共同通信社元論説副委員長の柿崎明二氏(59)が10月1日付けで首相秘書官に就任した。どのようなミッションがあるのか知る由も無いが、監視
すべき権力の“中の人”になった。
ジャーナリストの就任は過去にも例があるらしいが、モリ・カケ・サクラを始め、安倍政権の批判はなかなか腹が据わっていただけに驚いた。
今日のTVモーニングショーで、管政権の1ヵ月を巡って、この件も話題になった。MCから政局コメンテーターの田崎史郎氏に振られて意外なコ
メントが返ってきた。
「細やかながらあるとすれば、生涯、記者魂を貫き通したい。」
「柿崎氏には記者として、後で本にして欲しい。」
「安倍さんとはよく食事をしたけれど、全部私が持った。ただでさえ言われるのですから(笑)」とも。
控えめでいつになく毅然としていた。表情から本当だなと思った。
安倍前首相と良く寿司を食べることから“スシロー”と揶揄される田崎氏。安倍官邸スポークスマンとしての呪縛から解き放たれたか。
管首相とはウマが合わないのか。
安倍政治に対して、歯の浮くようなヨイショ、無理筋の政権擁護が目立っていた田崎氏が管政権発足を機に変節したのか、これからの言動が興味
深くなったシーンだった。