徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

散歩道で拾った話…其の四「オオイヌノフグリ・キュウリグサ」

2007-05-14 17:36:00 | 植物
 doveの大好きな青い色の花にオオイヌノフグリ…という小さな花がある…。
田んぼの畦道にも川辺にもたくさん咲いている。
こんな可愛い花にどうしてこんな名前が…?
                                          

 実はこれはオオイヌノフグリがイヌノフグリという花に似ていたから付けられた名前なんだそうだ…。
イヌノフグリはピンクの花で、その実の形が雄犬の睾丸に似ているらしい。
今は減少してほとんど見かけない花なんだって…。
オオイヌノフグリ自体は、そんな形の実は付けないらしいので、迷惑と言えば迷惑な話かもしれない…。

 オオイヌノフグリに似た花でタチイヌノフグリというさらに小さな青い花がある…。
これもまた可愛い花だ。
ただ…あまりに小さいので見過ごされてしまうのが残念…。
護岸の上にたくさん咲いていたけど…注意して見ないと全然気がつかない…。



 色の濃さは薄くなるけど…愛らしい花を咲かせるキュウリグサ…。
勿忘草(ワスレナグサ)にそっくりな花で知らずに見たら間違えそう…。
ほとんど同じ花の縮小版…。

                                                                         
キュウリグサは葉っぱを揉んでみるとキュウリに似た匂いがする…。
それが名前の由来だそうだ。
試しに一枚ごしごしやってみたら本当にそんな匂いがしたよ…。

もうひとつよく似た花にミズタビラコがあるが、沢などに咲くらしく、この辺りにはなかった…。



画像は上からオオイヌノフグリ→タチイヌノフグリ→キュウリグサ→茎の伸びたキュウリグサ…。

散歩道でこんな花に出会えるって嬉しいね。
小さくて写真を撮るのが大変だけど…何しろ腕がないもんで…。

小さい花を撮るために散歩道にかがんでいると…たいてい通りがかりの人が変な目で見るんだよね…。

そのうち…近所で妙な噂が立ったりして…。

ちょっと怖いな…。