京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句(自由連句)「ぶらんこ漕ぐ」の巻

2022-10-05 07:51:22 | 俳句
フリー句(自由連句)「ぶらんこ漕ぐ」の巻
ぶらんこ漕ぐいつまで働くいつ休む ひろあき
風車風に逆らうものもあり     巡紅
案山子など屁とも思わぬ雀いて   ひろあき
木枯らしや帰るに帰れぬ友の笑み  巡紅
望月の花の下にて会えたらな    ひろあき
蕗の薹顔出す雪間朝日満つ     巡紅
山の香りを手紙に乗せて送ります  ひろあき
肩車君に見えても僕はまだ     巡紅
束の間の打ち上げ花火の夢でした  ひろあき
枝折れる地に落ち破顔首吊者    巡紅
自死願望小説書いて生き延びる   ひろあき
※泉鏡花等がそうだと言われます。
命が平等なら魂も不平等はない筈なのに 巡紅
曼荼羅の中が賑わう絵師の筆    ひろあき
女学生横向き髪を束ねたる     巡紅
一昔前のドラマは煙草吸う     ひろあき
完成するまで厄介物の電動車    巡紅
*燃料電池製造で出る二酸化炭素の量
人類の片道切符どこまで行ける   ひろあき
満載貨物船入るバミューダ海域   巡紅
秋の声消息不明のままの猫     ひろあき
四大文明に続けるか縄文時代の新発見 巡紅
瞑想か祈りか恋か土偶の目     ひろあき
プロビデンスの目は姑の目です   巡紅