DEEP GREEN

GO のブログ。
自転車、スノーボード、釣などなどGoの日常、日々感じたこと、経験したことを!

Golden Troutへの道のり Part 2.

2022年09月05日 14時22分11秒 | 

Part 1.の続きです。

最高の1匹を手に入れ、気持ちが高揚する中、釣を再開しました。

魚が岩場についているのが見え、そこにうまくフライが行くように投げます。

フライはうまいこと魚の鼻先に落ちていきますが、興味ないのかプイっと他の方向に泳いで行ってしまいました。

あれ、活性低い?

 

その後、場所を変え、手を変え挑みますが当たりなし。

いたずらに時間だけが過ぎていきます。

お昼食べよう!

お腹もすいてきたし気分転換必要だな。

今回は登山用に売ってるドライフードのPadthaiを初めて試してみました。 

アルコールストーブでメスティンに入れた水を沸かします。

沸騰したお湯を入れて15分待つ。

湖畔のきれいな景色を見ながらのんびり。

待ってる間にスピニングタックルでルアーも試しましたが反応なし。

できた! 

お湯が多かったのかパッタイというよりスープカレーのよう。

それにお湯の温度が低かったのか麺がバリ堅級に堅かった。

味はおいしいのに作り方ミスりました。

とはいえ食えないこともなく完食しお腹も満たされいい感じ。

コーヒー淹れようかなと思うも、いや、釣する時間が惜しいなと釣を続けることに。

 

釣れぬ~

 

反応さえありません。

風も強く吹き出し、しかも釣場が向かい風になるパターンが多く、フライで自分の実力だと遠くに飛ばせません。

これはあかんか。。。。

気持ちが辛くなると、身体の疲れも一気に感じ出します。

紫外線の強い、標高の高い中、日陰もなくずっと日の下にいることに加え睡眠不足もあるのでしょう。

足はだるくなるし、荷物が重く背負い慣れてないせいもあり肩から背中、腰の痛み、標高のせいか少し軽い頭痛も感じます。

これはほんまにあかん、そういえば来るときに流れてる川みたいのがあったな。そこでやってみるか。

あまり遅くならないように下山できるように時間も見ながら、山道を戻って下りながら釣することにしました。

確かそこらへんにあったはず。 

なので釣竿も片付けず手に持ったまま下山開始。

竿を手にしているので反対から来るハイカー達に100%話しかけられます。

釣れた? と直接的に聞かれるパターン。

なんかラッキーあった? と暗に釣れたか聞いてくるパターン。

何を得た? これは直接的でもあり間接的でもあるな?みたいなパターン。

返答の仕方も最初は釣れたよ。と答えてたら何が釣れた? 何匹釣れた? どこで釣れた?と質問が多くなるので、最後にはトラウトを1匹、あそのこのLakeで釣ったよと答えるようにすると、割とあっさりすごい! じゃあまたみたいになるので先をいそげます。というか、本当に下り道がしんどかった。英語で会話することに嫌さはないけど、長引くとめんどくさいという気持ちが勝って、そんな中冷静にどうすればいいのか対応を考えて実践してるくらいならまだ元気だわなんて思いながら下山を続けます。

しかし、思ってた流れがありません。

あれ? もう通り過ぎた?  こんなに下じゃなかったはず。

あれよあれよと下の方に下っていきます。

そうすると進行方向の右手に川の流れの音が聞こえます。

思ってたところと違うけどこの流れも見に行こう。

トレールから外れ斜面を下り流れを見に行きます。

木々に阻まれ流れが見えない。

登り返し、またトレールに戻り、次にアプローチしやすそうな場所で流れを見に行きます。

お、ちょうどよい流れからのプールがあります。

上から見るとゴールデントラウトがいるのも見えます。

魚が見えると心は一気に元気に!

よっしゃやってみよう!

ニンフのフライが重いのかすぐ底に到達して魚が反応できません。

竿をあげてふわふわ浮いてる感を演出すると魚がわらわら集まってきます。

問題は食べたのかどうかわからない。

一度かけたもののすぐにばれてしまい、次の一匹は水面上まで持ち上げたのにばれてしまいまいた。

むずいというか針に返しがないからうまく釣らないと釣れんのだなと学び、フライを変えて投入するとやっと釣れました!

小さいけどGolden!

こんな色のが釣りたかった!

お腹のオレンジを撮ったと思ったけどあとで写真を見ると撮れてませんでした。

元気良すぎ。

リリースです。

小場所なのでこれで反応がなくなり終了。

これで今日は2匹釣ったって言えるなと思うも、竿を片付けて歩いたのでそこから釣れたか?という質問は一切聞かれなかった。なんだか残念(笑)

日差しがきつく、日のあたるところは暑い。

帰り道、途中の休憩の回数がどんどん増える。

見慣れたような景色になって、もうつくわと思ったらまだ先が続き、まだ先だっけ?って何回思ったか。

本当に疲労困憊。足が動かない。休憩しながらなんとか気持ちを高ぶらせて歩く。

今日はトレールヘッドのキャンプ場でキャンプしたい。

場所があいているか不安だけど、空いてなかったらしかたない。

最悪、車で寝るか。 

でもキャンプ場あいてるかな?

空いてなかったら仕方ない。

車で寝るか。

キャンプ場あいてるかな?

 

疲れているので同じ思いがぐるぐる頭の中をめぐる。

明日はどうしよう? 

もうこの調子じゃ長距離歩けないな。

キャンプ場近くの流れを見に行くか。

それか下山して町の近くの川を見に行くか。

いや、とりあえず車まで戻ろう。

キャンプ場あいてるかな?ともとに戻る。

 

本当にこれ以上ないというくらいの疲れ方でしたがなんとか下山。

トレールヘッドが見えた時はうれしかった。

やっと帰れた感覚。

そこにあった看板に見入る。

悠久の時間の流れ、歴史を感じます。 

ゴールデントラウト、長い間生きながらえて、命をつないできてくれたことに感謝。

それを釣ることができて本当にいい経験だった。

 

車に戻る前にキャンプ場に直行。

空いてるかどうか見てると、空いてた! 良かった!

2ヶ所空いてて調子よさそうな方を確保!

バッグパックを置いて場所取り、車に戻り、まずは椅子にすわって一息。

やっと帰ってこれた! やり切った感をさらに感じるために車にあるクーラーで冷やしておいたビールをあけてひとり乾杯。 うまい!

さて、荷物を搬入しないとね。 車横づけできないので車とキャンプ場を何回か往復したけど、その都度ビールを一口飲みエネルギー補給。

キャンプ場にテントもはり、寝床も準備完了。

こんなキャンプサイトでした。

ちなみにキャンプ場代は1泊$6ドル。財布に優しい金額です。当たり前やけど今日初めてお金使った。

とりあえずテントの中で横になって体を伸ばす。

最高! 今日一日の疲れを感じてそのまま寝そうになるも、明るいうちにご飯食べようとご飯の準備。

ご飯を炊いてる間にお気に入りのマグでインスタント味噌汁を飲む。

お湯入れすぎて薄すぎ(笑) でも疲れた体においしい味噌汁。

ご飯炊けました。

水の量間違えた? 標高のせい? なんか上手くたけてないような。。。

 即、ご飯に味付けイワシの缶詰を載せて食べる。

お腹が空いてるのもあって、最高にうまい!

2品目はマッシュルームストロガノフ。

勝手にキノコベースのシチューみたいなんやと思ってたらパスタ入ってた!

説明の最初にEgg Noodleって書いてあるの完全に読んでない(笑)

パスタにご飯に炭水化物セットでお腹を満たす。

これおいしいけど、味が濃い。 白ご飯と食べて丁度いい感じ。

しかもこれ2人前というのを忘れててひたすら食べる羽目に。

残しても良かったけどこの匂いのきついのに夜の間に熊が寄ってきたらいややなということで完食。

お腹がはちきれんほどになったけど、大満足。

食後は荷物を完全整理し、要らないものをすべて車に戻す。

 

バッグパックの整理も行う。

今日の教訓。重い荷物は体にこたえる。 

ということで要らないと思われるものすべて出しました。

ロッドケースからロッドを出し、フライロッド一択でケース無し。

ネットなし。

ソロストーブもハイク、釣中は燃料使わない方針でおいていく。

余計なダウンジャケットやレインウェアも置いてく。

スピニングリール、それ用のルアーも置いてく。

片っ端からいらんもの置いてく。

これでだいぶと軽くなるはず。

 

荷物の整理が完了したら、キャンプファイヤーでビールの続きを。

日が落ちてあたりが暗くなり星が輝きだしました。

キャンプファイヤーの横は暖かくてくつろぐのに快適です。

となりの親子はシングルテントが二つ。

サイトが近いので会話は丸聞こえです。

明日は早いからもう寝ようと二人ともまだ明るいうちにテントに入る。

しばらくすると息子(といっても30代くらい?)がおやじ、もう寝たか?といきなりテント越しに話しかける。

親父がまだやけどと返答すると、あのときのあの道具良かったよなとか話し出す。

一通り会話が終わり、しばらくしーんとするも、また息子がおやじまだ起きてるか?と話しかける。

おやじが眠そうな声でどした?というといや、明日が楽しみで寝られへんって、子供か!ってわらけました。

気持ちはよくわかる。 いい親子やな~とか思いながら夜がゆっくりと深けていくなか、火の横の丸太に寝ころび空を見上げ星を見る。今日はいい日だったと思い出しながら、明日どうしようと考えていると知らない間に寝落ちしそうになりました。

疲れてるわ。とりあえず寝よかとテントに戻り就寝。明日のことは明日考えよう。おやすみなさい。

 

続く。



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