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80年代洋楽 ドン・ヘンリー 「The Boys of Summer」

2023年09月02日 14時38分53秒 | 音楽

ドン・ヘンリー Don Henley  「The Boys of Summer」

ドン・ヘンリーDon Henleyはいうまでもなく、イーグルスのドラムス兼ボーカルである。代表曲、1976年の

「ホテル・カリフォルニア」では (Hotel California) では、ボーカルと作詞を手掛けた。

 

ドン・ヘンリーの個人名義として、1984年10月発売のシングル「The Boys of Summer」は、全米5位を記録した。1986年グラミー賞のベスト・ロック・ボーカル(男性)部門を受賞。MVは1985年のMTVビデオ大賞を受賞。

ボーカルと作詞はドン・ヘンリー、作曲はトム・ペティ&ハートブレーカーズのマイク・キャンベル。

 

青年期を過ぎ中年期に差し掛かった頃に、夏の恋を媒介にして過去を回想する内容の歌詞である。

ドン・ヘンリーはドライブ中に、保守的な中上層の富裕階層の象徴であるキャデラックが売り出し処分されているのを見かけて、彼の世代も処分される世代となったと感じた。キャデラックのバンパーにはグレイトフルデッドの愛好者デッドヘッドのステッカーが貼られていたが、二つの階層にはずれがある。

 

MVは少年期・青年期・中年期を分けて映像化している。フレンチ・ニューウエーブ的な映像が特徴とされる。モンタージュ風につなげているところだろうか。

最初に、ビーチボールのネットを上下する少年の上半身だけの動きからして変わっている。スローで飛びまわる少年たちが印象的な映像である。

 

音的には、ドラムが強調されている。ドン・ヘンリーだからということではなく、マイク・キャンベルがドラム・マシーンのリズムをもとに曲を作ったからのようだ。

ギターのリフも印象的で、マイク・キャンベルのギターと思われるが、彼の奏法は主にバーズから影響を受けたという。私には、ダイアー・ストレイツのマーク・ノップラー風に聴こえる。

海鳥の声のような音も効果を上げている。ドン・ヘンリーの抑揚の少ないハスキーボイスは派手さはないが、心に訴えかけるものを持っており、曲のテーマと響きあっている。



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