京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

フリー句(自由連句)「花ニラ」の巻

2022-10-24 07:52:57 | 俳句
フリー句(自由連句)「花ニラ」の巻
花ニラや地上にこぼす白い星   ひろあき
雪に耐え春一番の雪割草     巡紅
リゾート地新たに温泉湧きだして ひろあき
満月や花筏の間を独り占め    巡紅
鶴に乗る仙女降り来て舞い始め  ひろあき
桜舞う宙に現る亀仙人      巡紅
富士山は不死山だったかぐや姫  ひろあき
須弥山焦がれて模した前方後円墳 巡紅
本物の天皇陵は放置され     ひろあき
春うらら時に流れに勝てたなら  巡紅
なぜかしら破れた者が語られる  ひろあき
虫の音に勝者の雄叫び似合わない 巡紅
公達の昔を偲ぶ秋の声      ひろあき
石庭に四季の山水描ける瞳    巡紅
手すさびに漫画の原画書き上げて ひろあき
加速装置に置いて行かれた老いた身一つ 巡紅
頑張って踏ん張っている返り花  ひろあき
運動会若さを分けて貰ってる   巡紅
いつまでも二人三脚続けよう   ひろあき
風と水土あるところに花は咲く  巡紅
おおそうか今年も来たか山笑う  ひろあき
肉の殻捨て吹き渡る風となる   巡紅