指導者達は、その約500年前にバビロン捕囚時に影響された後、徐々に編集していったバビロニア・タルムードを信奉していたのである。そのタルムードを信奉していたユダヤの指導者達を、イエス様は非難したのである。
トランプ大統領、あなたはそのユダヤ・イルミナティ・フリーメーソンの操り人形となって、エルサレムをイスラエル首都と承認する決定をする等と、非常に軽はずみで愚かな事をしたものだ。そして、その後の国連の安全保障理事会でアメリカ以外の全ての理事国の14カ国が撤回要求案に賛成し、その後の国連総会の緊急会合でも撤回要求案に128カ国が賛成して賛成多数となり、同案が可決された通りに、アメリカに脅された数か国はあなたの国に追随するかもしれないが、他の国々は大使館を移転する事も無く、エルサレムをイスラエルの首都と認める事は有り得ない。よって、この度、トランプ氏、あなたは失敗したのである。今までアメリカは失敗だらけである。ベトナム戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争、そしてシリア戦争等と、あなたの国アメリカは、失敗ばかりしている。結局、あなたも一部からはアウトサイダーとして期待されていたものの、今までの歴代大統領と同じく、操り人形となって、戦争を繰り返し、失敗を繰り返して行く様に思える。
もう一人、更に別の、パレスチナ人のクリスチャンの言葉を伝える。「差別の無い、公正な平和が欲しい。」
以下は、その数多くの声明からの一部である。
パレスチナ (その他は(15)(16)に掲載)
「トランプとイスラエルに対する怒りだよ。エルサレムは、絶対に渡さない。」(12/10、ベツレヘムで抗議の投石を行う男性(10代?))
「職もないし、失うものはない。生きている限り抵抗を続ける。」(同、15歳から4年間の服役経験を持つ無職の男性(27))
「生まれた日から占領地暮らしで、移動も制限される。抗議の意思を示したかった。(イスラエルの占領下で高等教育や就職の機会が限られ、明るい将来像を描けない現状への不満も有り。)」(同、高校生の男性(16))
「石を投げれば、弾が返ってくる。命を無駄にするようなまねはしてほしくない。でも、希望のない若い人たちが自分の意思を表現できる手段は、限られているんだ。」(同、遠巻きに眺める自営業の男性(54)。先祖が代々暮らしてきた土地が、ユダヤ人の入植用に接収され、今は監視塔近くで暮らす。)
「(トランプ氏によるエルサレムの首都認定について、)せめて和平交渉を促進する具体策を併せて示すべきだ。『パレスチナに国家としての価値はない』と言われたに等しい。」(同)
「エルサレムは私たちのもの」(12/15、金曜日のお祈りの後、エルサレム旧市街・ダマスカス門前で毎日のようにデモを続けているパレスチナ人女性たち)
「私たちはアメリカが『エルサレムはイスラエルの首都』と言ったことを撤回するまで続ける」(同)
「パレスチナに自由を。」(12/17、ベツレヘムでの抗議集会)
「エルサレムはパレスチナのものであり、ことしのクリスマスはトランプ大統領の決定が撤回されるよう祈りたい。」(同、参加者の内の一人)
「エルサレムはパレスチナの永遠の首都」(12/24~25、ベツレヘムの世界遺産・聖誕教会前の広場の一角に掲げられた横断幕)
「トランプ氏はパレスチナ人だけでなく、国際社会も敵に回した」(同、ベツレヘム中心部のレストラン経営の男性(57))
「人出はめっきり減り、例年の楽しい雰囲気は少ない。中東平和の実現を祈りたい」(同、地元の公務員の男性(52)
「パレスチナを支持してくれた国々に感謝しています。私たちはエルサレムを首都とする独立国家の樹立が実現するまで闘いを続ける」(12/27、ベツレヘムにて、12/21の国連総会の緊急特別会合で決議に賛成した国々に感謝の気持ちを示す行進に参加した女性…エルサレムの地位の変更は無効で撤回されるべきだとする決議は日本を含む128か国の賛成で採択)
「米大統領の決定に対する拒否、そして同大統領を退陣させることの誓い」(12/24、ベツレヘム、ベイト・ジャーラー、ベイト・サーフールの市長ら…隣接し合うキリスト教の街)
「我々は、キリスト教徒・ムスリムに関係なく、パレスチナ人の声を世界に届けたい。たとえ(イスラエルの)占領軍やこれを支援する者が現状変更を試みようとも、エルサレムはそこに住む人々のものであり続ける」(同、ベツレヘムのトニー・サルマーン市長)
「パレスチナ人に対する国際的な共感は、米大統領の計画を挫くだろう」(同)
「国連総会決議は国際社会の反トランプの決意を確固たるものにし、エルサレムを首都とする国家の樹立におけるパレスチナ人の権利を確認した」(同)
「今年の祝祭は、パレスチナ人が国際社会の決意という武器を得たのと合わせて祝われる」(同)
「占領およびトランプに対する抗議を継続し強めていく」(同)
「トランプ大統領の計画は被占領エルサレムのみではなく、パレスチナ問題を標的としている…キリスト教徒、ムスリムに関係なく、パレスチナ人としての我々の第一のメッセージは、我々は米国の決定を拒否するということである。この決定は我々そして我々の問題(パレスチナ問題)に対する侮辱・誹謗中傷であり、我々に対して礼を欠いた行いである。エルサレムは最も重要な我々の聖地、宗教的遺産、人類そして国の遺産を擁している。アメリカは常にイスラエルの側に立ってきたが、今回の決定は(これまでの中でも)最悪だった」(12/24、サバスティーヤで主教を務めるギリシア正教のアターッラー・ハンナー府主教…ヨルダン川西岸北部・パレスチナ自治政府統治エリアの村。古名サマリア)
「アメリカの決定はベツレヘムにとっても侮辱だ。キリスト教の歴史上初めて、聖地ベツレヘムと聖地エルサレムを切り離した」(12/24~25、ベツレヘムの聖誕教会のミサに参列したパレスチナ自治政府のアッバス議長)
「われわれは、これらの動き(エルサレムの首都認定)が、聖地エルサレムに憎悪や衝突、暴力、苦しみを増し加え、われわれを一致という目標から遠のけさせ、より深い破壊的な分裂へと導くことが確かだと考えます。(現在のエルサレムの国際的な管理体制を維持するよう求めた。)」(12/6、エルサレム総主教セオフィロス3世ら、エルサレム現地のキリスト教指導者13人の共同公開書簡)
「トランプ発言には反対だ。(パレスチナ自治政府の)アッバス議長は反対の意思を強く示すべきだ。」(12/8、歯科医の男性(26))
「8日は何が起きるか分からない。」(12/8、パン売店のキリスト教徒の男性(52))
「トランプ氏の発言は中東全体に火をつけた。言葉だけで本気じゃないと思いたいが、最悪だ。彼はエルサレムがどうなろうと関係ないが、暴力が起きればこちらは平和に暮らせなくなる」(12/8、建設会社勤務のイスラム教徒の男性(48))
「(エルサレムをイスラエルの首都とする米国の認定を)脅威」(12/12、パレスチナ人・世論調査、91%の回答(シンクタンク・パレスチナ政策調査研究センター実施、ヨルダン川西岸地区とガザ地区に住む1,270人対象))
「(パレスチナ国家樹立のため)暴力的抵抗が唯一の方法」(同、前回調査から9ポイント増加の44%の回答)
「米国がエルサレムをイスラエルの首都として認定し、大使館をエルサレムへ移転することは、パレスチナ人とイスラエル人の双方に大きく影響する軽率な行為である」(12/16、AIDA…占領下のパレスチナで活動する人道、地域開発、人権に携わる80以上の国際NGOの連合(JVCもメンバーの一員))
「エルサレムをパレスチナの首都として同時に認めることを明らかに怠っており、バランスを欠いている。そのために、この発表は紛争の平和的で公正な解決に対して深刻な影響を及ぼす可能性が高く、占領下のパレスチナとイスラエルに住む人々が暴力に晒されるリスクを増幅させる。」(同)
「この決定が、イスラエルの相次ぐ国際人道法、及び国際人権法の侵害を悪化させ、パレスチナ人が抱える現在の深刻な人道・開発における危機を増加させることになるだろう。」(同)
「(トランプ氏の)同発表は、東エルサレムのイスラエルへの一方的な併合を実質上認めており、国際社会や国連安全保障理事会が一貫して反対してきた行為である。国際法上、東エルサレムは占領下パレスチナの不可欠な一部であり、米国を含む第三国は東エルサレムの不法な併合を認める行為-たとえそれが暗黙のものであっても-を全て避けるべきである。なお同発表は、暴力を伴う形で領土を獲得することを厳格に禁止する国際法に相反する。」(同)
「(米国に対して、)状況の悪化につながる更なる一方的な行為を取らないと同時に、恒久的な和平、そしてイスラエルにより50年間続いているパレスチナ占領と紛争状態の終結を促進するよう(呼びかける)。」
その他声明:関連サイト
・「THE ELECTRONIC INTIFADA」
・「Live From Occupied Palestine」
(声明ここまで)
2017/12/25付・TBS NEWS:「ベツレヘム・聖誕教会でミサ、 トランプ大統領批判も」 |
参考動画 YouTube: Christmas in Gaza: Christian community is getting smaller →YouTube | 参考動画 YouTube: Эрдоган решил открыть посольство в Восточном Иерусалиме - Россия 24 →YouTube |
参考動画 YouTube: Palestinian Christians in Bethlehem burn photos of Trump →YouTube | 参考動画 YouTube: Palestinians burn Trump photos to protest Jerusalem announcement →YouTube |
新約聖書・ヨハネの黙示録1章8節
神である主、常にいまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。「わたしはアルファであり、オメガである。」
ヨハネの黙示録2章8~10節
また、スミルナにある教会の御使いに書き送れ。
『初めであり、終わりである方、死んで、また生きた方が言われる。
「わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。 ― しかしあなたは実際は富んでいる。 ― またユダヤ人だと自称しているが、実はそうではなく、かえってサタンの会衆である人たちから、ののしられていることも知っている。
あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはいけない。見よ、悪魔はあなたがたをためすために、あなたがたのうちのある人たちを牢に投げ入れようとしている。あなたがたは十日の間苦しみを受ける。死に至るまで忠実でありなさい。そうすれば、わたしはあなたにいのちの冠を与えよう。
ヨハネの黙示録3章9~12節
見よ。サタンの会衆に属する者、すなわち、ユダヤ人だと自称しながら実はそうではなくて、うそを言っている者たちに、わたしはこうする。見よ。彼らをあなたの足もとに来てひれ伏させ、わたしがあなたを愛していることを知らせる。
あなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。
わたしは、すぐに来る。あなたの冠をだれにも奪われないように、あなたの持っているものをしっかりと持っていなさい。
勝利を得る者を、わたしの神の聖所の柱としよう。彼はもはや決して外に出て行くことはない。わたしは彼の上にわたしの神の御名と、わたしの神の都、すなわち、わたしの神のもとを出て天から下って来る新しいエルサレムの名と、わたしの新しい名とを書きしるす。
The New Testament・The Revelation of St.John the Divine 1:8
“I am the Alpha and the Omega,” says the Lord God, “who is and who was and who is to come, the Almighty.”
Revelation 2:8~10
“To the angel of the assembly in Smyrna write:
“The first and the last, who was dead, and has come to life says these things:
“I know your works, oppression, and your poverty (but you are rich), and the blasphemy of those who say they are Jews, and they are not, but are a synagogue of Satan.
Don’t be afraid of the things which you are about to suffer. Behold, the devil is about to throw some of you into prison, that you may be tested; and you will have oppression for ten days. Be faithful to death, and I will give you the crown of life.
Revelation 3:9~12
Behold, I give some of the synagogue of Satan, of those who say they are Jews, and they are not, but lie—behold, I will make them to come and worship before your feet, and to know that I have loved you.
Because you kept my command to endure, I also will keep you from the hour of testing which is to come on the whole world, to test those who dwell on the earth.
I am coming quickly! Hold firmly that which you have, so that no one takes your crown.
He who overcomes, I will make him a pillar in the temple of my God, and he will go out from there no more. I will write on him the name of my God and the name of the city of my God, the new Jerusalem, which comes down out of heaven from my God, and my own new name.
新約聖書・マタイの福音書23章13・14節
しかし、忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、人々から天の御国をさえぎっているのです。自分もはいらず、はいろうとしている人々をもはいらせないのです。
〔忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、やもめたちの家を食いつぶしていながら、見えのために長い祈りをするからです。ですから、あなたがたは、人一倍ひどい罰を受けます。〕
マタイの福音書23章25~28節
忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは、杯や皿の外側はきよめるが、その中は強奪と放縦でいっぱいです。
目の見えぬパリサイ人たち。まず、杯の内側をきよめなさい。そうすれば、外側もきよくなります。
忌わしいものだ。偽善の律法学者、パリサイ人たち。あなたがたは白く塗った墓のようなものです。墓はその外側は美しく見えても、内側は、死人の骨や、あらゆる汚れたものがいっぱいなように、
あなたがたも、外側は人に正しいと見えても、内側は偽善と不法でいっぱいです。
マタイの福音書23章33~39節
おまえたち蛇ども、まむしのすえども。おまえたちは、ゲヘナの刑罰をどうしてのがれることができよう。
だから、わたしが預言者、知者、律法学者たちを遣わすと、おまえたちはそのうちのある者を殺し、十字架につけ、またある者を会堂でむち打ち、町から町へと迫害して行くのです。
それは、義人アベルの血からこのかた、神殿と祭壇との間で殺されたバラキヤの子ザカリヤの血に至るまで、地上で流されるすべての正しい血の報復があなたがたの上に来るためです。
まことに、あなたがたに告げます。これらの報いはみな、この時代の上に来ます。
ああ、エルサレム、エルサレム。預言者たちを殺し、自分に遣わされた人たちを石で打つ者。わたしは、めんどりがひなを翼の下に集めるように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。それなのに、あなたがたはそれを好まなかった。
見なさい。あなたがたの家は荒れ果てたままに残される。
あなたがたに告げます。『祝福あれ。主の御名によって来られる方に。』とあなたがたが言うときまで、あなたがたは今後決してわたしを見ることはありません。」
The New Testament・The Gospel According to St. Matthew 23:13・14
“Woe to you, scribes and Pharisees, hypocrites! For you devour widows’ houses, and as a pretense you make long prayers. Therefore you will receive greater condemnation.
“But woe to you, scribes and Pharisees, hypocrites! Because you shut up the Kingdom of Heaven against men; for you don’t enter in yourselves, neither do you allow those who are entering in to enter.
Matthew 23:25~28
“Woe to you, scribes and Pharisees, hypocrites! For you clean the outside of the cup and of the platter, but within they are full of extortion and unrighteousness.
You blind Pharisee, first clean the inside of the cup and of the platter, that its outside may become clean also.
“Woe to you, scribes and Pharisees, hypocrites! For you are like whitened tombs, which outwardly appear beautiful, but inwardly are full of dead men’s bones, and of all uncleanness.
Even so you also outwardly appear righteous to men, but inwardly you are full of hypocrisy and iniquity.
Matthew 23:33~39
You serpents, you offspring of vipers, how will you escape the judgment of Gehenna?
Therefore behold, I send to you prophets, wise men, and scribes. Some of them you will kill and crucify; and some of them you will scourge in your synagogues, and persecute from city to city;
that on you may come all the righteous blood shed on the earth, from the blood of righteous Abel to the blood of Zachariah son of Barachiah, whom you killed between the sanctuary and the altar.
Most certainly I tell you, all these things will come upon this generation.
“Jerusalem, Jerusalem, who kills the prophets, and stones those who are sent to her! How often I would have gathered your children together, even as a hen gathers her chicks under her wings, and you would not!
Behold, your house is left to you desolate.
For I tell you, you will not see me from now on, until you say, ‘Blessed is he who comes in the name of the Lord!’ ”
マタイの福音書27章18節~26節
ピラトは、彼らがねたみからイエスを引き渡したことに気づいていたのである。
また、ピラトが裁判の席に着いていたとき、彼の妻が彼のもとに人をやって言わせた。「あの正しい人にはかかわり合わないでください。ゆうべ、私は夢で、あの人のことで苦しいめに会いましたから。」
しかし、祭司長、長老たちは、バラバのほうを願うよう、そして、イエスを死刑にするよう、群衆を説きつけた。
しかし、総督は彼らに答えて言った。「あなたがたは、ふたりのうちどちらを釈放してほしいのか。」彼らは言った。「バラバだ。」
ピラトは彼らに言った。「では、キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか。」彼らはいっせいに言った。「十字架につけろ。」
だが、ピラトは言った。「あの人がどんな悪い事をしたというのか。」しかし、彼らはますます激しく「十字架につけろ。」と叫び続けた。
そこでピラトは、自分では手の下しようがなく、かえって暴動になりそうなのを見て、群衆の目の前で水を取り寄せ、手を洗って、言った。「この人の血について、私には責任がない。自分たちで始末するがよい。」
すると、民衆はみな答えて言った。「その人の血は、私たちや子どもたちの上にかかってもいい。」
そこで、ピラトは彼らのためにバラバを釈放し、イエスをむち打ってから、十字架につけるために引き渡した。
Matthew 27:18~26
For he knew that because of envy they had delivered him up.
While he was sitting on the judgment seat, his wife sent to him, saying, “Have nothing to do with that righteous man, for I have suffered many things today in a dream because of him.”
Now the chief priests and the elders persuaded the multitudes to ask for Barabbas, and destroy Jesus.
But the governor answered them, “Which of the two do you want me to release to you?” They said, “Barabbas!”
Pilate said to them, “What then shall I do to Jesus, who is called Christ?” They all said to him, “Let him be crucified!”
But the governor said, “Why? What evil has he done?” But they cried out exceedingly, saying, “Let him be crucified!”
So when Pilate saw that nothing was being gained, but rather that a disturbance was starting, he took water, and washed his hands before the multitude, saying, “I am innocent of the blood of this righteous person. You see to it.”
All the people answered, “May his blood be on us, and on our children!”
Then he released to them Barabbas, but Jesus he flogged and delivered to be crucified.
引用文献
※ 本ブログ2017/12/23付記事、「トランプ政権のエルサレムをイスラエルの首都と承認した決定に対する、世界中の反対・抗議声明と撤回要求声明の数々(2)」に、まとめて掲載。(2017/12/04~2017/12/20の声明分)
(以下追加(6本))
・2017/12/16付・JVC 日本国際ボランティアセンター:「AIDA声明『米国のエルサレムに関する発表に深刻な懸念を表明する』」
・2017/12/21付・アジアプレス・ネットワーク:「古居みずえのパレスチナを見つめる眼 1 『首都撤回』のデモを続ける女性たち(写真2枚)」
・2017/12/25付・東京外国語大学 日本語で読む世界のメディア(al-Hayat):「パレスチナ:祝賀ムード消えたベツレヘムのクリスマス…エルサレムの悲しみに寄り添う」
・2017/12/25付・TBS NEWS:「ベツレヘム・聖誕教会でミサ、トランプ大統領批判も」
・2017/12/25付・朝日新聞:「『トランプ氏、国際社会も敵に』パレスチナ、抗議Xマス」
・2017/12/28付・NHK NEWS WEB:「“エルサレム首都” 国連の無効決議に感謝の行進 パレスチナ」
関連サイト
・「THE ELECTRONIC INTIFADA」
・「Live From Occupied Palestine」
引用文献
・新改訳聖書(発行:日本聖書刊行会)
・World English Bible(eBible.org)
出典:ParsToday「パレスチナ・ハマス政治局長、聖地とヨルダン川西岸解放の抵抗運動の開始を宣言」
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