徒然なるままに…なんてね。

思いつくまま、気の向くままの備忘録。
ほとんど…小説…だったりも…します。

散歩道で拾った話…四百五十三「ナマズ・カムルチー」

2010-11-05 23:14:10 | 生き物
 今日の散歩道…晴れ…絶好の散歩日和です…。
しかし…草刈の人が土手に入っているので、画像はあまり期待できそうにはありません…。
本日の散歩はまぁ…体力作りということで…。

 此処のところ散歩道もだんだんと寒さを増し、歩道沿いの木々の葉も色付いてきています。
水辺の鳥たちは日に日に数が増えていきますが、残念なことに、カルガモなどはかつてのようなひとグループ数十羽などという規模ではなくなっていて、ほんの数羽程度に止まっています。

 そんな中で喜ばしい報告がひとつ…ダイサギが増えました…。
これまでダイサギの目撃数といえば、散歩道から外れた下流の方には何羽か居たものの、doveの散歩圏内では毎年たった1羽でした。
今季はすでに3羽来ています。
ほとんど同時と言っていい状態で目撃しました…。

 最も大きい個体はおそらく毎年来ているコサギと仲良しの(…というよりはコサギの漁を利用して魚の横取りを狙っている…)ダイサギで、川を覗いてもカメラを向けても逃げません。
別の2羽は単独行動、少し小柄で新顔らしく敏感に反応します。
新入りくん…散歩道に慣れてくれるといいけど…。
この川…気に入ってくれただろうか…。

ダイサギはこの時2羽分しか画像が撮れなかったのでまた今度…。
3羽目は無理かもしれないけどね…。


 さて…本日の画像は…寒くなったのでそろそろ姿を見せなくなるかも知れないナマズ…。
ここのところ目撃数が減ってきています。

        

        

 このふたつの画像は先月上流側で撮ったものですが、先日UPした下流側のナマズは今日もいつものブロックに顔を乗せてのんびりしていました。
ところが気の毒にも、せっかくゆったりしていたところへダイサギとカワウとコサギが飛んできて、頭の傍で小魚を追い回したので嫌になったらしく川上の方へ上って行ってしまいました…。

帰り際に川の反対側からもう一度覗いてみたら、もとのブロックに戻ってきていました…。
ブロックの端っこを枕にするのがよほど好きなようです。

 増水で浅瀬に上ってきたカムルチー…デカイです…。
これはおそらく70~80cm級でしょう。
近くにアオサギとコサギが居たのですが、まったく見劣りしませんでした。

        

カムルチーが少し近くへ寄ってきました…。
…とは言っても散歩道のdoveの位置からは何メートルもあるのですが…。

        

川好きさんと御話をするきっかけとなったあのデカカムルチーを思い出しました…。
あの子は死んでしまいましたが…同じ場所に居るこのカムルチーはひょっとするとあの子の子供かもしれません…。

 先日御話したコイの受難…今日はさらにひどいことになっていました…。
なんとその辺り一帯で見かけた大物ゴイはたった一匹…。
しかも…小さなコイや中型のコイですら姿が見えません…。
普段でも数十匹…産卵期ともなればもう数え切れないほどコイの集まる場所で…たった一匹です…。
なんということでしょう…。

低木の陰にも草の陰にもコイの姿は見えません。
なんとか上手く川下に逃げていてくれればいいのですが…。

ここまで来ると個人が食用にするためだけに捕っているとは考えられません…。
闇で何処かに売り飛ばしているとしか思えない…。

 投網のための足場のない上流側や工事現場の辺りにはまだコイが居ますが、以前よりは減少してきています。
このままでは地域の人々が餌やりを楽しむことも釣りに興じることもできなくなってしまいます。

そして…この状況が改善されなければ…川の生態系も確実に変化することでしょう…。