婆さんが行く

婆さんの食卓とワンコ

ガンの転移 その後

2013-11-08 13:47:11 | Weblog
友がガンになってからは、とりあえず
「おはよう!」の電話
「オハヨ」
だいたい声の調子で体調までわかってしまう。
「ん!?どうしたの?」
「あのね 12月には、ストマーがはずれるのじゃないかと思っていたけれど・・一生このままなんだってさ」
「そう・・・」
「放射線の照射で腸が悪くかたまったって言うんだよね」
子宮頸ガンから腹腔内に転移した塊のガンは、腸や腎臓、尿管を押し上げていた。
それををやっつけるために一ヶ月にわたって ピンポイント放射線照射をしたのだが 
そのためにストマーを装着した。
治療が終わった後 いまかいまかとストマー脱却を夢見ていた。
それがかなわぬと知って相当な落ち込みようだった。
ストマーがとれたら 一緒に温泉に入ろう。
そうそう犬も飼わなくちゃ・・そんなことを言っていたのだ。
「なぐさめの言葉は見つからないが・・それでも温泉に行っていぬを飼って楽しく生きよう」
「水着で入れる温泉がいいな」
「お部屋に温泉がついていたり 貸切の家族風呂があったり 大丈夫だよ」
「もう抗がん剤や手術や治療はやめるんだ」
「まあね 後遺症がひどい。リンパの切除で片足がすごいことになってるしね」


もしも私もガンになったら 何もせずにガンと生きて終わろうと思った。
人って寿命は、様々だ。


そんなおり 昨日から気になっている方の訃報が午後に届いた。
あまり気になって すぐに手紙と本を送ったが目にすることはなかったのですね。
入院さえしなければ もしや まだ・・ゴルフをして楽しんでいたかもしれないと思う。
運命って なんて残酷なんだろうって思う。
目から涙が零れ落ちても 悲しむまいと思う。
お疲れ様でした。
ご冥福をお祈りいたします。



  木製パレット屋のつぶやき