楕円と円 By I.SATO

人生も自転車も下りが最高!
気の向くままに日常と趣味の自転車旅を綴ります。

エデイット・ピアフの『谷間に三つの鐘が鳴る』

2024年10月16日 | 日記
衆院選挙の公示日の15日が新聞休刊日で、今朝、分厚い新聞が配達された。

ざっと斜め読みする。「政治とカネ」を巡る汚い政治を一掃しなければ政策も進まないと思うから投票先は決まっている。

各党とも〝サービスはしますよ〟と言うがその財源はどうするのか明らかにしていない。いずれ増税で負担を押し付けられるのかと不信感が募る。

都合の悪いことを封印し、有権者の顔色を伺う選挙は一種のポピュリズムではないのか。そろそろ止めにしなければ。

政策と財源について、与野党とも具体的に示して有権者の選択を問う選挙こそが政治不信を吹き払う第一歩だ。泉・立憲のシャドーキャビネットはサボっていたのではないか。


エディット・ピアフの歌う『谷間に三つの鐘が鳴る』を初めて聴いた。



パリの下町で大道芸人の父と路上歌手の母の間に生まれたエディット・ピアフ。少女時代は父に連れられて町から町へと歌って歩く貧しい暮らしだったという。

20才の時にナイトクラブのオーナーに見いだされデビュー、つけられたニッネームはエディット・ピアフ〝小さな雀〟

たちまちスター街道を駆け上がるが、1963年10月10日に47才で亡くなるまでの間には殺人容疑をかけられたり、何度も交通事故にあったり、幾多の恋あり別れあり。

麻薬と酒に溺れ、多くの借金も作って、「二人分生きた。」と回想していたという。こちら一人分でもやっとだ。

誕生、結婚、死を告げる谷間の教会の三つの鐘の音はエディットピアフの心の中でどう響いていたのだろうかと思いながら聴いていた。

活字がびっしりの選挙報道から、人生の節目で祝福され、祈られるという当たり前のことが失われつつある社会が浮かび上がる。

2024自転車ツーリング納会 -つづき-

2024年10月14日 | 円 -bicycle-
2024自転車ツーリング納会の〆は蟠渓温泉から伊達紋別まで25Kmを走って、JR普通列車で3.5時間の旅をビールを飲みながら楽しむ計画だったが、走りながらファイターズの大事な一戦を観たくなり、急遽、特急列車に変更した。

追加料金は2,400円位だが、エスコンに行ったと思えば安い。

14:00過ぎに無事帰宅して、TVで選手の感激の涙を見てウルッときた。
まだこれからホークス戦を勝たなければリーグ覇者として日本シリーズに出ることは出来ないのにエスコンは感激の渦だ。

張本氏だと「プロ勝負師たるものメソメソ泣くな!」と喝!!が来そうだ。

選手はファイナル出場の嬉しさばかりでなく、この2年間最下位に沈んでいて苦しかった時期を思い出してついつい涙したのだろう。プロ野球選手も人の子だ。

ファイターズ、エスコンに戻って来いよ!!
そして、チャンピオンフラッグをエスコンに!!!

2024自転車ツーリングの納会も無事出来て、今日はとても良い「体育の日」だった。

納めのツーリング

2024年10月14日 | 円 -bicycle-

自転車ツーリングの納めで支笏湖を通り、美笛峠(1.180m)を越え、いつもの蟠渓温泉の宿に来た。

途中まで車で送って貰ったので走行距離は50km。
昔は玄関から玄関で90Kmだった。

紅葉はまだ早かったが、好天の下、碧い支笏湖を眼下に見ることが出来た。久しぶりに山葡萄が成っているところを見た。


3連休だけれど、泊まりは私と高齢ご夫婦だけ。
山間の鄙びた湯治場タイプの宿はお客さんの足が遠くなっているのかな。

宿のTVで日ハムが1勝1負のタイに持ち込んだことを知って、ひとり大喜びをした。


今日は25kmほど走ってJR伊達から3時間半ほどの普通列車の旅だ。腰が痛い。。。








今、2食付き6.500円の宿はなかなか無い。
お婆ぁちゃん、いつも有り難う。

畑の秋、点描 10月

2024年10月13日 | 農作業ヘルパーの記
2024.10.11

JAの農作業支援もそろそろ終了時期になってきた。
今週は大根の出荷作業に二日間、レッドキャベツの収穫作業に1日出掛けた。

レッドキャベツは清涼飲料水の着色料に使われるが、刻んで酢漬けにしても美味しく食べられる。

寒さに強く10月いっぱいは収穫が続く。




2024.10.12

今朝の自転車散歩でレタスの収穫作業の横を通りかかった。
朝6時頃から収穫して直売所に出荷されるのだろう。
気温は7〜8℃くらいなのでなかなか大変なことだと思う。



2024.10.12


農作物が無くなったほ場に投入された堆肥から発酵熱の湯気が上がっていた。
来年の収穫のための地力維持が欠かせない。

間もなく霜の降りる季節を迎える。



裏金議員の選挙区では野党候補の一本化を !!

2024年10月10日 | 日記
北海道の衆議院議員で自民党の調査による裏金議員は2名であったが、1名は既に辞職したので残るは1名で、自分の住んでいる北海道5区の和田義明議員(3期目)である。

政治資金収支報告書への不記載額は990万円。自民党の戒告処分を受けたが、今回の総選挙で「公認」となった。(比例との重複立候補は出来ない。)


和田議員の過去の3回の衆院選での得票は次の通り。
2016年: 139,950票
2017年: 111,366票
2021年: 139,950票

立憲民主党の候補者が次点となっているが、2009年の選挙では事実上の一騎打ちで民主党候補が182,952票を集め、重鎮の町村信孝氏(2023年死去)を破っている。

和田議員は町村氏と姻戚関係にあり、地盤を引き継いで当選を重ねてきた。


さて、今回の選挙では今のところ自民、立憲、共産の戦いになりそうである。

因みに前回2021年の衆議院選挙の北海道5区の立候補者と得票数は次の通り。
和田義明自由民主党139,950
池田真紀立憲民主党111,366
橋本美香日本共産党16,758
大津伸太郎無所属8,520

立憲民主党の候補に一本化すれば当選の可能性はぐっと高まる。
小沢一郎の登場があまりに遅かったが、曰く〝魔法〟でも何でもよいから、立憲には少なくとも裏金議員の選挙区では何とか野党統一候補を擁立して欲しいものだ。



自転車散歩道のナナカマド 2024.10.8



ヴォカリーズ

2024年10月09日 | 日記
今日(10月9日)は衆議院解散の日。
そして、息子の記念のCDの発売日。

タイトルの《Vocalise》はラフマニノフの歌曲で有名な〝歌詞のない歌〟(母音による歌唱法)です。  歌詞のない歌という意味では “息で歌う楽器”であるオーボエのアルバムとして良いですし・・・ということで、タイトルに冠することになりました。  ー 本人談 ー

フロントカバー写真は従兄のデザインです。
朝のようであり夕べのようであり。。。

世の中慌ただしくなってきましたが、秋の夜長、オーボエの優しく、繊細で哀愁を帯びた音色をお楽しみ頂けましたら幸いです。


もしよろしければお求めは発売元の『Fonteck』のHpをご覧になってください。

本人あてのダイレクトメールでも受け付けているようですが、どうのようにするのか分かりません。

       
  

オーボエと言う木管楽器、その響きから筒の長いファゴットと間違われることが多々・・・。私も息子が高校で吹奏楽を始めるときまでそう思っていました。

馴染みが薄いですが、NHK朝の連続テレビ小説『あすか』のテーマ曲「風笛(かざぶえ)」をドイツから帰国してソロ活動をしていた宮本文昭氏が演奏してその美しい音色が世間に広く知られるようになりました。
 
 



自転車シーズンが終わって、秋の訪れを楽しむ

2024年10月07日 | 日記
JAの農作業支援で田植えの手伝いに行ったT農場さんから新米を分けてもらった。玄米から擦って真っ白になった『ゆめぴりか』がふっくら炊き上がり、つやつやと輝いている。今年は甘味を強く感じる。


5月中旬、太平洋方面から吹いてくるまだ冷たい南風の中で、代掻きの終わった水田のゴミ取り、ハウスからの苗運び、田植え機への積み替え、用水路での苗箱の洗浄、空の苗箱の納屋への運搬、田植え終了後の雑草防除剤散布・・・沢山の作業を都合のつく何人かで分担して半月ほど繰り返す。
もう6年目になった。


ほんの僅かな関りだけれど自分の手が掛かっていると思うとコメに限らず農産物を大事にしなければと思う。そして手にすることの出来る幸せを噛みしめる。


         
         ある日の朝食 マーボー豆腐は前夜の残り


札幌と新千歳空港までJRで15分、苫小牧港まで車で50分。
札幌のベッドタウンだけれど、すぐ周りは水田と畑と防風林が広がり、ちょっと足を延ばせば自然の中の秋の稔りも目にできる。

34年前、エィッとばかりに住み始めた頃は山ぶどうもあったが、いつの間にか姿を消した。近年の急激な気候の変動が畑や森の実りにこれからどのような影響を与えるのか心配である。


       

   朝の自転車散歩で拾った栗と近くの防風林で採った「コクワ」の実


             

             キウイフルーツと同じ味がする。



異彩を放つ村上総務大臣

2024年10月06日 | 日記

官邸記念写真


短命内閣で終わりそうだが、この人もこの先、過去の言葉を取り下げてゆくのだろうか。

安倍元首相の国葬への欠席を表明し、安倍の政権運営についても「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊して、旧統一教会に選挙まで手伝わせた。私から言わせれば国賊だ」と語った。

その後、「責任は重いと言いたかった。国賊という言葉を使ったかは覚えていない」と釈明し、遺族に謝罪した。


村上誠一郎氏は学生時代に右翼運動に関わっていたという。
〝国賊〟という言葉は、右翼の世界では国家に対して反逆的な行為をした者や国の利益を著しく損なう行為をした者に対する特に強い非難を表すために使われるらしい。

村上氏は〝正しい保守派〟を自認しており、インチキな保守に対する怒りから最も厳しい表現をしたのだろう。


過去の言動には自民党内で異彩を放っているものが多々ある。

安全保障に関して、
9条改憲について、「反対」。
憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、「反対」。

自民党の総務会で、安全保障関連法案について「憲法が有名無実化する」「憲法改正なしで集団的自衛権を行使することには疑念がある」と反対し、挙手採決を退席。などなど。


前言を翻さないで欲しいものだ。




皇居認証式

SNSで「だらし内閣」という言葉が行き交っている。
モーニングの着こなしにも問題があるらしい。
これには「総理官邸のHpで〝修正〟されていた」とのオチが付く。
ここにも得意ワザか。



小沢一郎、乾坤一擲の戦いになるか

2024年10月04日 | 日記
「今度政権交代出来なければ野党は馬糞の川流れになる。」
(ばらばらになって消滅する)

常々、こう語ってきた小沢一郎が立憲民主党の総合選挙対策本部(本部長・野田代表)の本部長代行に就いた。総選挙における野党候補の一本化の調整に百戦錬磨の策士が登場した。立憲、最後の切り札だ。


しかし、「(全権を小沢氏に)任せるかどうかは、(野田佳彦)代表の考え(次第)だ。みんな、それに従ってやってくれとならないと。」と語っている。

「時間的制約があるから全体的に難しいけど、調整は無理なことはない。」とも。

野田代表が小沢一郎にどこまで任せるか、はっきりしていないということだ。
消費税導入を巡って袂を分かっていた小沢が代表選で野田の支持に回ったが、小沢の最後の仕掛けに野田が腹を括れるかどうかにかかっている。


小沢氏への希望である。
元々同じ党の国民民主とは話がまとまるとして、維新とは〝来るもの拒まず〟のスタンスでいて欲しい。自民党との連立を模索するような党である。

共産党とは平和と立憲主義を追求する「市民連合」を介した連携を構築して欲しい。過去に成果を上げている。

消費税廃止の「れいわ」とも親和性を生かして支持者を取り込んで欲しい。

共産党嫌いの芳野会長の連合はどうするか。
かつて〝連合700万票〟と言われたが、労働組合組織率の下がった現在、共産党の組織票は政権交代の推進力である。共産とは〝閣外連携〟で説得して欲しい。


時間の猶予は無いが、野党連立で政権交代が馬糞の川流れのように無残な夢に終わることが無きよう野田代表の本当の肝力が問われている。


全ては国民の判断に委ねられた

2024年10月02日 | 日記
石破茂が〝防衛オタク〟と言われ始めている頃、かなり昔のこと、『国防』という著書を読んだことがあった。

ひとつだけ覚えているのは、自衛隊の装備はあくまで〝防衛〟のためのものであり、敵を〝攻撃〟するものは許されていないというものだった。
「戦闘機に敵基地を攻撃できるミサイルは装填されていない。」。

自衛隊は軍ではないので日本に軍事法廷は無く、万が一の時、通常法で裁かれ、現場の自衛官は「殺人罪」に問われるとのことも書かれていたと記憶する。

防衛オタクと言われる人は「専守防衛」から逸脱した認識、考え方であることを知った。

時は経って、今では現憲法下でも〝敵基地攻撃〟を許容する安全保障政策が閣議決定だけで決まっている。


石破内閣が発足した。
早速、〝アジア版NATO〟を言い出した。〝核共有〟の考えもあるという。
閣内には、本人も含めて元防衛大臣が3人もいる。中谷防衛大臣、岩屋外務大臣。党には小野寺政調会長。人の繋がりが狭いからとは言ってられない。

何を進めようとしているのか、注視しなくてはならない。
「信頼と共感」の内閣だと言うが、ブラックジョークのようないきなり解散によって、国会論戦は行われ無さそうだ。


日本の防衛費は、従来の5年間の総額27兆円を今後5年間で約1.6倍の43兆円に増加することは既に路線が敷かれている。

それもダメ、あれもダメと財務省と自民党に羽交い絞めにされた首相が向かうのは枠組みが決まっている得意分野の防衛政策ではないか。

総選挙の結果がどうなるか不確定だが、耳障りのいい政策で鎧を隠してはいないか。よくよく注意していないと〝軍事内閣〟になりかねないと危惧している


野田立憲民主党は敵基地攻撃を可能にする今の防衛政策を急に変更することは出来ないと消極的なのは心もとない。

石破茂。買い被りではないか。
掌返し首相によってこの先キナ臭いことになるような気がしてならない。
全ては国民に委ねられた。