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ビアホールで、ビールをジョッキに注文したところ死んだハエが一匹入っていた。
ロシア人ならばハエに気づかずビールを飲んでしまう。
ブラジル人ならば、大声をあげて憤慨し、マネージャーを呼びつけ散々文句をいい「こんな店に二度とくるものか」と出て行く。
アメリカ人ならば、ボーイを呼んで、ハエが入っていることを告げ、別のと取り替えさせ、一杯分払う。
イギリス人なら黙って、もう一杯ビールを注文して飲み、ハエの浮いてる方には手を触れず二杯分払う。
ドイツ人なら、ハエをつまみ出して捨て、アルコールには殺菌作用があるから心配いらないと、そのビールを飲むだろう。
中国人ならば「これは珍しいつまみだ」とハエを食べながらビールを飲む。
日本人は、小さいことにこだわるといいますが、さて、どんな反応を見せるのでしょうか…。
偏見を無くさないと国際化は促進できません。
今年7月に90歳で亡くなりました生態学者・梅棹忠夫先生は「世界は多様性に満ちている【ザイン~である】。一色ではなく《多色刷りの世界》をどのように構成するのか」が大事だとおっしゃってました。国際理解を進めるには、お互い異質な文化が存在していることを認めることが大前提です。
日本のモノサシと、外国のモノサシは違うのですから。