「私、NTT光回線の工事でお伺いした〇〇〇です。」
「実は光回線はNTTとKDDIが共同で管理していましたが、来月からKDDI単独の管理になり、使用料が月7,000
円くらいだったものが5,500円程度にお安くなります。」
「この地域でNTT光回線を利用している方に電話しています。皆さんと同じくKDDI管理に移行することで宜し
いでしょうか。ご了解頂ければ後ほど確認の電話が行きますので宜しくお願いします。若干の書類を作成して
もらいます。」
こんな電話が昨晩あった。話し方が慇懃でどうも違和感があったけれど、やり取りをしていると、信用と地域
の皆さんが同意しているということを言葉巧みに擦り込む。「まぁ、分かりました。」と言いかけ、妻の顔見
るとダメダメのサイン。
そこで、「当方でもNTTなりに確認したい。照会先の電話番号を教えて欲しい。」と問うと暫く待たされて、
「119番に照会して調べてください。」との回答。こりゃダメだ。電話を切った。
ネットで検索してみると、通信各社が光回線の売り込みにやっきになっていることが分かった。電話の主は仲
介手数料稼ぎの会社員だったのだろう。詐欺紛いの回線切り替えの勧誘が多いという。
妻から「まったく、すぐ騙されそうになるのだから。」
デジタル庁とやらが出来て、年寄りが頻繁に「デジタル詐欺」に引っかかる時代が到来することを予感した。
気をつけなくちゃ。