ニーナ・アナニアシヴィリ
Nina Ananiashvili, 1963年3月28日 - ) は、グルジアのバレエダンサー。
2004年よりグルジア国立バレエ団芸術監督、および付属のチャブキアニ・バレエ学校校長。
ボリショイバレエ団のプリマ・バレリーナを20年以上、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパルを16年務めたが、2009年6月、ニューヨークでの 『白鳥の湖』 公演を最後に、ボリショイに続いてABTからも引退した。今後はジョージア(グルジア)国立バレエ団で指導をしながら出演を続けるという。
シルヴィ・ギエム、アレッサンドラ・フェリ、M=C・ピエトラガラとともに、1980年代後半~2000年代を風靡したバレリーナの一人である。
「眠れる森の美女」から「バラのアダージョ」
Nina Ananiashvili Rose Adage with Filin, Belogolovtsev, Picone & Possokhov
Nina Ananiashvili performs the Rose Adage from Sleeping Beauty partnered by Sergei Filin, Dmitri Belogolovtsev, Giuseppe Picone and Yuri Possokhov.
ニーナ・アナニアシヴィリは、セルゲイ・フィリン、ドミトリー・ベロゴロフツェフ、ジュゼッペ・ピコネ、ユーリ・ポッソホフと共演し、「眠れる森の美女」から「バラのアダージ」を披露。
この4人の王子とのアダージョでオーロラ姫役のニーナ・アナニアシヴィリが見せるのが「完璧なアティテュード・エファセ・デリエール」で、完璧なだけではなく、最後に独りでかなりの時間トゥでバランスを取り続けているのが、実に驚異的
1969年レニングラードバレエ団日本公演 眠れる森の美女の時のオーロラ姫がイリナ・コルパコワで、実に可愛らしく、可憐で華が有って素晴らしかったのだけど、このアダージョの所でバランスを取るのが大変で、グラついて、見ていてハラハラしました。
バランスは体調によって、上手く取れる時とダメな時が有るのです。
それ以外は本当に素晴らしくて、レニングラードバレエの名花の誉れ高い、美しいプリマドンナでした。
14日に書いた「ニコライ・ツィスカリーゼのくるみ割り人形」の所に出した、ボロンツォワがツィスカリーゼ先生のレッスンを受けていたのがこの場面
やっぱり、王子役四人が代わる代わる出す手を放す瞬間にグラっとするので、それをツィスカリーゼ先生がお手本を見せていたのを見て驚愕したのです。
この二人の共通点が「グルジア系」なので、又ビックリしました。
ニーナ・アナニアシヴィリさんは、2002年に世界一の称号を貰ったプリマだった位で、身体の美しさとテクニックが半端ないです。
「先祖はグルジアの貴族だったが1930年代に粛清され、父親は男性としての唯一の生き残りであったという。ウィキペディア」
何だか家系の歴史も凄いですね。
Ananiashvili & Uvarov Sleeping Beauty PDD Variations & Coda
ボリショイの男性スターの黄金のトリオの3番目、アンドレイ・ウバロフ
彼は彼の世代の最高の王子であり、確かに、王子の贈り物、卓越した技術的スキル、そして珍しいタクトの感覚でした。ボリショイの最も気まぐれなプリマバレリーナはすべて、ウバロフをパートナーとして安心しました-彼は決して彼女らを落としませんでした。
ウバロフ=王子、ツィスカリーゼ=ロットバルト、ボラチコワ=オデット&オディールの配役の白鳥の湖が凄いです
Николай Цискаридзе , Андрей Уваров, Анастасия Волочкова Лебединое озеро 2001 г.