Part 2.の続きです。
夜中2時に隣のテントの人が起きてきた音で目が覚める。
朝早いな~、ヘッドライトつけて登るんやな~
すぐに2度寝、で次に起きて時計を見ると朝の6時。 昨日寝たのが9時くらいなので9時間くらい寝たことになる。
久しぶりに良く寝たわ。
トイレに行き、今日どうしようと考えていると、あれ?足と身体、疲れてるけど思ったより動いたな。
トイレの帰りに再確認。
動く! 身体がかなり回復している。
これはせっかくここまできてるしもう一回行くか! ということで急いでテント撤収。
着替えて、食料、水の準備をして昨日整理したバックパックに入れて準備完了。
時間は朝6時半。30分で撤収から出発準備は自分でも上出来。
昨日釣れなかったのは朝まず目を逃したのもあるんちゃうかという思いもあり、できるだけ早く現地に行くことを考えての急ぎの行動。昨晩行くと決めてたらもっと早く起きてヘッドライトつけて夜明けとともに現地というパターンも考えられたけど、さすがに起きれなかったから、その時にできるベストをしようと思っての行動。
身体が動くだけありがたい。いずれにしても出発だ!
今日も朝日が最高。天気もいいし、いい一日になりそうだ。
日陰には霜が降りている。 冷え込んだな~
しかし、本当に贅沢。
景色が美しすぎる!
出発して休憩なしで、しかも足も思ったより動くので割と早歩きペースで先をいそぐ。
途中で馬に先に行ってもらうために止まったところで休憩。
そう、ここのトレールは馬OK。 トレール上には馬の新旧うんこがあちこちに落ちてて、歩くときに踏まないチャレンジするために落としてんちゃうか?と思うくらい。でもトレールはずれた時は馬のうんこを探せばトレールに戻れるという保険付き。 大事な印だな~
しかし、馬で行けるなら馬飼おうかな?と思えた一瞬。
って思ったら、歩く速度は人の足とあまりかわらん。
いそいでないからというのもあるけど、同じような距離感で先に進む。
昔の大名行列はこんな感じだったんやろか?と見たこともないけど想像をめぐらしてました。
今日も到着。 体力あるうちに急いで足を動かして昨日3時間できたのを今日は2時間ちょっとでここまできた。
自分の体力というより魚の顔を見たい気持ち先行型で来れたと思う。
登ってくるときに反対側から来た人があそこの湖で早朝に大きな魚釣れてたよと情報を教えてくれた。
その情報も足を動かしたと思う。
バッグパックが軽くなったのもいい方に影響したと思う。
さて現実は、投げても投げても釣れません。
全く反応もなし。 あきらめずに投げますが、こりゃだめだ状態。
時間と共に風も強くなり、昨日と同じく釣がしにくい状況に。
時間は昼前だが、明日のことも考えて早めに切り上げるか と帰路につくことに。
ちなみに昨日なかった大きな流れの場所は登ってる最中にもなく、あれ?俺は夢でも見てたんやろか?と思ってたら最後の最後にあった! 昨日はここを通らず別のルートを歩いて下ったので目に入ってなかったようです。確かに見たのにと昨晩も不思議やな~と考えてたので記憶が間違ってなくてよかった。
森の中の日陰に入ったところで休憩と昼ごはんにすることに。
今日の昼ごはんは昨日炊いて残ったお米にイワシの味噌煮缶詰と漬物一式を持ってきてます。
見た目は良くないけどおいしさに間違いはなし。
梅干しにピクルスも最高の塩気。
イワシの味噌に白ご飯もマッチして最高すぎる。
昨日のことを思い返しながら今日は休憩も長め、日を避けてというのが良かったみたい。
睡眠も十分とれたのも効いてるんでしょう、今日は元気だ!
トレール途中の龍。
ネバーエンディングストーリーのあの龍に見えるのは自分だけでしょうか?(笑)
昨日も会ったね~とにこやかに通過。
昨日同様トレールを外れ、小さい流れに向かいます。
昨日と違う場所でチャレンジ。 見えゴールデン数匹います。
そこに自然に流れながら沈むフライを投入。
近くの魚は気になってるようですが食いません。
あかんかな~とフライを流していると、手前の影から猛然と突進してフライを食べに来た魚がいました!
釣れてすぐフックが外れ地面でのたうち回って草だらけですが綺麗な色のGolden釣れました!
オレンジの色がありえないくらい綺麗!
その後もポイント探して流れ沿いに歩いていると、あれ、ここ昨日のポイント、同じポイントにでました。
ここで一匹追加!
本当にきれいな魚。
やっとお腹の写真が撮れました!
もう最高の気分です。
気持ちよすぎます!
ここで釣は終了。
後半のハイクに備えます。
倒れた木がねじれてます。
なんでねじれるんやろう? 乾燥するときに絞られるように乾いていくんかな?
他の木を見ると、外側がねじれているのが分かると思います。
やっぱり乾燥するときにねじれるんだわ。と一人なっとく。本当かどうか知りませんが、歩きながら自然の造形美に思いをはせながら楽しく歩くことができました。
なんて贅沢なハイキングなんだろう!ずーっと歩きながらそう思ってました。
ハイクの後半はやっぱりしんどくなったものの、今日は体が元気なおかげか昨日よりはあっという間に車に戻ることができました。
結局一日行き帰りで20㎞に釣場ウロウロで4-5㎞は歩いてると思う。それが2日なんで2日で50㎞とか歩いてる計算になります。
数字で見るとすごいわと思うけど、現実離れした山の中で見るものすべてが綺麗で、空気もおいしくて、一人だったけどハイカーも多く寂しい感じは全くなく、道中の一人ご飯やおやつも美味しかったし、本当に楽しかったな~
自転車乗りとして考えるのは、ここ自転車でも行けそう!と思ったら
自転車は禁止でした。 次回もハイクですね。
しかし、今回は本当にいい経験でした。 ハイキングシューズも履きつぶしたような軽ハイキング用の一足を今回履いていってたので、これだけ歩くならもうちょっといいやつ欲しいな~とか、次はバックカントリーキャンピングするのに大きなバッグパックとかソロテント欲しいなとか、そこで食料品を熊からよけて保存するにはどうすべきなんやろうと考えたりとか、ベアスプレーは使わずにすんで良かったな、でも風向き考えながら歩かなあかんのやなとか、携帯の電波2日間まったく通じずで自分的には携帯見ない時間が増えて良かったなとか、フライで釣るにはさらになにをどうせなあかんねんと考えたりとか、2泊3日になったら荷物はどう増えるんやろう?とか、道で迷ったらどうすべきなんやろうとか、
汚い写真ですみませんが、最終日に小指に大きな豆ができました。これはこの日に履いてたソックスが足の形に合ってなかったからと思います。ソックス選びも重要なんだなとか、本当にいろんなことを考える機会を与えてもらったと思います。
自然に、山に、すべてに感謝して最後ありがとうございました!ってお礼を言って車に戻りました。
最後に知らないとは怖いことの経験をしました。
車での帰り道、来るときは真っ暗で見えなかったのが見えるとこんな怖い場所は無い。
山肌に道があるけど、ガードレール基本無し。いつでも死ねます状態。道幅は十分あるもののかなりゆっくりなスピードで下まで降りました。
掌に汗かいたわ。こわ。
上にいたらわからなかったけど、やっぱり3000Mまで行くとこうなるのね。
その後も家まで一回だけガソリン休憩して直帰。
シャワーのなんて気持ちよいことか。
あ、山に行った時のシャワーもどうすべきなんやろう?とか考えがめぐります。
また行こう。
今回の経験を生かしてもっと楽しめるようになろう。
楽しみだ!