≪ええ~B級グルメの横手やきそば「認定試験」を≫
それって!どう言う事ですか!
(2009年12月10日14時48分 読売新聞)夕刊に掲載
B級グルメの祭典「B―1グランプリ」で今年優勝した「横手やきそば」のまがい物が
多数出回っていることから、秋田県横手市は販売希望者に試験を課し、合格者にだけ“
本家”のお墨付きを与える制度を導入する。
商標登録を申請済みだが、「一時的なブームで終わらせたくない」と、味や知識にも本物
を求めるのが狙いで、最初の試験は来年1月に実施される。
9月中旬のB―1グランプリで優勝後、横手市には約30業者から「店で出したい」「菓子にし
たい」という申し出が相次いだ。「安易なブームに乗りたくない」と返事を保留したところ、まも
なく「東京都内の飲食店で『横手やきそば』を食べたが、地元の味と違う」などの苦情や問い
合わせが寄せられるようになった。
市によると、地元の「横手やきそば暖簾会」(42店加盟)が監修していない即席めんやポテト
チップ、せんべいなどの関連商品は少なくとも15種類。市内の「道の駅」でも9種類が売られ、
10月の連休中は飛ぶように売れたという。飲食店やイベントで、本家と違うやきそばを出して
いる事例も10件以上あった。
横手市は2000年から「横手やきそば」のPR作戦を展開。同暖簾会は今年7月、特許庁に
商標登録を申請しており、来春にも認可されれば使用許諾のない便乗商法は商標法違反になる。
だが、市と暖簾会は「10年目でやっと全国区に躍り出た地域ブランドが、このままでは一過性
の人気で終わってしまう」と危機感を強め、試験制度の導入を決めた。
試験は市内に1泊してもらい、2日間行う。横手やきそばの歴史や特徴を学び、市内の製<RB>麺</RB><RP>(</RP><RP>)</RP>業者
が作った「ゆでめん」の食べ比べを体験。その後、筆記試験と実技テストを受ける。初回の受験
者 は15人程度を予定する。暖簾会の伊藤一男理事長(62)は「横手やきそばは地域の大事な
財産。利益だけを求めて提供するのはやめ、現地でよく学んでほしい」と訴えている。
◆横手やきそば=太くて真っすぐなゆでめんに、半熟の目玉焼きと福神漬を添えるのが特徴。
終戦直後、横手市内のお好み焼き屋が新メニューとして考案した。昭和40年代は20円ほど
で食べられ、地元では子供のおやつとして親しまれた。
これ先日(11月上旬)、鼓太郎が食べた「横手やきそば」です。