今必要なのは消費税ではなく富裕税

2012年03月22日 00時00分32秒 | 巻二 起居注
先日の「週刊金曜日」に興味深い記事が載っていた。

引用するのが面倒なのでこちら参照。

消費税は貧者になるほどダメージが大きい(負担感が増大)するのに対し、
富裕税の対象となる富裕層(この言葉自体嫌いだ)にとって、
数%の税率など基本的に痛くも痒くもないのである。
(少なくとも「貧者にとっての消費税のようなマップ兵器的破壊力」ほどの痛みは感じないだろう。)
1%の税率で80兆円の税収だそうだ。
1億円の資産を持っている人間が100万円払うだけの話。

さらに、この時の記事には載っていないが、
これまた「金曜日」で前々から語られている話。
「輸出戻し税」問題がある。
これも面倒なのでこちら参照。

要は、豊田などの輸出企業にとって
消費税増税など美味しすぎるオハナシなのだ。

どの面下げて消費税増税だって?

しょせん(共産党等一部を除く)政治家は声がでかい資本家の代弁者なので、
いまさら彼らに期待するべきではないのかもしれない。

しかし俺が頭に来るのは、
権力監視してますよ的なポーズをとりたがる大新聞からして、
消費税ゾーゼイゾーゼイの大合唱。朝日新聞までも(笑)

まともに考えれば
(少なくとも99%の人民の立場で考えれば)
富裕税というものは(唯一の解決策とは言わないまでも)有力な選択肢であることは間違いないのに、
一切そんな論調なんかありゃしない。


だいたい世論調査では増税への理解が進んでいるなんて出鱈目にも程があるわけで、
世論っていうのは自然に作られるものではなく(良くも悪くも)人工的に作られるもんだ。
メディアがその気になって展開すれば、一定の世論形成は難しいことではない。
消費税しか道はない的な論調に対しては、この際だから小便ひっかけておこうと思う。
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