DEEP GREEN

GO のブログ。
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Golden Troutへの道のり Part 1.

2022年09月05日 10時43分02秒 | 

前回のブログからすごい時間が流れてましたね。

California Haributへの挑戦!というところで止まってますが、この魚へのチャレンジは別途またブログに綴りたいと思います。

(ハリバット=ヒラメと書いてますが、これは間違いと後程判明。この辺も次の機会で書きたいと思います。)

さて、時間とともに興味はいろんな部分に飛んで、今回はアメリカネイティブ、カリフォルニアゴールデントラウトキャッチへの挑戦を書きたいと思います。

 先日家族旅行で行ったYellow Stone National Park

ここの美しい景色に見とれたのはもちろんのこと、それ以上に心をとらえてやまなかったのは豊かな川。

フライフィッシュをしているおじさんがちょうど大きなレインボートラウトをヒットさせてとりこみの一部始終を見ました。

一言、うらやましい。

こんな贅沢な景色のきれいな川の中に浸かってフライフィッシングを楽しみ、しかもでかい魚を釣り上げる。

そこからこの景色が頭から離れず、暇さえあればどうやったらトラウトを釣にいけるのか? と考えていました。

自分が住んでいる場所は基本砂漠でこんなグリーンの山や豊かな川は近所にはありません。

この写真の場所、モンタナ州まで飛行機でいくか! というのも一つの選択肢ですが、お金と時間を考えるとなかなか手がでません。

どうしよう? そういえば友人がゴールデントラウト釣に行くことあると言ってたな。

でもクマが怖いので必ず銃を持っていくと言ってたのを聞いて、これは簡単に手を出せない場所にいる魚という認識やったけど、どっかで釣れないんやろうか?

そこからYouTubeとGoogleMapでの調査開始。 便利な世の中になりましたね。本当に割と簡単に釣れる場所を見つけて、これいいんちゃうという案にたどり着くことができました。

問題は全工程がかなり苛酷になりそうなこと。 

理由はいくつかあります。

標高10000フィート(3000M)から登りだして11000フィート(3300M)まで行かないといけないこと。 

そこまで行くのに片道6.5マイル(10㎞)の山道をハイキングしていかないといけないこと。

当然行けば帰りもあるし、現地で釣場をウロウロすることを考えると一日で相当な距離を歩かなくてはならないこと。

熊のアクティブエリアだということ。

トレイルヘッドにキャンプ場があり、キャンプができるものの早いもの順なのでその晩に泊まれるかどうかわからないこと。 

(テントと寝袋担いでバックカントリーキャンプということも考えましたが、今持ってるバックパックが小さすぎて無理と断念)

 

標高とハイキングは行くしかない。 歩きなので様子見ながらなんとかするか。 

熊がいるエリアで条件によっては熊に出会うことは避けられない。 

銃は持ってないし、持つつもりもないので、万が一熊に出会った時のためにベアスプレーを買って持参することで心の平穏を保つ。

キャンプ場はなんとかなるやろ。

行くという強い意志を持ってしまったら困難は乗り越えるしかない。

準備は怠らないけど割と自分のポジティブさに笑えてしまう。

 

行こう!

 

金曜日の晩。 夕食を済ませ仮眠をとる。 興奮して眠れない。30分ほど深い眠りについて、あとの1時間半は軽い眠り。

コーヒーを入れて出発だ。 トレールヘッドまで家から約5時間。

夜の10時半に出発。 

ひたすら運転していく。 もちろん安全運転で。 

気分の高揚のせいか不思議に眠くならない。

山道に入り、真っ暗闇の中、くねくね道をひたすら登り、トレールヘッドに着いた時は夜の3時。

星がめちゃくちゃ綺麗。

ここで5時まで仮眠しよう。

車の後ろをフラットにしてマット、寝袋セット済み。 準備完璧!

気持ちよく横になる。身体は疲れて眠いはずなのにまたも眠れず。

熊が出たらとかいろいろ余計なことを考えるけど、ハイカーたちがヘッドライトを付けて山に登り始めていたりと人も多く大丈夫かと思ったらいつの間にか深い眠りに。

 

5時、アラームの音で眼ざめ。 準備をしてついにトレールに向かう朝6時。

気温はおそらく10度ないくらいで寒いが登りだしたら心地よい気温だろう。

Golden Trout Wilderness  INYO National Forest

トレールに入ってすぐに出てくるこの看板に心躍る。

看板が焦げているのは昔の山火事の影響なのだろう。

 

ほどなく東から朝日が昇り始める。

この時間帯のトレールの空気、静寂さにこの朝日の光、最高に気持ちがいい!

ハイキングがこんなに気持ちいいとは!と再認識。

 

朝日は西の山を照らし、神々しい景色を見せる。

 

ほどなく小さい川が現れる。 

綺麗な水! Golden Troutがいるのわかりますか?

豊かな川だ!

 

分岐も間違えず登り続け。

今回ロッドケースにフライとスピニング用のロッドにネットも持参での大荷物。

あれもこれも準備しとかなという考えが結果荷物を重くする。

 

登るにつれて景色が益々きれいになっていく。 空の青いこと!

 

休憩で娘の作ってくれたサンドイッチをほおばる。

バッグパックの中で押され形は良くないけど味は最高。

この景色、山の空気の中で食べる娘作のサンドイッチは形容しがたくおいしい。

 

道が険しくなり、標高のせいで息絶え絶え。 

しんどいけど、ゆっくり行けば行ける。

でも出てくる景色に感動。

やばい~

きれい~

鹿いた!

現実味ない。 自分がどこにいるのかよくわからなくなる景色。

最初のLakeが干上がっていた。 あとでおばちゃんにこの13年間で初めて干上がってるの見たと聞いた。

カリフォルニアの干ばつがひどいとは聞いてたけど、これ上の湖にも水あるんだろうか?

すごく不安になる。

水あった! 一安心。

きれい! さらに上を目指す。

ようやく到着! 

片道休憩入れて3時間。 

水を見ると休憩する間もおしんですぐに釣の準備。

水辺にそっと近づく。水の透明度は高く水の中が丸見え。

釣れるんだろうか? 

最初はフライロッドでニンフフライを投げる。

 

一投目、思ってたとこにキャストできず回収。

二投目、いい感じにキャストできた! と思ったら来た! かかってる! 

バーブレスフック(かえしのない針)なのでばれないようにテンション保って!

焦ったらあかん、じっくり寄せて、ネットイン!

 やった! 釣れた! ゴールデントラウト!

実は釣れてネットに入れておー!感動!とか思ってる時に

Excuse me 向こうの山に行くトレール知ってますか?とハイカーに聞かれ、当然親切な自分は自分も初めて来たにも関わらず、よくわからんけどそっちの方ちゃうかな~と答えてたりして、なんか感動に浸る暇をとられてしまった気がして、魚も弱ったらあかんと急いで写真を撮ってリリースしました。

もう少し、ちゃんと写真撮ったらよかったな~、まあ、次釣ったときにちゃんと撮るか!と思いなおしながらも感動がよみがえってきます。

釣った! 最高! 

気分がこれ以上ないくらいに最高に良かった! 

ここまで来たかいがあった!

 

続く。

 



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