はじめに
筋ジストロフィーは筋力低下や筋萎縮を引き起こす進行性の遺伝性疾患です。日常生活の多くの面で困難を伴いますが、現代のテクノロジーを利用することで、QOL(生活の質)をぐっと向上させることができます。特に、任天堂switchやスマホを使ったゲームは、筋ジストロフィーの方々にとって素晴らしい支援ツールになります。私たちの病院でも、ゲーム支援を患者様と頭を悩ませながら取り組んでいるところです。今 . . . 本文を読む
1. はじめに
近年、医療分野においてテクノロジーの進化が目覚ましいものとなっており、その一環としてドライビングシミュレーターの導入が注目されています。特に、HONDAのドライビングシミュレーターDB型 Model A®は、リハビリテーションの新たな手法として、多くの医療施設で採用が進んでいます。
2. HONDAドライビングシミュレーターDB型Model A®とは?
ドライビング . . . 本文を読む
みなさんはじめまして!本年度より東埼玉病院リハビリテーション部門の一員に加わることとなりました、一年目の作業療法士です。
この場をお借りして、簡単な自己紹介と入職後の流れ等についてお話させていただければと思います。
元々出身は西日本のある海沿いの町で、配属の決定後にこちらへ越してきました。
気候や文化の違いなどに戸惑いながらも、先輩方や友人の助けもありなんとか生活しています。
最近はじめた . . . 本文を読む
日本人の死因の第5位は「肺炎」と言われており、その原因の多くは嚥下機能の低下による「誤嚥性肺炎」と言われています。誤嚥性肺炎は、本来食道に送られるものが、誤って気道に入り込んでしまうことを「誤嚥」といい、この誤嚥によって起こる肺炎の事です。
一般的には誤嚥をした際に「せき込み(咳嗽)」をすることで気道に異物が入らないような反射が人間には備わっているのですが、前述した通り、嚥下機能の低下がみられる . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
いつもリハビリテーション科のブログを拝見していただきありがとうございます。
今年度も東埼玉病院リハビリテーション科をよろしくお願いいたします。
この度、回復期リハビリテーション病棟のパンフレットが新しくなりました。
今回は新しくなったパンフレットを少し紹介させていただきます。
こちらが新しいパンフレットの表紙です。
当院の回復期リハビリテーシ . . . 本文を読む
皆さん、こんにちは。
毎日寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
本日は日常生活で、「ついついやりがちな行動」で「危険な動き」について解説していきたいと思います。
長い距離をお出かけして歩いた後や、お家の中を忙しく動いた後に
「あ~疲れた~」なんて言いながら、
ドシン!と「ついつい勢いよく椅子に座ってしまう・・・」
こんな動きをしてはいませんか?
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寒さの厳しい季節です。
昨日、関東地方に雪が降り、当院周辺は、すっかり銀世界となりました。
さて、SNSや様々な動画サイトにて、「経管栄養は非人間的で良くない」といった情報を見ることがあります。様々な立場・考え方があると思いますが、当院当科における経管栄養の捉え方についてお話をしたいと思います。
経管栄養とは、管や消化管瘻を用いて経腸栄養剤を投与する栄養補給 . . . 本文を読む
2024 年1月1日午後4時10分頃、能登地方を震源とする令和 6 年能登半島地震が発生し、石川県をはじめとする北陸の各県に甚大な被害をもたらすとともに、北海道から九州にかけての日本海側の広範囲にわたって津波の被害をもたらしました。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被害を受けられた皆様、関係者の皆様に衷心よりお見舞い申し上げます。
私は元旦当日、当直医師として院内におりました。幸い埼 . . . 本文を読む
作業療法士が行う特殊スイッチ支援について
-ピルケーススイッチ編-
当院には筋ジストロフィーの患者さんが多数長期療養入院されています。筋ジストロフィーは、遺伝子の変異によって体の筋肉が徐々に壊れ、進行性の筋力低下を認める遺伝性の疾患です。病気の進行により、徐々に自分で行えることが少なくなり、受動的な生活に移行していきます。
しかし、体のどこか一部分を . . . 本文を読む
当院の回復期病棟には、「片麻痺」、「失語」、「立てない」など様々な機能障害を抱えた
患者様がいます。
そのような病棟で、「いま、できること」をコンセプトにしたクリスマス会を行いました。
当日は、看護師さんによる歌とハンドベル演奏、リハビリスタッフによるオーナメント装飾を行いました。
オーナメントは、以下の写真にあるようなもので、ツリーに装飾するものです。
患者様には、 . . . 本文を読む