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猫の事、世の中の事、歌の事、ソプラノ歌手のつれづれ

夜練習:風邪気味?咳が出る

2025-01-24 00:04:38 | 音楽、芸術

 

 

 

この2~3日、時々咳が出るのよね~~😐

風邪を引き掛けているんだろうか🤔

私は風邪は18年間、生徒にゴホゴホと咳を顔に掛けられるまで

絶対に引かない程、万全な対策をしているので、まず、引くことは無いんだが。

 

練習室は2時間予約しているので、ごま蜂蜜を舐め、咳止めの琵琶の葉茶を淹れ

保温ポットに入れて持って行って、咳を抑えながら歌ってみたのだが

やっぱりまともに声が出ない。

 

それでも、ファウストの「トゥーレの王」を何回か練習して、

トスカのカンタータを歌ったら、漸くまともに声が出た。

1時間掛かって、やっと声が出る様になって、ベッリーニの「ノルマ」のアリア

「清らかな女神よ」は、かなりまともに歌えた。

 

風邪で多少の熱は有っても歌えるけど、「咳」はダメなのよね~~🤧

 

全然風邪でも無く、咳も出てなかったのに、コンサート会場の埃がひどくて

それで喉の奥にゴミが引っ掛かってしまい、歌っている最中だったので

咳を我慢して歌い通した経験も有るけど、「咳」は歌手の天敵よ。

 

咳を止める為にしたこと:心臓を両手で挟んで、掌治療でパワーを送った。

これで、身体が芯から温まったし、喉も両手で掌治療をして咳を止めた。

 

ベルカント歌手は「身体が楽器」なので、高音から低音まで支える「筋力」が無いと出来ない。

先ずは楽器を作る為に「身体を作るのが第一番に必要なこと」

 

今は、やたらと太っているのが多いけど、マリオ・デルモナコもフランコ・コレッリも

全然デブじゃないし、二人共、筋肉質の凄い身体をしている。

胸の筋肉が厚くて、実に逞しい身体をしている。

 

フランコ・コレッリ ポリオ―ネ 写真

カラスのノルマと。

身長185㎝で、筋骨隆々だったフランコさん

 

こちらはカラス172cmとデルモナコ175cmのポリオ―ネ

この写真よりも、胸郭の大きさの分かる写真が有るのだけど

ネットでは探せなかった。

二人の偉大なテノールは、どちらも筋骨隆々です。

 

ベルカントは、贅肉ではなく、筋力で歌うものなのですよ。

肋骨周りの骨格も大きくないと、声を響かせる事はできません。

 

私がデルモナコのマスタークラスに出た時には、彼は60歳でしたが

全然太ってなかったし、お顔も、「なんて美しい男なのだろう💗」

と思ったくらいに美形でした。只、顔色が灰色で、絶対に病気なのが分かったのに

誰も心配してない事が不思議だった・・・

人の寿命が視える私は、彼は三年以内に死ぬ、と分かり、両親に話したのだけど

2年後に亡くなってしまった。腎臓病だったとか。

 

コレッリのマスタークラスに出た時のフランコさんは、70歳程でした。

彼も全然太ってないどころか、ほっそりしていた程でした。

優しくて、丁度父の世代だったせいか、保護者みたいな安心感のある方でした。💗

 

私の若い頃の教師達は、テノールの子が、皆、デルモナコの真似をするから困る😒

真似して声を壊す、と文句を言うのが、世の東西を問わず多くいたけど

あのさあ、真似なんかできる訳が無いの😑

誰が、デルモナコみたいに、身体を鍛えてるって言うの?!

 

彼のあの、みんなが痺れる様な高音は、漁師もやり、戦争にも行き、

物凄い肉体労働をしたから出来上がった身体な訳で、そのお蔭で

「楽器として使える身体」が出来上がったわけで、ひ弱で、お肉ぷよぷよな

そこらのテノールが、真似できる筈が無いのですよ。

 

あの様な素晴らしい声を出したいと思うなら

「先ずは楽器としての身体を作る」

そこから始めないといけないのです。

 

デルモナコやコレッリの様に成りたかったら、まずは体を作りなさいね。

 

 

 

 

 

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