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猫の事、世の中の事、歌の事、ソプラノ歌手のつれづれ

夜練習:声帯の状態がほぼ回復

2025-02-23 23:42:33 | 音楽、芸術

 

 

 

 

ドカ雪が降って、ラッセル車が通った跡

今夜は晴れて、星★がよく見えた

 

9月に練習室を見つけて、合わなくなった声帯のリハビリを始めたのが、9月22日。

丁度5ヶ月で声帯がほぼ治ったらしく、初めて苦しくなく歌えました。♪♬

 

2月9日に初めてワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」のアリア「愛の死」をチラッとだけ歌ってみて、特に難しくなかったので、先週から少し真面目に取り組んでみて1週間で、今日は「愛の死」全曲を通して歌ってみました。

 

17歳の時の初レッスンで、「真っ直ぐ伸ばすのが一番合ってる」と言われたけど、確かに、イゾルデはコロラトゥーラも無いし、長~く一つの音を伸ばすところが多いので、楽でした。

声量はとても有って、オーストリア人の身長194㎝のバリトンよりも声が大きいので、お客さん達がびっくりした位ですから、イゾルデを歌っても、声量が足りないことはありません。

 

それに、ベルカントの発声では、声を出した瞬間に、もやもや~と響くのではなく、一瞬でお客さんの耳に、ピンと届くのです。

元々の声が、非常に通る声なので、それプラス、ベルカントテクニックだから、益々大きくなると思います。

 

私の声帯は、元々コントラアルトが歌える程長く、幅が広いと耳鼻科医に言われたくらいで、その声帯で「ルチア」「夜の女王」を歌っていると聞いて、物凄く驚いていました。

そして流石は専門家で、この声帯で高音を出せるのは「筋力の賜物」だから、筋力が落ちたら出なくなるよ。と言われました。

 

 

当初はこの譜面の一番高い”ソ”までしか出なかったのを、その1オクターブ上まで声域を広げましたが、丸3年掛かりました。

どんな練習をしたか?それは、モーツァルトのピアノ曲を歌いました。

キー!とかヒー!とか、実に聞き苦しい詰まった音でしか出なかったのが、最終的には、楽な音色で声を伸ばせる様になりました。

 

オペラを歌うには、2オクターブ半は声の切れ目なく、滑らかに出せる必要が有るので、声域が狭かったら、何も歌えません。

その為には、練習するしか道は無く、ショートカットは有りません。

それをするコツは、楽しむことです。

練習して上達した自分は、既に昨日の自分ではありません。進化していく自分を楽しむのです。♬(^^♪

そして、一度それを経験したら、次に進化した自分に会いたくなるので、練習は益々楽しくなるのです。

 

声楽科の生徒は、毎日練習しない人が多くて呆れましたが、毎日歌わないと、一曲を歌い通す体力も付きません。

ましてオペラを全曲歌うには、マラソンランナーの様な「声の持久力」が必要ですから、サボっていては、体力も持久力も付きません。😅 楽して上手く成る道は無いです。

 

練習の最後に、ベッリーニの「ノルマ」”清らかな女神よ”も、やっと楽々と歌えました。

たかがHighCくらいが、苦しくて出せなくなったのが、苦しまずに歌えて、スッキリしました。

 

努力は、必ず実ります。🎊🎉🎊

 

 

 

 

 


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