珈琲時光の読後感

2006年03月18日 08時43分00秒 | 巻二 起居注
珈琲時光

松竹

夕張編も味わい深い


ゆうべも深酒。頭痛く。
なのに5時に起きてなぜか映画「珈琲時光」を観る。
前夜の「中央線」記事のせいかも。

しばらく観ていなかったのは、
妊婦(役)の一青窈さんを観るのが複雑な気持ちだからかな。
それは冗談としても。

観終わった後感じる、
なんとも言えない寂しさ切なさ虚しさ温かさ
どちらかと言うと少々ネガティブ寄りの印象が、
無意識に遠ざかっていた原因なのかも。
もちろんここで言うネガティブ、とは
作品自体の評価めいた話では全然なく、
今の自分の心境が作品から受ける自分なりの「読後感」のことだ。

自分はこの映画によって少なくともハッピーを感じることはあまり無い。
ハッピーなど求めてもいないが。
いつもなぜか、漂う無常感みたいなもの。
当然観る人によっては全然異なる印象を持つんだろう。

変わらない日常にこそ大切なものがある。
変えられない日常は、変わらないから尊くいとおしい。のか?
答えなんか簡単にわかる筈もない。
だから、山手線みたいにグルグル廻っている。

今回、一つ発見。
小林稔侍演じる父親のクルマ、
陽子(窈さん)が帰省時に乗ったクルマは、
どうやらカルディナっぽい。
 違ってたらすんません。
自分の車と同じだ。自分のは先代だけど。
こんなことで朝から喜んでみる。


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いつの間にかこんなにあった。
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続・珈琲時光
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珈琲時光を辿ってみる(6)洗足池
珈琲時光を辿ってみる(7)高円寺
陽子さんは肉じゃが好き。
一青窈 「影踏み」と「珈琲時光」
洗足池
朝の駅の雑踏が諧謔の色に染まる。

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