衆院選挙の公示日の15日が新聞休刊日で、今朝、分厚い新聞が配達された。
ざっと斜め読みする。「政治とカネ」を巡る汚い政治を一掃しなければ政策も進まないと思うから投票先は決まっている。
各党とも〝サービスはしますよ〟と言うがその財源はどうするのか明らかにしていない。いずれ増税で負担を押し付けられるのかと不信感が募る。
都合の悪いことを封印し、有権者の顔色を伺う選挙は一種のポピュリズムではないのか。そろそろ止めにしなければ。
政策と財源について、与野党とも具体的に示して有権者の選択を問う選挙こそが政治不信を吹き払う第一歩だ。泉・立憲のシャドーキャビネットはサボっていたのではないか。
エディット・ピアフの歌う『谷間に三つの鐘が鳴る』を初めて聴いた。
パリの下町で大道芸人の父と路上歌手の母の間に生まれたエディット・ピアフ。少女時代は父に連れられて町から町へと歌って歩く貧しい暮らしだったという。
20才の時にナイトクラブのオーナーに見いだされデビュー、つけられたニッネームはエディット・ピアフ〝小さな雀〟
たちまちスター街道を駆け上がるが、1963年10月10日に47才で亡くなるまでの間には殺人容疑をかけられたり、何度も交通事故にあったり、幾多の恋あり別れあり。
麻薬と酒に溺れ、多くの借金も作って、「二人分生きた。」と回想していたという。こちら一人分でもやっとだ。
誕生、結婚、死を告げる谷間の教会の三つの鐘の音はエディットピアフの心の中でどう響いていたのだろうかと思いながら聴いていた。
活字がびっしりの選挙報道から、人生の節目で祝福され、祈られるという当たり前のことが失われつつある社会が浮かび上がる。