🟥ダリア 花言葉「移り気」🟥
君と見て一期の別れするときも
ダリアは紅しダリアは紅し.
北原白秋の歌集『桐の花』にある一歌です🗒
当時20代後半だった白秋は、隣人の人妻と不倫関係になりました。スキャンダラスに報じられた人気作家は、その恋に落ちるとともに名声も地に堕とし、遂には姦通罪で訴えられるまでとなります。
文芸界からも痛烈な罵りを受け、罪人として囚人馬車に載せられ運ばれゆく白秋。そんな中、ふと目に入った赤いダリアの花に、いま身に降りかかる、愛しい人との惜別と世間との隔たりを詠んだのがこの歌だそうです。
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