この2~3日、時々咳が出るのよね~~😐
風邪を引き掛けているんだろうか🤔
私は風邪は18年間、生徒にゴホゴホと咳を顔に掛けられるまで
絶対に引かない程、万全な対策をしているので、まず、引くことは無いんだが。
練習室は2時間予約しているので、ごま蜂蜜を舐め、咳止めの琵琶の葉茶を淹れ
保温ポットに入れて持って行って、咳を抑えながら歌ってみたのだが
やっぱりまともに声が出ない。
それでも、ファウストの「トゥーレの王」を何回か練習して、
トスカのカンタータを歌ったら、漸くまともに声が出た。
1時間掛かって、やっと声が出る様になって、ベッリーニの「ノルマ」のアリア
「清らかな女神よ」は、かなりまともに歌えた。
風邪で多少の熱は有っても歌えるけど、「咳」はダメなのよね~~🤧
全然風邪でも無く、咳も出てなかったのに、コンサート会場の埃がひどくて
それで喉の奥にゴミが引っ掛かってしまい、歌っている最中だったので
咳を我慢して歌い通した経験も有るけど、「咳」は歌手の天敵よ。
咳を止める為にしたこと:心臓を両手で挟んで、掌治療でパワーを送った。
これで、身体が芯から温まったし、喉も両手で掌治療をして咳を止めた。
ベルカント歌手は「身体が楽器」なので、高音から低音まで支える「筋力」が無いと出来ない。
先ずは楽器を作る為に「身体を作るのが第一番に必要なこと」
今は、やたらと太っているのが多いけど、マリオ・デルモナコもフランコ・コレッリも
全然デブじゃないし、二人共、筋肉質の凄い身体をしている。
胸の筋肉が厚くて、実に逞しい身体をしている。
フランコ・コレッリ ポリオ―ネ 写真
カラスのノルマと。
身長185㎝で、筋骨隆々だったフランコさん
こちらはカラス172cmとデルモナコ175cmのポリオ―ネ
この写真よりも、胸郭の大きさの分かる写真が有るのだけど
ネットでは探せなかった。
二人の偉大なテノールは、どちらも筋骨隆々です。
ベルカントは、贅肉ではなく、筋力で歌うものなのですよ。
肋骨周りの骨格も大きくないと、声を響かせる事はできません。
私がデルモナコのマスタークラスに出た時には、彼は60歳でしたが
全然太ってなかったし、お顔も、「なんて美しい男なのだろう💗」
と思ったくらいに美形でした。只、顔色が灰色で、絶対に病気なのが分かったのに
誰も心配してない事が不思議だった・・・
人の寿命が視える私は、彼は三年以内に死ぬ、と分かり、両親に話したのだけど
2年後に亡くなってしまった。腎臓病だったとか。
コレッリのマスタークラスに出た時のフランコさんは、70歳程でした。
彼も全然太ってないどころか、ほっそりしていた程でした。
優しくて、丁度父の世代だったせいか、保護者みたいな安心感のある方でした。💗
私の若い頃の教師達は、テノールの子が、皆、デルモナコの真似をするから困る😒
真似して声を壊す、と文句を言うのが、世の東西を問わず多くいたけど
あのさあ、真似なんかできる訳が無いの😑
誰が、デルモナコみたいに、身体を鍛えてるって言うの?!
彼のあの、みんなが痺れる様な高音は、漁師もやり、戦争にも行き、
物凄い肉体労働をしたから出来上がった身体な訳で、そのお蔭で
「楽器として使える身体」が出来上がったわけで、ひ弱で、お肉ぷよぷよな
そこらのテノールが、真似できる筈が無いのですよ。
あの様な素晴らしい声を出したいと思うなら
「先ずは楽器としての身体を作る」
そこから始めないといけないのです。
デルモナコやコレッリの様に成りたかったら、まずは体を作りなさいね。